2011年12月3日土曜日

#51 ソクラテス式問答法

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です


【カーネギーからの質問】#51 ソクラテス式問答法

アテネの哲人ソクラテスは、
人を説得することにかけては古今東西を通じての第一人者である。

ソクラテスは、○○するようなことは、決してやらなかった。


さて、○○に入る言葉とはなんでしょうか?(二文字ではなくもっと長いです)

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A.
相手の誤りを指摘


※「人を動かす」p.212参照
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さて、いかがでしたか?


この文だけ読むと、当たり前のことと思えるかもしれませんので、
この先までもう少し長く引用してみます。


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人類の思想に大変革をもたらしたアテネの哲人ソクラテスは、
人を説得することにかけては古今東西を通じての第一人者である。


ソクラテスは、
相手の誤りを指摘するようなことは、決してやらなかった。

いわゆる“ソクラテス式問答法”で、
相手から“イエス”という答えを引き出すことを主眼としていた。

まず、相手が“イエス”といわざるをえない質問をする。

次の質問でもまた“イエス”をいわせ、
つぎからつぎへと“イエス”を重ねていわせる。

相手が気づいたときには、
最初否定していた問題に対して、
いつの間にか“イエス”と答えてしまっているのだ。

相手の誤りを指摘したくなったら、
ソクラテスのことを思い出して、
相手に“イエス”といわせてみることだ。

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なるほど。
やはり“イエス”と答えられる質問をしましょう
ということなのですね。


私は今まで、ソクラテス式問答法とは、
「質問を受けたら、それに答えるのではなく質問を投げ返す」
というものだと思っていました。

単に「質問を投げ返す」のではなく、
“イエス”と答えられる質問を投げるのが肝みたいですね。


カーネギーはこのようにソクラテスのことを紹介した直後に、
中国の古いことわざを引用して、
「人を説得する十二原則」の5番目である
「“イエス”と答えられる問題を選ぶ」
の項を締めています。


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中国の古いことわざに

“柔よく剛を制す”

というのがある。

五千年の歴史をもつ民族にふさわしい
名言ではないか。

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確かにそうですよね。


技術が大幅に進歩してたおかげで
世の中は昔と比べて大きく変わっているような気がします。

しかし、ソクラテス式問答法や中国の古いことわざを知ると
人間の本質は全く変わっていないことに気づかされます。



【今日の実践】

今日は平秀信先生と「英語企画会議」を行います。

アイディアを出そうとする時、
今まではすべてを本音でぶつけた方がいいと信じていました。

しかし、今日は少し作戦を変えて、
相手から質問を受けたらそれに答えずに
相手が“イエス”と答えられる質問を投げ返してみます。

自分にとって、かなり大きなチャレンジとなりそうですが、
まずは意識してやっていることにします。



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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/

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