2012年10月3日水曜日

逆算の威力


年末の12月10日に無料セミナーを開催します。

お客様やお客様候補をお招きする無料セミナーは
ほぼ毎月開催しているのですが、
12月のセミナーは共催というスタイルです。

共催型のセミナーは今回が初めてとなります。


今朝はその共催相手の方と打ち合わせを持ちました。

今日が初回の打ち合わせだったので、
こちらは資料等はなにも準備しなかったのですが、
相手の方は、ラフなスケジュール表を持参してくださいました。

(素晴らしい準備です。ありがとうございました。)


それを見て分かったことは・・・


今日から準備をしないと間に合わないということ。


ビックリしました。



12月10日に行う共催型のセミナーの前にも
4つの無料セミナーを予定しています。


10月:1つ(150人規模)

11月:2つ(60人規模と30人規模)

12月:1つ(30人規模)


10月開催のセミナーは最後の追い込み状態ですが、
それ以降のセミナーの準備はまだ構想を固めただけで、
具体的な準備作業には手を付けていませんでした。


しかし、12月10日開催のため
随分先のように思えたこの共催セミナーの準備を
今日から始めないといけないとは?

夢にも思っていませんでした。


リアルに想像していないことは形にならない。

でも、スケジュールを逆算して、
「これはちゃんとやらないとまずい」
と一旦思えたら、
後は作業を着実に進めるだけです。



「欲しい研修成果から逆算して、
 研修プログラムを設計しましょう!」

とか、

「ぼんやりとしたままでもいいから、
 自分が目指す世界を決めて、
 そこから逆算で考えて、
 今日一日24時間の使い方を考えて行きましょう!」

などと、日頃から唱え続けている自分なのに、
たかだかセミナーの準備ですら逆算で考えることができていない。

そんなダメダメな自分に気づくことができました。

Aさん、本当にありがとう。



ロンドンオリンピックのメダリスト達は、
2012年の夏に行われる本番から逆算して、
4年間準備をしたのだと思います。


私の大好きなサッカー日本代表も、
2014年に行われるブラジルワールドカップでの勝利から逆算して、
着実にプロジェクトを進めています。

その逆算されたプロセスの一つとして、
今月のヨーロッパ遠征が組まれ、
フランスやブラジルと対戦するのです。


もっともっと、
この「逆算の威力」を
自分の人生に取り入れていきたい。

そんな気付きを得ることができました。

Aさん、本当にありがとう。

2012年10月2日火曜日

フィードバック・ループ


人材育成の仕事をしていて常々思うのが、

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いいこと教えても、
現場で使ってもらえなかったら
意味がない。
-------------------------------

ということです。


7年前に作った
アイディア社ホームページのトップ画面にも
似たような言葉を書いて、
そのまま今まで使っています。

それは、こんなメッセージです。

-------------------------------
いい研修を実施しても、
現場で役に立たないと
まったく意味ないんだけど・・・

そんなお悩みにお応えします。
-------------------------------
http://www.ide-development.com/



また、自分が学ぶ立場の時には、

-------------------------------
いいこと学んでも、
実践しなけりゃ意味がない。
-------------------------------


そして、平秀信先生の教えである、

-------------------------------
実践こそがすべて。
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こんなことを日々考えています。


学ぶ
やる(実践)
振り返る
そして、次の作戦を考える


そんな、PDCAサイクルと呼ばれている
フィードバック・ループを

いかに高速で回すのか?

いかに、深く振り返るのか?

その辺りがとても重要なのだと再認識しています。



そして今現在、私は次のような4種類のタイミングで
「フィードバック・ループ」を回す仕組みを持っています。


DAILY(毎日):
・今日の1番ピン
・Funky List
・ブログ投稿(3日前に再開したばかりですが…)


WEEKLY(週単位):
・行動習慣化プログラム Action T.C.
 http://actiontc.jp/


MONTHLY(月単位):
・ひとり経営会議


QUATERLY(四半期=3ヶ月単位):
・名称未定
(まだ名前をつけていなかったことに、今気づきました)



私のような凡人は、

・やることを決める(P:Plan)
・実際にやる(D:Do)
・やった結果を振り返る(C:Check)
・次にやることを決める(A:Action)

という「フィードバック・ループ」を
ぐるぐるグルグル、日々回し続ける以外に、

 夢の実現

 目標達成

 自己成長

することはできないように思っています。


やった結果、
それが成功しても失敗に終わっても、
実践した者だけが到達できる境地があるはずです。

その結果から、いかに次ぎにつながる学びを引き出せるのか?

その辺りが勝負です。



そのためにも、とにかく、

「回し続ける」


このことに意識を集中していきます。



9月30日に再開したブログ投稿も今日で3日目。

明日やらないと、三日坊主になってしまします。


そうならないよう自戒を込めて、
自分の考えを書き出してみました。


明日も、自分の思考を稚拙ながらも書き出して、
続けていきます。


今日のタイトルとした、
「フィードバック・ループ」については、
書きたいことが色々あるので、
また今後書き足して行きたいと思います。

2012年10月1日月曜日

四半期


今まで、年、年度、四半期などを強く意識して、
仕事や人生に取り組むことはほとんどありませんでした。

ほぼ毎年、「新年の計」みたいなものを考えたリはしますが、
2月も半ばになると、ほぼ忘れてしまっている。

そんな有り様です。


自分にふさわしい目標を設定し、
その目標達成を常に意識しながら行動を選択する。

その結果、期限までに目標が達成できてもできなくても、
そのプロセスは自分を大きく成長させるのではないか。

そんな風に思うようになりました。


しかし、年の単位ではあまりにも長過ぎ、
自分の集中力を保てる自信がありません。


四半期


これなら行けそうなイメージが湧いてきました。

四半期=3ヶ月=90日

90日後をイメージすると、
近すぎず、遠すぎず、
自分にとって丁度よい塩梅です。


今日は10月1日。
四半期のスタートです。

この四半期の目標をセットしました。
ビジネスにおける数値目標です。

この数値目標を公開するのは
あまりに生々しいので控えますが、
この四半期のテーマは公に宣言したいと思います。


今四半期のテーマ: 整える


これはどういうことなのか?

なぜこれにしたのか?


まだまだ思考が整理されていないので、
その辺りのことが「整って」きたら、
改めて書きたいと思います。


影山 勝巳

2012年9月30日日曜日

成功者は平常心


「成功者は平常心」

今年の7月にお越しいただいた平秀信先生との会食で
一番心に刺さった言葉です。


成功したから平常心でいられるのか?

それとも、
平常心でいるから成功できるのか?

きっと両方とも正解なのだと思っています。


しかし・・・

どうすれば「平常心」でいられるのか?


自分の心を鍛えるその方法は皆目見当がつきませんでした。

日々、真剣に生きるしかないのだろう〜
とかなり漠然としたことしか思いつきませんでした。



そして今日、
鮒谷周史さんのセミナーに参加して、
ピン!と来るものがありました。


どうすれば「平常心」でいられるのか?

その答えは、

 毎日ブログを書き続ける。

そんなところにあるような気がしてきました。


自分の感情の動きを客観的に捉えて、
考えたことを書き出して、それを公開する。

その時々の感情に反応するだけではなく、
望ましい解釈をした上で、それを書くことで心を整える。


このことは、
THINK ON PAPER (紙の上で考えろ)
という平先生の教えにも通じているんだな〜
と今更ながら気づくことができました。


ということで、今日からブログを再開してみます。



「成功者は平常心」


この境地を目指して、
日々の具体的な行動を継続していきます。

2012年5月26日土曜日

ヒーローズ・ジャーニー


今から8年ほど前に、
「ヒーローズ・ジャーニー」という概念に私は出会いました。

その概念を自分が今どう覚えているか記すと、
以下の通りになります。

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世界中の神話を研究しつくした人が、
どの神話にもその主人公の成長が成長していく過程には
一定のパターンがある
ということに気づいた。

そのパターンとは、
1. 日常
2. 旅立ち
3. 試練
4. 師との出会い
5. 試練を克服
6. ヒーローとして帰還

そのパターンを応用して、いろいろな映画や小説が作られている。
その代表作は映画「スターウォーズ」。
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自分の人生をもっとよくしようと決意したなら、
自分にあった師匠を見つけることが大切だと思っています。

その時、

 どんな師匠を探せばいいのか?
 師匠とどう出会えばいいのか?
 師匠から何を学べばいいのか?

そんなことを分かりやすく仲間に伝えていきたいと思い立ちました。


そこで、先ほど、
「ヒーローズ・ジャーニー」
についてWEBを使って改めて調べてみました。

この概念の原点はジョゼフ キャンベルにあるようですが、
そこから展開していろいろな捉え方があるようです。


自分のうる覚えだった記憶が明確になってきました。

自分の備忘録を他の方とも共有できればと思い、
以下にその情報をまとめておきます。


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ジョゼフ キャンベル
「ヒーローズ・ジャーニー」

1.Calling(天命)
2.Commitment(旅の始まり)
3.Threshold(境界線)
4.Guardians(メンター)
5.Demon(悪魔)
6.Transformation(変容)
7.Complete the task(課題完了)
8.Return home(故郷へ帰る)

出所:
http://www.nlp.co.jp/000045.php

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旅立ち
冒険
帰還

出所:
http://lifestyle-pro.jp/coaching/index.html

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1.Defining Moment(出発の時)
現状と決別して旅に出る、物語の始まりです。
これからどうなるんだろう、とワクワクしますよね。

2.Struggle(もがく)
旅の途中で、目標の達成を阻む障害と立ち向かい、
ひとつひとつ乗り越えていく様をあらわすことで、
強い共感や感情移入を呼ぶことができます。

3.Discovery(発見)
最終的に、あなたにとっての成果・成功を
手に入れるという結末を迎えます。

出所:
http://uniqu-e.com/heroes-journey/

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苦労
更なる苦労
かすかな成功の兆し
失敗
再び苦労
さらなる苦労
大成功!!

出所:
http://www.shika-keiei.jp/article/13374316.html

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大塚英志
『物語論で読む村上春樹と宮崎駿 ――構造しかない日本』
P194~195

ステージ01:オーディナリー・ワールド(日常の世界)
ステージ02:コール・トゥ・アドヴェンチャー(冒険への誘い)
ステージ03:リフューザル・オブ・ザ・コール(冒険への拒絶)
ステージ04:ミーティング・ウィズ・ザ・メンター(賢者との出会い)
ステージ05:クロッシング・ザ・ファースト・シュレスホールド(第一関門突破)
ステージ06:テスト・アライズ・エナミーズ(試練、仲間、敵対者)
ステージ07:アプローチ・トゥ・ジ・インモウスト・ケイヴ(最も危険な場所への接近)
ステージ08:オーディール(最大の試練)
ステージ09:リウォード(シージング・ザ・ソード)(報酬)
ステージ10:ザ・ロード・バック(帰路)
ステージ11:リシュアラクション(復活)
ステージ12:リターン・ウィズ・ジ・エリクサー(宝を持っての帰還)

出所:
http://memo.loveandcomic.com/?eid=1060965

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2012年3月25日日曜日

#75 喜んで協力させるには

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#75 喜んで協力させるには

西ドイツの食料品店の経営者の話。

陳列棚の商品に正札がついていないため、
お客からいろいろな苦情が出ていた。

そこで、商品には必ず正札をつけよう女店員に指導したが、
どうもちゃんとやってもらえない。
何度注意しても、あまり効果がなかった。

そこで、この困り果てた経営者は、
彼女を自分の事務室に呼んで、
あるメッセージを伝えたら、
すべてがうまくいくようになった。

さて、そのメッセージとは、
どんなセリフだったでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
「今日からあなたを当店全部の正札係りの主任に
 なってもらうことにしました。
 しっかりたのみますよ。」

※「人を動かす」p.318参照
===================



さて、いかがでしたか?

事務所に彼女を呼びつけ、叱りつけたわけではないのです。

具体的な作業方法を教えた訳でもないのです。

この経営者はまったく違うアプローチをとったのです。


この内容が書かれている文章の前後を
もう少し長めに引用してみます。


**********

最後に、シュミットは、彼女を自分の事務所へ呼んでいった。

「今日からあなたを当店全部の正札係りの主任に
 なってもらうことにしました。

 しっかりたのみますよ。」


新しい責任と肩書きを与えられた
この女店員の仕事ぶりはがらりと変わり、

自分の任務を完全に遂行するようになったという。

**********


このようなエピソードを聞くと、
私たちは「子供だまし」のような印象を受けます。

そのため、カーネギーはこのエピソードの直後に、
ナポレオン一世のエピソードを紹介しているのが
とても興味深く感じました。


**********

これは、子供だましのような気がするかも知れない。

だが、ナポレオン一世も同じようなことをやった。

彼は、自分の制定したレジョン・ドメール勲章を千五百個もばらまいたり、
十八人の大将に“元帥”の称号を与えたり、
自分の軍隊のことを“大陸軍”と呼んだりした。

歴戦の勇士を“玩具”でだましたと非難されると、
彼は答えた。

「人間は玩具に支配される」。

**********


ちょっと極端なエピソードかもしれませんが、
これがカーネギーの深い人間への洞察なのだと思います。


そして、人を変えたい!と思った時に、
やった方がいいことを、分かりやすく6つリストアップしてくれています。


**********

人を変える必要が生じた場合、
つぎの事項を考えてみるべきだ。

一、誠実であれ。守れない約束はするな。
  自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考えよ。

二、相手に期待する協力は何か。明確に把握せよ。

三、相手の身になれ。相手の真の望みは何か?

四、あなたに協力すれば相手にどんな利益があるか?

五、望みどおりの利益を相手に与えよ。

六、人にものをたのむ場合、
  そのたのみが相手の利益になると気づくように話せ。

**********


確かにその通りですよね。

この項のタイトルは、
「喜んで協力させる」
となっています。


自分の日常の体験を振り返ってみると

・「嫌々やらされる」と感じるのか?

・「喜んで協力したい!」と感じるのか?

その違いは、相手のちょっとした言葉によって
変わっていることに気づかされます。



【やってみよう!】

上で紹介した6つの秘訣のすべてができたら完璧だと思います。

しかし、いきなり6つを網羅しなくても、
何か一つだけでもしっかり実践できたら、
大きな効果が期待できるような気がします。

さて、まず一つ実践するとしたら、
あなたは何から始めてみますか?

一つ選んでみてください。


私は、一番を選んでみました。



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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが
「一人さんの本を読む時間があったら、
 カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」
と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、
素直に従ってみようと思い立ちました。

さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、
自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、
この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。

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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/

2012年3月23日金曜日

#74 ののしるのではなく

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#74 ののしるのではなく

相手が懸命に頑張るようにするには、
ののしるのではなく、何をすればいいのでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
相手の能力をこちらは信じているのだと
知らせてやるのだ。

※「人を動かす」p.310参照
===================



さて、いかがでしたか?

当たり前のことのようにも思えるかもしれませんが、
私はかなり深い話だなあと感じました。

この内容が書かれている文章の前後を
丸ごと以下に引用してみます。


**********

子供や夫や従業員を、
ばかとか、能なしだとか、
才能がないとかいってののしるのは、

向上心の芽を摘み取ってしまうことになる。


その逆を行くのだ。


大いに元気づけて、
やりさえすれば容易にやれると思い込ませ、

そして、
相手の能力をこちらは信じているのだと知らせてやるのだ。


そうすれば相手は、
自分の優秀さを示そうと懸命にがんばる。

**********


このように、頑張りたくなるようにする
具体的なコツとしては、

1)大いに元気づける

2)やりさえすれば容易にやれると思い込ませる

3)相手の能力をこちらは信じているのだと知らせる

の3つが書かれています。


自分に物心がついてから今に至る様々な体験を思い返してみると、

「こんな私の能力を信じてくれる誰か」

がいたとき、
自分は本当に懸命に頑張れたことに改めて気づかされます。


小学生の時に出会えた、少年野球のコーチ

中学生3年生の時に出会えた、学習塾の学院長

高校時代の出会えた、バスケ部の顧問の先生

大学時代に出会えた、ヨットの先輩


このように学生時代を少し振り返っただけでも、
「こんな私の能力を信じてくれた恩人達」
が何人も浮かび上がってきます。


そんな自分の体験を思い出してみると、

相手が自分の能力に一抹の不安を抱いている時こそ、
私の方が先に相手の能力を信じてみる。

そして、信じていることを伝える。

このことの威力を強く実感することができます。



【やってみよう!】

相手が自分の能力に一抹の不安を抱いている時こそ、
私の方が先に相手の能力を信じてみる。
そして、信じていることを伝える。

このカーネギーの教えを、
誰に対して実践してみますか?

いつ、伝えてみますか?

その思いついたイメージを、
今すぐメモをとってみてはいかがでしょうか?



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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが
「一人さんの本を読む時間があったら、
 カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」
と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、
素直に従ってみようと思い立ちました。

さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、
自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、
この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。

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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/