2012年1月1日日曜日

#59 善意を持たせる魔法の文句

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#59 善意を持たせる魔法の文句

口論や悪感情を消滅させ、
相手に善意を持たせて、
あなたのいうことを、
おとなしく聞かせる魔法の文句とは、

いったいどんな台詞でしょうか?

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A.
「あなたがそう思うのは、もっともです。
 もしわたしがあなただったら、やはりそう思うでしょう」

※「人を動かす」p.236参照
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さて、いかがでしたか?

少し分かりにくいかもしれませんので、
もう少し長く引用してみます。

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口論や悪感情を消滅させ、
相手に善意を持たせて、
あなたのいうことを、
おとなしく聞かせる魔法の文句を披露しようーーー


「あなたがそう思うのは、もっともです。
 もしわたしがあなただったら、やはりそう思うでしょう」


こういって話を始めるのだ。

どんなに意地悪な人間でも、
こういうふうに答えられると、
おとなしくなるものだ。

しかも相手の立場になれば、
当然相手と同じ考えを持つわけだから、
この文句には百パーセントの誠意がこもるはずだ。

仮にわれわれがカポネとまったく同じ精神と肉体を持って生まれ、
まったく同じ環境に育ち、
まったく同じ経験を積んだとすると、
カポネと寸分違わない人間になり、
カポネと同じことをやるはずだ。

われわれがヘビでない唯一の理由は、
われわれの両親がベビでなかったからだ。

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とてもロジカルな論理展開がされていますね。

少し理屈っぽく映るかもしれませんが、

「あなたがそう思うのは、もっともです。
 もしわたしがあなただったら、やはりそう思うでしょう」

この2行が肝ですね。

そのポイントは、

・相手の立場に立つ
・相手に同情の感情を持つ

ということです。

そして、この先も引き続き、
ロジカルな論理が展開されています。

**********

われわれの人となりには、
自分が手をだしてつくった部分は、
ほんのわずかしかない。

したがって、われわれの接する相手が、
どんなにいら立っていたり、
偏屈だったり、
わからずやだったとしても、
その責めを本人に帰するわけにはいかない。

気の毒だと思ってやるべきだ。
同情してやることだ。

そして、こう考えるのだ。

「もし神様のお恵みがなかったら、
 この相手がわたし自身の姿なのだ」。

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実に切れ味鋭い論理展開ですね。

そして、最後にはこんな決め台詞があります。

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「もし神様のお恵みがなかったら、
 この相手がわたし自身の姿なのだ」。

われわれが交渉を持つ相手の四分の三は、
みな同情に飢えている。

それを与えてやるのだ。

好かれることは請けあいである。

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なんとも迫力のあるオチですね。

【今日の実践】

「もし神様のお恵みがなかったら、
 この相手がわたし自身の姿なのだ」

という、相手に対して同情を持てる
そんなマインドセットを強く持つようにします。

その上で、
「あなたがそう思うのは、もっともです。
 もしわたしがあなただったら、やはりそう思うでしょう」
という台詞は自分にとって少し固い台詞なので、
もっと自分らしい言い回しにアレンジしてみます。

そして、その言葉を言う必要が出たとき、
自分の言葉として自然に出て来るように練習をしてみます。

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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/

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