(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です
【カーネギーからの質問】#70 自分が正しくても
たとえ自分が正しく、相手が絶対にまちがっていても、
その顔をつぶすことは、どういう結果を招くことになるでしょうか?
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A.
相手の自尊心を傷つけるだけに終わる
※「人を動かす」p.294参照
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さて、いかがでしたか?
それでは、質問と答えをつなげた形で、
カーネギーの教えを引用してみます。
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たとえ自分が正しく、
相手が絶対にまちがっていても、
その顔をつぶすことは、
相手の自尊心を傷つけるだけに終わる.
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確かにその通りですね。
相手の顔をつぶす
相手の面子をつぶす
ことは、百害あって一利なしという感じがします。
それでは、顔を立てたとき、
どのようなことが起こるのか、
そのエピソードを紹介してみます。
アンナ・マーゾンという女性が、
入社以来はじめての大仕事を命じられた。
それは、ある新製品のテスト販売であった。
テスト販売をした結果、
企画の段階で大きなミスがあったため、
テスト販売をすべてやりなおさなければいけない事態になった。
おまけに、この企画を報告する予定の会議まで、
上司である部長と打ち合わせをする時間が持てない。
そんなアンナにとって厳しい状況で会議は始まった。
アンナは調査結果を手短に報告し、
自分に落ち度があったことを認めた上で、
次の会議までにもう一度調査すると説明をした。
そしてその後、上司である部長はどのような対応をとったのか?
その様子をアンナの言葉として紹介されていますので
それを引用してみます。
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部長は、わたしの労をねぎらい、
新しい企画には、ミスはつきものだといい、
再調査が正確に有意義なものになることを確信すると述べました。
部長は、わたしを信じており、
わたしがベストをつくして、なお失敗したのは、
能力不足ではなく、経験不足からだと、
全員の前でいってくれたのです。
会議が終わって、わたしは、
二度と部長の期待にそむくまいと心に誓いながら、
胸を張って部屋を出ました。
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もし、何かあなたがミスをした時に、
上司やクライアントが
アンナの上司のような対応をしてくれたら
どうでしょうか?
私でしたら、
「この恩は絶対にお返しするぞ」
と心に固く誓うことになるはずです。
相手のミスを非難して顔をつぶすのではなく、
顔をたてる威力と効果を強く感じます。
それでは最後に、
航空界のパイオニアで「星の王子さま」の作家としても知られている、
サンテグジュペリの言葉を引用しておきます。
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相手の自己評価を傷つけ、
自己嫌悪におちいらせるようなことをいったり、
したりする権利はわたしにはない。
たいせつなことは、
相手をわたしがどう評価するかではなくて、
相手が自分自身をどう評価するかである。
相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪なのだ。
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【今日の実践】
自分が正しい、絶対に間違っていないという確信がある時ほど、
自信を持って自分の主張を押し通そうとする自分がいます。
しかし、そういうときこそが要注意。
相手の顔をつぶすようなことは
どんな状況でも避けるべき。
百害あって一利なしなのです。
ということで、
自分が正しい、絶対に間違っていないという自信がある時には、
「星の王子さま」を思い出すことにしたい。
しかし、「星の王子さま」の本をちゃんと読んだことがないのです。
中学生の時に読み始めて、途中で読むのを止めた記憶がかすかにあるだけで、
本の中身はまったく記憶に残っていません。
今、Amazon.comを見てみたら、こんな本があることを知りました。
「新訳 星の王子さま」倉橋由美子(訳)
http://tinyurl.com/6rx5tuj
大人のための「星の王子さま」
全世界で「聖書」の次に読まれていると言われる『星の王子さま』。今年、多くの出版社から新訳が出る中で、最も簡潔で美しい日本語訳が、この倉橋由美子訳です。この半世紀、日本での『星の王子さま』は、童話として、あるいは純粋な「子どもの心」からのメッセージとして読まれてきました。倉橋由美子の訳では、けして子どものために書かれたものではなく、むしろ「大人のために」書かれた悲しい物語として訳されています。世界の傑作を、最も格調高く、文学の香りに満ちた新訳でおたのしみください。
倉橋由美子の訳
このことがかなり気になり、早速購入しました、
この本を読んでみて、そのイメージを
「顔を立てる」とくっつけて記憶することにしてみます。
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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。
日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/
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