(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です
【カーネギーからの質問】#67 小言をいう場合
人に小言をいう場合、何かをしてから、まちがいを注意してやると、相手はそれほど不愉快な思いをしないで済みます。さて、その「何か」とは、いったい何でしょうか?
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A.
謙虚な態度で、
自分は決して完全ではなく、
失敗も多いがと前置きしてから・・・
※「人を動かす」p.281参照
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さて、いかがでしたか?
このことはエピソードとセットで捉えると
すごく分かりやすいと思いますので、
該当箇所を引用してみます。
このエピソードの背景をまず先に紹介します。
カーネギーにはジョセフィンという姪がいた。
その姪が高校を卒業した後、両親の元を離れて、
ニューヨークにいるカーネギーの秘書として働くことになった。
彼女は当時19歳。仕事の経験が全くないため、
最初の頃は、へまばかりやっていた。
ある日のこと、カーネギーは彼女に小言をいおうとした。
しかし、思いとどまり、その代わりにこう言った。
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「ジョセフィン、これはいけないよ。
しかし、まあ、わたしが今までにやった失敗にくらべると、
これくらいは物の数ではないさ。
はじめはまちがうのがあたりまえだよ。
経験を積んではじめてまちがいもなくなるのだ。
わたしの若いころにくらべれば、
今のおまえのほうがよほどましだ。
わたしはずいぶんへまをやった覚えがあるから、
おまえに小言をいう気にはなれないが、
どうだろうーーー
こんなふうにしてみては・・・」。
人に小言をいう場合、
謙虚な態度で、
自分は決して完全ではなく、
失敗も多いがと前置きして、
それからまちがいを注意してやると、
相手はそれほど不愉快な思いをせずにすむものだ。
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なるほど。
結構苦しい言い回しとも感じますが、
ストレートに小言をいわれるのとは
全く違った感じにはなりますね。
注意を与えたり小言をいうときは、どうしても
「上から目線」
になってしまいますよね。
それを和らげるコツが
「自分のあやまちを話す」
という作戦ですね。
カーネギーはこのことをもっと具体的に、
「まず自分の誤りを話したあと相手に注意する」
と教えてくれています。
またこのことを応用した別のエピソードを紹介した後で、
次のような教えもまとめてくれています。
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謙遜と賞讃は、われわれの日常の交際にも、
大きな効果を発揮することができるはずだ。
正しく応用すれば、人間に奇跡を生み出すこともできるだろう。
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ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、
p.282〜284で紹介されているドイツ帝国の皇帝のエピソードを読めば、
ちゃんと納得してもらえると思います。
【今日の実践】
「相手を叩きたくなったら、その前に自分を叩く」
「振り上げた拳で、まずは自分の頭を叩く」
「まず自分の誤りを話したあと相手に注意する」
自分の頭を右手の拳で軽く叩きながら
自分のダメダメ話をしてみます。
その話を聞いてくれた相手の顔を確認した後で、
初めて注意を与えるよう気をつけてみます。
自分にとってかなり難しいチャレンジになりそうですが、
「自分の頭を右手の拳で軽く叩く」動作を
一日に一度は練習してみます。
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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。
日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/
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