2011年11月13日日曜日

#41 切り出す言葉

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#41 切り出す言葉

相手の誤りを指摘しないことは、
人間関係においてとても大切なことです。

それでは、相手が間違っていると思ったときには、
(思うばかりではなく明らかに間違っていたときでも)

どのような言葉を使って話を切り出して行けばいいのでしょうか?

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A.
「おそらくわたしのまちがいでしょう。」


※「人を動かす」p.169参照
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さて、いかがでしたか?

すごい切り出しですよね。


自分ではなく、相手の方が間違っていると思っている時や
明らかに相手が間違っている時でも、

カーネギーは
「おそらくわたしのまちがいでしょう。」
と切り出すことを勧めているのです。


カーネギーから教えてもらわない限り、
そのような状況で
私はこんな台詞を一生言うことがなかったと思います。



かなり極端な教えと感じる方がいるかもしれないので、
本の中に書かれているエピソードを紹介してみます。

アメリカで自動車販売をしている男の話です。

彼が言うには、自動車販売の仕事はストレスが多く、
客の苦情に対しても、
つっけんどんになりがち。

そこで今までの作戦を変えて、
お客に対して、次のように言うようにしてみた。


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「おはずかしい話ですが、
 わたしどもの店ではこれまでに
 ヘマをしたことが何回かあります。

 今度も、何か考えちがいがあるかも知れません。

 お気づきの点がありましたら、
 どうぞおっしゃってください。」


これで、相手側も気を許して、
胸にあることを率直に話し、
最後にはものわかりよく決着をつけてくれる。

わたしの“理解ある態度”に対して、
客から例をいわることもあった。

新車を買いたいという友人まで店に連れてきて
紹介してくれた人がふたりもいた。

競争の激しい自動車業界では、
そういう客が何よりもありがたい。

客の意見を尊重し、
客をたいせつにあつかうことだけが、
激しい競争に勝つ道だとわたしは思っている。

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なるほど、そういうものなのですね、人間関係とは。



誤りを指摘しても、相手は変わらないという真理を
歴史上の偉人たちがいろんな言葉で表現していることも
本の中で紹介されています。


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教えないふりをして相手を教え、
相手が知らないことは、
忘れているのだといってやる

アレクサンダー・ポープ(18世紀のイギリスの詩人)

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人にものを教えることはできない。
みずから気づく手助けができるだけだ。

ガリレオ・ガリレイ

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できれば、人よりかしこくなりなさい。
しかし、それを、人に知らせてはいけない。

17世紀の政治家チェスターフィールド卿が息子に与えた処世訓

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わたしの知っていることはひとつだけだーーー
自分が何も知っていないということ。

ソクラテスが弟子に繰り返して言った言葉

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そして、これらの言葉の後に、
カーネギーはこう続けています。


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わたしは、どうまちがっても
ソクラテスよりかしこいはずがない。

だから、他人のまちがいを指摘するようなまねは、
いっさいしないことに決めた。

この方針のおかげで、
ずいぶんと得をしてきた。

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私(影山)がソクラテスやカーネギーより賢いことは
絶対にありえないので、
相手の間違いを指摘するなんて阿呆なことは
絶対にしないようにしていきます。



【今日のモットー】

今日の朝、家を出て駅に着くまでの間で、

「おそらくわたしのまちがいでしょう。」

という台詞を小声で10回言ってみる

自分としては全くもって不慣れなこの台詞が
少しでも自分らしく言えるようにチャレンジしていきます。



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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった問題)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/

1 件のコメント:

  1. 本を読むよりも影山さんのブログを拝見する方が、ひとつずつ丁寧に学べている気がします。ありがとうございます。本もかばんに入れて電車で読み返してみたいと思います。

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