(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です
【カーネギーからの質問】#43 自分が悪いと知ったら…
相手と話している途中に、
自分の方が間違っている、自分の方が悪いと気づいたら、
そのとき何をした方がいいのでしょうか?
===================
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
A.
自ら誤りを認める
※「人を動かす」p.186参照
===================
さて、いかがでしたか?
カーネギーが自ら誤りを認めた方がいいと主張する理由を
こんな風に表現してくれています。
**********
自分が悪いと知ったら、
相手にやっつけられる前に自分で自分をやっつけておいたほうが、
はるかに愉快ではないか。
他人の非難よりも自己批判の方がよほど気が楽なはずだ。
自分に誤りがあるとわかれば、
相手のいうことをさきに自分でいってしまうのだ。
そうすれば、相手には何もいうことがなくなる。
十中八、九まで、相手は寛大になり、
こちらの誤りを許す態度に出るだろう
**********
なるほど、その通りですよね。
このことについて、
カーネギーは自分の飼い犬レックス(小さなブルドック)と
警官のエピソードをわかりやすく紹介してくれています。
(1回目の警告)
カーネギーはレックスを連れて公園まで散歩に出た。
レックスは人に噛みついたりする犬ではないので、
鎖も口輪もつけずに、公園で放した。
すると警官が寄ってきて、法律違反だと指摘を受けた。
その時カーネギーは、
法律違反であることは知っているが、
この犬は人に危害を加えるような犬ではないと反論した。
それに対して警官は、
君の犬はりすや子供に噛みつくかもしれない。
今日のところは見逃すが、次やったら裁判所に行ってもらうことになる
と警告を受けた。
※カーネギーが反論したら、警官は次回は裁判所行きと警告した
(2回目の警告)
カーネギーは、犬が口輪をいやがるので、
警官に見つかったら見つかったときのことと覚悟を決め、
口輪をしないで公園意への散歩を続けた。
そしてある日、警官に見つかってしまった。
**********
いよいよめんどうになってきた。
わたしは観念して、警官の発言を待たずに先手を打った。
「とうとう、現行犯でおさえられましたね。
わたしが悪いのです。何もいうことはありません。
ーーー先週、あなたから、二度とこういうことがあれば
罰金だと注意されたばかりですから」
「うん、だが、まあ、あたりに人がいないときには、
こんな小さな犬のことだし、つい放してみたくなるのも人情だろう」。
警官の声はおだやかだった。
「まったくそのとおりです。だが、法律は法律です」。
「しかし、まあ、こんな小さな犬は、だれにも危害は加えないだろう」。
警官はそういって異議をとなえる。
「いや、りすにかみつくかも知れません」。
「それは君、考えすぎだよ。
それでは、こういうことにしたら、どうだーーー
坂の向こうへ連れて行って、放してやるんだ。
そうすれば、わたしの目も届かないからね。
それで万事解決ということにしよう」。
**********
ということで、何とも面白いエピソードですよね。
お互いがゆずりあいはじめるという
とても奇妙ねことが実際に起きた訳です。
カーネギーはこのエピソードを次のようにまとめています。
**********
警官も人間だ。
やはり、自己の重要感がほしかったのである。
わたしが自分の罪を認めたとき、
彼の自負心を満足させる唯一の方法は、
わたしを許して太っ腹なところを見せることだったのだ。
だが、もしわたしがいいのがれをしたとすればーーー
警官と議論すれば、どんなことになるか、読者もご承知のはずだ。
警官と渡りあうかわりに、わたしは、先方が絶対に正しく、
自分が絶対に悪いと認めた。
即座に、いさぎよく、誠意をこめて、認めた。
すると、互いにゆずりありがはじまり、
わたしは相手の身に、
相手はわたしの身になって話しあい、
事件はめでたく解決したのである。
前に法の権威でおどしつけたこの警官が
一週間後に見せたやさしい物腰には、
ださもおどろかされたことだろう。
**********
「人を動かす」の別のパートにあった、
『自己重要感を満たす』
という戦略と完全にシンクロしていることが分かると思います。
『議論を避ける』
『誤りを指摘しない』
『誤りを認める』
というカーネギーの教えを実践するよう意識していきます。
【今日のモットー】
自分の方が悪いと気づいたら、
相手にやっつけられる前に
自分で自分をやっつけて
愉快な気分になる
------------------------------
《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。
日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
------------------------------
バックナンバー(過去につくった問題)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿