(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です
【カーネギーからの質問】#66 「しかし」ではなく
人を注意を与える際、まずほめておいて、
つぎに“しかし”ということばをはさんで、
批判的なことをいいはじめる人が沢山います。
この言い方だと、相手がその注意を受け入れてくれるか、
甚だ怪しいものです。
この“しかし”という言葉を別の三文字に置き換えるだけで、
相手が喜んでその注意を受け入れるように様変わりします。
さて、その魔法のようなひらがな三文字とはなんでしょうか?
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A.
“そして”
※「人を動かす」p.276参照
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さて、いかがでしたか?
これだけでは分かりにくいので、
該当箇所の前後をしっかりと長く引用してみます。
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人の気持や態度を変えようとする場合、
ほんのひとことのちがいが、
成功と失敗の分かれ目になることがある。
人を批判する際、まずほめておいて、
つぎに“しかし”ということばをはさんで、
批判的なことをいいはじめる人が多い。
たとえば、子供に勉強させようとする場合、
つぎのようにいう。
「ジョニー、お父さんもお母さんも、
お前の今学期の成績があがって、
本当に鼻が高いよ。
しかし、代数をもっと勉強していたら、
成績はもっとあがっていたと思うよ」。
この場合、“しかし”というひとことが耳にはいるまで
ジョニーは激励されて気をよくしていただろう。
ところが“しかし”ということばを聞いたとたん、
今のほめことばがはたして本心だったのかどうか疑いたくなる。
結局は批判するための前置きにすぎなかったように思えてくる。
信頼感がにぶり、
勉強に対する態度を変えようとするねらいも失敗におわる。
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確かに失敗に終わりそうですね。
その続きとして、
カーネギーからこんなことが提案されています。
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この失敗は“しかし”ということばを、
“そして”に変えると、すぐに成功に転じる。
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さて、“しかし”を“そして”に変えた上で、
“そして”に続く台詞をどのようにすればいいのか、
ちょっと考えてみてください。
先を読む前にちょっと考えてほしいのです
さあ、いかがでしょうか?
“そして”に続く台詞がイメージできましたか?
それでは、カーネギーがお勧めする台詞を紹介してみます。
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「ジョニー、お父さんもお母さんも、
お前の今学期の成績があがって、
本当に鼻が高いよ。
・・・
そして、来学期も同じように勉強をつづければ、
代数だって、ほかの課目と同じように
成績があがると思うよ」。
こういえば、ジョニーは、
ほめことばのあとに批判がつづかないので、
素直に耳をかたむけるだろう。
これで、ジョニーに変えさせようとした問題点が
遠まわしにしらされたことになり、
その結果、彼は期待にこたえようと努力するだろう。
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いやはや、すごい違いですね。
“しかし”を“そして”に変えると
メッセージ全体の持つ意味が変わってきますね。
“しかし”“しかし”“しかし”で育てられた子供と、
“そして”“そして”“そして”で育てられた子供とでは、
随分大きな違いが生まれそうですね。
このことは、子供に限らず、
自分の周りにいる家族、仲間、スタッフなど
すべての人に対しても全く同じことだと思います。
このちょっとした配慮が、積もり積もって途方もなく大きな違いになる。
そんな威力とおそろしさを同時に感じています。
【今日の実践】
とにかく、できるかぎり批判をしない。
批判的な言い回しを使わない。
このことを肝に銘じたいと思います。
自分は正しいと思って批判的なことを言っても、
言われた方はやはりつらいという事実を忘れないようにします。
そして、批判的なことが言いたくなったら、
そこをぐっとこらえて、
その逆側からアプローチできないか考えてみます。
その時、水の入ったコップを頭の中でイメージしてみます。
コップの中の水が、
「もう半分しかない」と言うのか、
「まだ半分もある」と言うのか、
ものはいいようです。
批判的なメッセージを無理矢理にでもプラスのメッセージに変えて
口から出すよう、意識して、意識して、やり続けてみます。
本当にかなり強くしないと
すぐに批判的な言葉が飛び出しそうなので
日々意識してやり続けてみます。
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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。
日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/
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