(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です
【カーネギーからの質問】#71 ほめる極意
だれでもほめてもらうことはうれしい。
だが、その言葉が○○○を持っていてはじめて誠意のこもったことばになる。
さて、この○○○に入る漢字三文字とは何でしょうか?
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A.
具体性
※「人を動かす」p.300参照
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さて、いかがでしたか?
このことを納得してもらうために
該当箇所の前後をもう少し長めに引用してみます。
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だれでもほめてもらうことはうれしい。
だが、その言葉が具体性を持っていて
はじめて誠意のこもったことば、
つまり、ただ相手を喜ばせるための
口先だけのものでないことば、
として相手の気持をじかにゆさぶるのである。
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単におだててほめればよい
ということでないことは十分わかります。
このことをより深く理解するために
エピソードも併せて紹介したいと思います。
以下が、印刷会社を経営する
カリフォルニア州のキース・ローバーに関するエピソードです。
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あるとき、ローバーのところに
刷りあがった印刷物がまわされてきたのを見ると、
格段の出来ばえだった。
これを仕上げたのは新入りの工員で、
職場になじめず苦労していた男だった。
主任もこの男が気に入らず、
クビにしようと考えていたのだった、
ローバーは工場に出向き、この青年と直接話をした。
自分の手もとに届いた製品の仕あがりは、
近ごろにない出来ばえだと青年をほめ、
その良さを具体的に指摘した。
こんなりっぱなものをつくれる青年は、
この会社の誇りだともいった。
ローバーの賞讃が、この青年の会社に対する態度を変えた。
彼は、社長との会話を同僚に話し、
いい仕事のわかる人がこの会社にもいるのだと皆に説明した。
それからというもの、
この青年は、忠実で、献身的な従業員になった。
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いやはや、これはすごい。
職場になじめずクビ寸前の社員が、
会社の自慢をして、忠実で、献身に変身した
という実話なのです。
そして、カーネギーはこのエピソードで注目するべきポイントを
次のようにまとめています。
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この場合、ローバーは、お世辞で青年をおだてたのではなかった。
製品のどこがすぐれているか、はっきりと説明したのである。
そのために、ほめことばが、
意味をもって相手の心に伝わったのだった。
だれでもほめてもらうことはうれしい。
だが、その言葉が具体性を持っていて
はじめて誠意のこもったことば、
つまり、ただ相手を喜ばせるための
口先だけのものでないことば、
として相手の気持をじかにゆさぶるのである。
われわれには、他人から評価され、
認められたい願望があり、
そのためにはどんなことでもする。
だが、心のこもらないうわべだけのお世辞には、反発を覚える。
重ねていう。
本書の原則は、それが心の底から出る場合にかぎって効果をあげる。
小手先の社交術を説いているのではない。
新しい人生のあり方を述べているのである。
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カーネギーの気合いがみなぎる、なんともすごいメッセージですね。
【今日の実践】
わずかなことでも惜しみなく心からほめる。
そのために、具体性を持った言葉で
心を込めて伝えて行きます。
この教えを実践する工夫をこんな感じでしたみたいと思います。
「あっ、どうもありがとう。・・・・・」
という感じで、
まずは冒頭で「ありがとう」と言ってから、
具体性を持たせた言葉を続けて行くことにします。
「ありがとう」という、とても素敵な魔法の言葉を上手に活用していきます。
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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが
「一人さんの本を読む時間があったら、
カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」
と「強運」という著書の中で語っています。
日本一の商売人が勧めてくれるのだから、
素直に従ってみようと思い立ちました。
さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、
自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、
この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/
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