2011年11月26日土曜日

#49 NOと言わせると

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#49 NOと言わせると

相手にいったん“ノー”といわせると、
それを引っ込めさせるのは、なかなか容易なことではない。

さて、それはなぜでしょうか?

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A.
「自尊心が許さない」から


※「人を動かす」p.205参照
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さて、いかがでしたか?


ちょっと分かりにくいかもしれませんので、
この箇所をもう少し長く引用してみます。


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最初は、相手に“イエス”といわせるような質問ばかりを取りあげ、
できるだけ“ノー”といわせないようにしておく。

相手にいったん“ノー”といわせると、
それを引っ込めさせるのは、なかなか容易なことではない。

“ノー”といった以上、
それをひるがえすのは、自尊心が許さない。

“ノー”といってしまって、
後悔する場合もあるかも知れないが、
たとえそうなっても、
自尊心を傷つけるわけにはいかない。

いい出した以上、
あくまでもそれに固執する。

だから、はじめから“イエス”といわせる方向に
話を持って行くことが、非常にたいせつなのだ。

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なるほど。その通りですよね。


人間は「一貫性」を保つことにこだわる。

そんな話を以前聞いたことを思い出しました。

人は「嘘つき」と思われたくない
ということだったような気がします。


最初に「NO」と言ってしまった後に、

「あれ、本当はYESだったのかな?」
と思い返してみても、

「最初にもうNOって言ってしまったからな〜」

とそんな感じで自分の
「自尊心」を保つため、
「一貫性」を保つため、
「NO」の立場を貫き通すのでしょう。


みなさん、ご自身でそのような体験をしたことはありませんか?

私は「NO」と言い張り続けた
今思えば恥ずかしい体験をいろいろ思い出してきました。

いや〜、ホント恥ずかしい限りです。

「NO」から「YES」に意見を変えることはしないで、
自分のちっぽけな「自尊心」を保つために
自己防衛的な行動をついついしてしまっていたのです。



カーネギーは「YES」と相手に言わせるメリットを
ビリヤードを比喩表現として使って教えてくれています。


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話し上手な人は、
まず相手に何度も“イエス”といわせておく。

すると、相手の心理は肯定的な方向へ動き始める。

これはちょうど、玉突きの玉が
ある方向へころがりだしたようなもので、
その方向をそらせるには、
かなりの力がいる。

反対の方向にはね返すためには、
それよりもはるかに大きな力がいる。

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みなさまの頭の中に、
ビリヤードの玉が同じ方向へ転がり続ける様子が
浮かんでいますか?

白い玉とぶつかった黄色の9番ボールが、
コーナにある穴(ポケット)に向かって
ゆっくりとゴロゴロ真っすぐ転がって向かっている。

そんな映像が私の頭の中に今浮かんでいます。


このイメージをカーネギーの教えとして
右脳に刻み込んでおきたいと思います。



【今日の実践】

今日は、息子のお誕生日のお祝いを家族でやります。

議論することが大好きな私の母もうちに来ます。

今日はおめでたい席でもありますので、
母と一切議論をしないで
「YES」と言ってもらえるような話し方を実践してみます。




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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった問題)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/

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