2011年11月8日火曜日

#37 ベンジャミン・フランクリン

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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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【カーネギーセブン Project】今日の質問

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART3「人を説得する十二原則」第1節の2日目

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カーネギーからの質問 #37

Q.

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ベンジャミン・フランクリンはよくこういっていた

「議論したり反駁しているうちには、
 相手に勝つようなこともあるだろう。
 しかし、それはむなしい勝利だ」

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ベンジャミン・フランクリンがそう言っていた理由とは、
一体何でしょうか?

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  ↓
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A.
相手の好意は絶対にかち得ないのだから。


※「人を動かす」p.161参照
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さて、いかがでしたか?

確かに、勝ったとしても、好意を得られる訳ないですよね。

相手をノックアウト=ぶっとばしてしまったのですから…


カーネギの講習会に参加した会計士(フレデリック・パーソンズ)の
興味深いエピソードも紹介されています。


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【BEFORE】議論白熱中

税務監査官と一時間にも及ぶ議論の中で、
九千ドルの一項目が問題になった。

パーソンズの主張:

この九千ドルは事実上の貸し倒れで
回収不能であるから
課税の対象にされるべきではない


監査官の主張:

「貸し倒れ!ばかばかしい!
 当然、税金の対象になるよ」


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【転換点】

パーソンズ:

「議論」をやめて話題を変えて、
相手を「賞讃」することにした

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ほんとうに、あなたのお仕事は大変ですね。

この問題などはほんのささいなもので、
もっともっと重要なむずかしい仕事をなさってるんでしょう。

わたしも商売がら租税の勉強をしていますが、
わたしのは、書物から得た知識にすぎません。

あなたは実際の経験から知識を得ていらっしゃる。

わたしも、あなたのような仕事に
つけばよかったと思うことがよくあります。

きっといい勉強になるでしょう。

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【AFTER】賞讃後

3日後、
彼(監査官)は私(パーソンズ)の事務所にやってきて、
税金が申告通りに決定したことを伝えた。

(パーソンズは追加の税金を支払わずに済んだ)

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この監査官は、人間のもっとも普遍的な弱点を
さらけ出して見せたのである。

彼は重要感を欲したのだ。

パーソンズと論争をしているあいだは、
権威をふりまわすことによって重要感を得ていた。

ところが、自分の重要感が認められて議論が終り、
自我の拡大がおこなわれると、
たちまちにして彼は、
思いやりのある親切な人間に変わったのだ。

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『議論を賞讃に変える』

たったこれだけで、状況を一変させることができるのですね。


昨日紹介した「トラックセールスマン」の話と同じように
今日の「税務監査官」のエピソードも、
記憶にねちっとくっつけておきたいと思います。




【やってみよう!】

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『議論を賞讃に変える』

是非これを実践しましょう。

1)よく議論をする相手を一人思い出してみよう

2)その相手と次回会ったときに、
  議論ではなくどんな「賞讃」の言葉を投げかけるのか
  その台詞を考えてみよう。

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(影山勝巳の場合)

1)
ダーキーさん

2)
・彼の頭の回転の速さ
・相手のことを一番に考える「For You」の精神

この二つの素晴らしさを
率直に伝えてみることにします。





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【復習】カーネギーからの質問 #037

Q.

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ベンジャミン・フランクリンはよくこういっていた

「議論したり反駁しているうちには、
 相手に勝つようなこともあるだろう。
 しかし、それはむなしい勝利だ」

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ベンジャミン・フランクリンがそう言っていた理由とは、
一体何でしょうか?

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A.
相手の好意は絶対にかち得ないのだから。


※「人を動かす」p.161参照
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