2011年12月31日土曜日

#58 ものを頼むときには

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#58 ものを頼むときには

他人にものを頼もうとするときには、
ある質問を自分に投げかけた方がいいと、
カーネギーは教えてくれています。

さて、それはどんな質問でしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」


※「人を動かす」p.234参照
===================



さて、いかがでしたか?


言われてみれば当たり前のことですよね。

しかし、相手にものを頼もうとする時に、
どうしてもこちらの事情を相手に分かって欲しい。

そんな欲求が湧き上がってきてしまいます。

でも、これはどう考えても邪魔な欲求ですよね。


それでは、この教えが書いてある箇所の前後を
もう少し長く引用してみます。


**********

他人にものを頼もうとするときには、
まずは目を閉じて、
相手の立場から物ごとをよく考えてみようではないか。

「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」

と考えてみるのだ。

この方法は面倒にはちがいない。

だが、これによって味方がふえ、
よりよい結果がたやすく得られる。

**********


「相手の立場になってみる」

やはりこれが本当に重要ですよね。


カーネギーはこの本の中で
この大切な教えを様々なエピソードつ使って
繰り返し繰り返し言葉を変えながら教えてくれています。


そして、だめ押しとも言える教えをこの節の最後で
謙虚なカーナギーが珍しく強気に伝えてくれています。


**********

本書を読んで、

相手の立場になって物ごとを見きわめる

ということさえ会得すれば、

本書はあならの生涯にとって
画期的な役割をはたすことになるだろう。

**********


なるほど、きっとその通りでしょうね。




【今日の実践】

今日は大晦日。
まだまだ、これから大掃除が残っています。


相手の立場になって物ごとを見きわめる
という
「ことさえ」
会得すれば

とカーネギーが強調してくれているので、
それに絞って実践してみようと思います。


「どうすれば、
 相手はそれをやりたくなるだろうか」

これを自分に宛てた質問集を
facebook上のノートで作ってみます。


タイトル案「自分の強みを引き出す質問集」


どうやら、
適切な「質問」さえあれば、
自分は随分動ける/行動できる/実践できる

そんな自分の取り扱い方が
少しは分かって来たような気がしています。




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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/

2011年12月21日水曜日

#57 非難ではなく

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#57 非難ではなく

非難は、どんなばか者でもできる。
○○することにつとめなければならない。
賢明な人間は、相手を○○しようとつとめる。


さて、この○○に入る漢字二文字は何でしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
理解


※「人を動かす」p.229参照
===================



さて、いかがでしたか?


非難 vs. 理解

どちらが得策なのか、
落ち着いて考えればすぐ分かりますよね。

でも、普段の行動では、
相手を理解することよりも、
相手を非難する気持ちが先立つこともあります。

理解をより一層深めるために、
この箇所の前後を、もう少し長く引用してみます。


**********

相手はまちがっているかも知れないが、
彼自身は、
自分がまちがっているとは
決して思っていないのである。

非難は、どんなばか者でもできる。

理解することにつとめなければならない。

賢明な人間は、相手を理解しようとつとめる。

相手の考え、行動には、
それぞれ、相当な理由があるはずだ。

その理由を探し出さねばならないーーー
そうすれば、
相手の行動、相手の性格に対する鍵まで握ることができる。

ほんとうに相手の身になってみることだ。

**********


「相手の身になってみる」

やはりこれが大切ですよね。


逆の立場から考えてみると、

・私のことを非難する人
・私のことを理解しようとつとめる人

どちらが好きなのか、
どちらを大切に思うのか、
答えは明白なはずです。


先ほど引用した箇所に続けて、
カーネギーは、自問自答すべき質問を
紹介してくれています。


**********

「もし自分が相手だったら、
 はたしてどう感じ、
 どう反応するだろうか」

と自問自答してみるのだ。

これをやると、腹を立てて時間を浪費するのが、
ばかばかしくなる。

原因に興味を持てば、
結果にも同情が持てるようになるのだ。

おまけに、
人の扱い方が一段とうまくなる。

**********


まさにその通り。

なんとも当たり前ではありますが、
自分の胸に手を当ててみると、
分かってはいるけどできていないことが多い。

そんな現実を思い起こすことになります。


特に、

**********
原因に興味を持てば、
結果にも同情が持てるようになるのだ。
**********


この原因と結果の法則とも呼べる考え方を
体の中にしみ込ませてみたいものです。




【今日の実践】

今日、お客様への再提案を行います。

初回提案は9月で、
「年内には研修をスタートさせたい」
というご意向でした。

しかし、12月21日時点でもまだ何も始まっていません。


「どうすれば、研修を始めることができるのだろう?」

そう考えて再提案に臨む予定でおりましたが、


**********
原因に興味を持てば、
結果にも同情が持てるようになるのだ。
**********

このカーネギーの教えを実践するために、

「なぜ、今まで研修を始めることができなかったのだろう?」

とその原因をできるだけ詳しくヒアリングして、
年内に研修をスタートできなかったご事情に対して
「同情」の気持ちを持ちながら
打ち合わせを進めてみることにします。




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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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2011年12月12日月曜日

#56 老子の教え

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#56 老子の教え

人を説得する原則の7番目「相手に思いつかせる」でカーネギーは、
中国の賢人老子の言葉を次のように引用しています。

「賢者は、人の上に立たんと欲すれば、○○、
 人の前に立たんと欲すれば、□□」


さて、この○○と□□に該当する言葉は何でしょうか?

(それぞれ二文字ではなくもっと長くて「〜〜して、〜〜する」という感じになります)

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
○○:人の下に身を置き
□□:人のうしろに身を置く


※「人を動かす」p.228参照
===================



さて、いかがでしたか?


なんとなく雰囲気を掴んでいただくことは
できましたでしょうか?

それでは、この箇所の前後を、
もう少し長く引用してみます。


**********

二千五百年前に、中国の賢人老子が、
現代にも通用することばを残している。

「河や海が数知れぬ渓流のそそぐところになるのは、
 身を低きに置くからである。

 そのゆえに、河や海は
 もろもろの渓流に君臨することができる。

 同様に、賢者は、
 人の上に立たんと欲すれば、
 人の下に身を置き、

 人の前に立たんと欲すれば、
 人のうしろに身を置く。

 かくして、賢者は人の上に立てども、
 人はその重みを感じることなく、
 人の前に立てども、
 人の心は傷つくことがない。」

**********


なるほど、すごく明確にイメージができますよね。


地球には重力という「法則」が働いているので、
水は必ず高きから低きへ流れます。

それと同じように、人間関係においても
普遍的な「法則」が働いているため、
身を低きに置くからこそ君臨できるのですね。


この人間関係の「法則」は、
2,500年前の老子の時代でも、
75年前にカーネギーがこの本を出版した時代でも、
そして現在でも、
変わらることはないのです。


自らを低きに置き、
アイディアや意見を相手に思いつかせることを、
カーネギーはある言葉で何度も表現しています。

それは、

「花を持たせる」


なんともきれいな日本語ですね。


・渓流が河に注ぎ込む映像イメージ

・河が海に注ぎ込むイメージ

・花を持たせるという語感のイメージ


これらを頭の中に思い浮かべ、消えないようにしたいと思います。




【今日の実践】

今日、個別コンサルティングのセッションがあります。

明後日のプロジェクト成果報告会に向けて、
お客様のプレゼンテーションを指導します。


その場で、
私が思いついたプレゼンの改善方法を伝えるのではなく、

「どうすれば自分のプレゼンが良くなるのか?」

それをお客様に考えてもらい、
自分で自分の改善点に気づいてもらうよう
チャレンジしてみます。


コンサルセッションの時間が2時間と限られているため、

「自分が教えちゃった方が速い」

という衝動や誘惑が芽生えてくることは間違いないのですが、
そこをぐっとこらえて、

「自分で気づいてもらわないと効果が出ない」

このことを肝に銘じて取り組んでみます。




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2011年12月10日土曜日

#55 大切にする意見

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#55 大切にする意見

○○した意見よりも、
□□した意見のほうを、
われわれは、はるかにたいせつにするものである。


さて、この○○と□□に該当する言葉は何でしょうか?
(正確にいうと、○○た意見、□□た意見の二つになります)

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
○○:人から押しつけられた意見
□□:自分で思いついた意見


※「人を動かす」p.220参照
===================



さて、いかがでしたか?


答えを見てみれば、
「それはその通りだよ」
とみなさん納得していただけるような気がします。

PART 3ーー人を説得する十二原則の7番目は
「思いつかせる」
です。

この項の冒頭にある文章を引用してみます。


**********

人から押しつけられた意見よりも、
自分で思いついた意見のほうを、
われわれは、はるかにたいせつにするものである。

すると、人に自分の意見を押しつけようとするのは、
そもそもまちがいだといえる。

暗示を与えて、
結論を相手に出させるほうが、
よほど利口だ。

**********


いやー、本当にその通りですよね。


この教えの直後に、
自動車販売の不振から、
部下のセールスマンがすっかり元気を失っていたので、
彼らを激励した上司の話が記されています。

そのエピソードのキモは、
カーネギーの教えの通り、そのままです。


そして、そのエピソードの直後には、
また同じ教えが、違う形で表現してくれています。

**********

人に押しつけられているのだとか、
命令されているのだとかいう感じは、
だれにしといやなものだ。

それよりも、自主的に行動しているのだという感じのほうが、
はるかに好ましい。

自分の希望や欲望や意見を
人に聞いてもらうのはうれしいものだ。

**********


自分が持って生まれた気質として、
人から意見を押し付けられることは毛嫌いする。

しかし、自分の意見を相手に押し付けることが大好きな私は、
このカーネギーの教えを
かなり深く自分の中に打ち込む必要がある。

そんなことを痛感させられています。




【今日の実践】

「人から押しつけられた意見よりも、
 自分で思いついた意見のほうを、
 われわれは、はるかにたいせつにするものである。」

この教えを紙に書いて、
自分の部屋のドアに貼ることにします。


そして、来年の手帳(能率手帳)を
これから買いに行くことにします。

その手帳の表紙の裏に、
上に書いた3行の教えを手書きで書くことにします。




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2011年12月8日木曜日

#54 勝ち負け

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#54 勝ち負け

フランスの哲学者ラ・ロシュフーコーの言葉として

「敵をつくりたければ、○○がいい。
 味方をつくりたければ、□□がいい。」

と紹介されています。

さて、○○と□□に入る言葉は何でしょうか?(二文字ではなく、もう少し長いです)

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
友に勝つ
友に勝たせる


※「人を動かす」p.217参照
===================



さて、いかがでしたか?


ちょっと分かりにくいかと思いますので、
該当箇所の前後を引用してみます。


**********

友だち同士の間柄でも、
相手の自慢話を聞くよりも、
自分の手柄話を聞かせたいものなのだ。

フランスの哲学者ラ・ロシュフーコーのことばに、
こういうのがあるーーー

「敵をつくりたければ、友に勝ついい。
 味方をつくりたければ、友に勝たせるがいい。」

その理由ーー

人間はだれでも、
友よりすぐれている場合には重要感を持ち、
その逆の場合には、
劣等感を持って羨望や嫉妬を起こすからである。

**********


なるほど、言われてみればその通りですよね。

しかし、私のような凡人は、
目の前の相手に勝って
自分の自己重要感を満たそうとしてしまいます。

しかし、どう考えてもこれは得策ではないですよね。


自分の自己重要感よりも、相手の自己重要感を尊重する。

そんなことが少しずつ実践できるように意識していきます。




【今日の実践】

「自分の自慢話ではなく、相手にしゃべらせる」

明日、お客様企業の担当役員の方にプレゼンをして
大型案件の最終提案をします。

その準備のため、
今日もそのお客様企業に出向き、ご担当者様と打ち合わせを持ちます。

今日と明日のこれら二つの打ち合わせの場で、
自分のしゃべる量を減らして、
相手にしゃべらせる。

これを実践してみます。




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2011年12月6日火曜日

#53 面接の前に

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です


【カーネギーからの質問】#53 面接の前に

“経験ある優秀な人物”を求める求人広告を見た、チャールズという男は、
面接の前にあることをしてから面接に臨み、見事採用された。

さて、チャールズが面接の前にやったこととは、なんでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
その会社の設立者について詳しく調べた


※「人を動かす」p.213参照
===================



さて、いかがでしたか?


かなり分かりにくいと思いますので、
該当箇所を引用してみます。


**********

つい最近、
ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙の経済欄に
“経験ある優秀な人物”を求める広告が出ているのを見て、
チャールズ・キュベリスという男が応募した。

数日後、彼のもとに面接に通知が届いた。

面接の前に、彼はウォール街にでかけて、
その会社の設立者についてくわしく調べた。

面接の際、彼は

「こういうりっぱな業績のある会社で働くことが
 できれば本望だと思います。

 聞くところのよりますと、
 二十八年前にほとんど無一文で
 この会社をおはじめになったそうですが、
 本当でしょうか?」

と社長にたずねた。

**********


さて、その結果どうなったのか?
容易に想像できますよね。


更に引用を続けます。

**********

だいたいにおいて、成功者と称せられる人は、
若いころにたどったいばらの道を回想したがるものだ。

この人も例外ではなかった。

(中略)

苦心談が終わると、
彼はキュベリス氏の履歴について簡単な質問をしたあと、
副社長を呼んで
「この方は、きっと会社のために役立つ人物だと思う」
といった。


キュベリス氏は、相手の業績を調べる手数をかけた。

相手に関心を示したのである。

そして、相手にしゃべらせて、好印象を与えたのだ。

**********


まあ、そういうことですよね、人間とは。


このエピソードからの学びとしては、
カーネギーが最後にまとめてくれているように、

・相手に関心を示す

・その具体的な行動として、相手にしゃべらせる


このマインドセットと実践の組み合わせが、大切である気がします。




【今日の実践】

「相手に関心を示す → 相手にしゃべらせる」

この教えを今日の社内会議で実践してみます。

この会議では、いつも自分がしゃべる量が多くなってしまうので、
今日は、相手にもっと関心を示して、
相手にしゃべってもらうようにトライしてみます。

結構自分にとっては高いチャレンジになりそうですが、
まずはトライしてみます。




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2011年12月4日日曜日

#52 しゃべらせる

(カーネギーセブン Project)
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【カーネギーからの質問】#52 しゃべらせる

○○を説得しようとして、自分ばかりしゃべる人がいる。
○○に十分しゃべらせるのだ。
○○のことは○○がいちばんよく知っている。

さて、○○に入る漢字二文字とはなんでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
相手


※「人を動かす」p.213参照
===================



さて、いかがでしたか?


この質問に正解した方はきっと多いことと思います。

ただし、このことを頭で分かっていても、
自分で本当に実践できているかというと、
かなり怪しい方が多いのではないかと思います。

(私もまさにその一人です)


より深くこのことを理解していただくために、
この文章の前後をもう少し長く引用してみます。


**********

相手を説得しようとして、自分ばかりしゃべる人がいる。

相手に十分しゃべらせるのだ。

相手のことは相手がいちばんよく知っている。

だから、当人にしゃべらせるのだ。


相手のいうことに異議をはさみたくなっても、
我慢しなくてはいけない。

相手がいいたいことをまだ持っているかぎり、
こちらが何をいってもむだだ。

大きな気持ちで辛抱強く、
しかも、誠意を持って聞いてやる。

そして、心おきなくしゃべらせてやるのだ。

**********


なるほど。

自分が「しゃべる」のではなく、

相手に「しゃべらせる」。

これが極意なのですね。


とにかく、意識を「相手」に向ける。

そんなことを実践していきたいですね。




【今日の実践】

「人を説得したいのなら、相手にしゃべらせろ!」

この教えを週明けのお客様に対する提案で実践してみます。


提案なので、本来はこちらが話をするのがメインにはなるのですが、
できるだけ相手に話をしてもらいながら、
提案を進めるようチャレンジしてみます。

3年間に比べると、このことは随分自分で実践できるようになってきて、
その成果は莫大なるものになっています。

これからは、
「相手にしゃべらせながら提案する」
という自分が実践していることを
他の人に教えることができるノウハウにまで
高めていきたいと思います。



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2011年12月3日土曜日

#51 ソクラテス式問答法

(カーネギーセブン Project)
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【カーネギーからの質問】#51 ソクラテス式問答法

アテネの哲人ソクラテスは、
人を説得することにかけては古今東西を通じての第一人者である。

ソクラテスは、○○するようなことは、決してやらなかった。


さて、○○に入る言葉とはなんでしょうか?(二文字ではなくもっと長いです)

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
相手の誤りを指摘


※「人を動かす」p.212参照
===================



さて、いかがでしたか?


この文だけ読むと、当たり前のことと思えるかもしれませんので、
この先までもう少し長く引用してみます。


**********

人類の思想に大変革をもたらしたアテネの哲人ソクラテスは、
人を説得することにかけては古今東西を通じての第一人者である。


ソクラテスは、
相手の誤りを指摘するようなことは、決してやらなかった。

いわゆる“ソクラテス式問答法”で、
相手から“イエス”という答えを引き出すことを主眼としていた。

まず、相手が“イエス”といわざるをえない質問をする。

次の質問でもまた“イエス”をいわせ、
つぎからつぎへと“イエス”を重ねていわせる。

相手が気づいたときには、
最初否定していた問題に対して、
いつの間にか“イエス”と答えてしまっているのだ。

相手の誤りを指摘したくなったら、
ソクラテスのことを思い出して、
相手に“イエス”といわせてみることだ。

**********


なるほど。
やはり“イエス”と答えられる質問をしましょう
ということなのですね。


私は今まで、ソクラテス式問答法とは、
「質問を受けたら、それに答えるのではなく質問を投げ返す」
というものだと思っていました。

単に「質問を投げ返す」のではなく、
“イエス”と答えられる質問を投げるのが肝みたいですね。


カーネギーはこのようにソクラテスのことを紹介した直後に、
中国の古いことわざを引用して、
「人を説得する十二原則」の5番目である
「“イエス”と答えられる問題を選ぶ」
の項を締めています。


**********

中国の古いことわざに

“柔よく剛を制す”

というのがある。

五千年の歴史をもつ民族にふさわしい
名言ではないか。

**********


確かにそうですよね。


技術が大幅に進歩してたおかげで
世の中は昔と比べて大きく変わっているような気がします。

しかし、ソクラテス式問答法や中国の古いことわざを知ると
人間の本質は全く変わっていないことに気づかされます。



【今日の実践】

今日は平秀信先生と「英語企画会議」を行います。

アイディアを出そうとする時、
今まではすべてを本音でぶつけた方がいいと信じていました。

しかし、今日は少し作戦を変えて、
相手から質問を受けたらそれに答えずに
相手が“イエス”と答えられる質問を投げ返してみます。

自分にとって、かなり大きなチャレンジとなりそうですが、
まずは意識してやっていることにします。



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日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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2011年11月28日月曜日

#50 弓具店への電話

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です


【カーネギーからの質問】#50 弓具店への電話

議論をすれば損をする。

それでは、何をすれば得をするのでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
相手の立場で物ごとを考える


※「人を動かす」p.210参照
===================



さて、いかがでしたか?


直感的に分かっていただけた部分も多いかと思いますが、
この引用の前後をもう少し長く紹介してみます。


**********

議論をすれば損をする。

相手の立場で物ごとを考えることは、
議論するよりもかえって興味があり、
しかも比較にならぬほどの利益がある。

考えてみると、
わたしはずいぶん長いあいだ、
議論で莫大な損をしてきた。

**********


私もカーネギーとこの点では全く同じです。

真剣な「議論」こそが新しい価値を生み出す。

こんなことを信じて、
物心ついた頃から、「議論」に明け暮れてきました。


しかし、今、
「議論」よりも価値のあること、
「議論」よりも新たな価値を生み出す方法を、
カーネギーから教えてもらうことができました。


「議論」<<「相手の立場で物ごとを考える」


この生き方に今から変えてみます。


その具体的なエピソード「弓具店」の話を、
抜粋で引用させていただきます。


**********

カリフォルニア州オークランド市で
カーネギー教室のスポンサーになっているエディ・スノーは、
ある店の主人から、
“イエス”を連発せざるをえないように仕向けられて、
その店の常連になってしまった話をしてくれた。

エディは弓をつかる狩猟を始め、土地の弓具店から、
かなりの金を使って用具を買い入れていた。

あるとき、弟がたずねてきたので、
その店から弓矢一式を借りて弟といっしょに狩りをやろうと思った。

ところが店員は
「手前どもではレンタルはやっておりません」
と断った。

そこで、もう一軒の店に電話した。
そのときのようすをエディはこう話した。


「電話に出た相手は、たいへん感じのいい男だった。
 
 レンタルの申し入れに対する返答は、
 前の店とはまったくちがっていた。

 『まことに申しわけございませんが、
  手前どもでは、レンタルは不経済ですので、
  やめさせていただいております』。

 そして、今までにレンタルを利用した経験があるかどうかたずねた。

 『あるよーーー何年か前に』

 『その時は、たぶん二十五ドルか、三十ドルぐらい
  レンタル料をお払いになったのではありませんか』

 『イエス』

 『お金を活かして使うことがたいせつでしょう』

 『イエス』

 そのあと、電話の相手は、
 付属品が全部付いて三十四ドル九十五セントの弓矢セットがあること、
 したがって、レンタル料に四ドル九十五セントだけ足せば
 完全なセットが買えることをわたしに説明した。

 『レンタル料を払うことを考えれば、
  いい買物だとお思いになりませんか?』

 ここでも私は『イエス』といって、
 結局、弓矢セットを買うことになった。

 そのうえ、品物を受け取りに店へ行ったとき、
 ほかに数点の品を買い求め、以後この店の常連になった」。

**********


『イエス』と答える質問を連発すること

すなわち、相手の立場で物ごとを考える

そんなことの威力を感じさせてくれるエピソードですよね。


みなさまの頭の中に、
「弓具店に電話する」イメージが残れば、
とてもうれしく思います。



【今日の実践】

今朝妻に、今月自分で立ち上げた
「凡人の逆襲 実践会」の事務局長に就任してほしいとお願いをしました。

責任感の強い妻は、
多分今晩、いろんな質問を私にしてくると思います。

その会話を通じて、
「議論」<<「相手の立場で物ごとを考える」
を実践してみます。


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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/

2011年11月26日土曜日

「凡人の逆襲 実践会」キックオフミーティング開催概要

(凡人の逆襲 実践会  Project)

11月19日(土)に平秀信先生のセミナー
「格差社会で自由と収入を手に入れる方法」
が開催されました。
http://www.improbic.net/sem/world_chance/letter.php


そのセミナーの中で私も講師として1時間
お話をさせていただきました。

そしてその場で、
「凡人の逆襲 実践会」
を新たに立ち上げることを発表しました。

実践会そのものは1月からスタートですが、
この会に興味をお持ちいただいた方々にお集りいただき
12月17日にキックオフミーティングを開催します。


もし、「凡人の逆襲 実践会」にご関心をお持ちいただけましたら、
まずは11/19セミナーの参加者に宛てた
私からのメッセージをお読みください。

なお、私の自己紹介に相当する
「ひとり社長」「マイクロ法人」レポート
http://www.improbic.net/sem/world_chance2/
も併せてお読みいただけましたらうれしく思います。


================================================

11月19日(土)開催 平秀信先生のセミナー
「格差社会で自由と収入を手に入れる方法」に参加されたみなさまへ



土曜日のセミナーはいかがでしたか?

こんにちは
マイクロ法人・パイオニアプロジェクトの影山勝巳です。


平先生のバートが素晴らしかったことはもちろんですが、
私のパートでも、何か少しでもお役に立てたのであれば
本当にうれしく思います。


サラリーマン時代に「左遷」を経験してから10年間ほど
私はセミナーマニアに成り下がっていました。

「自分の人生を一発で変えてくれる
 そんなセミナーがどこかにあるはず」

そんなことを期待して、
足繁くいろんな先生のセミナーに参加していました。

確かに素晴らしいセミナーといくつも出会うことができました。

「おっ、これはすごい!やるぞ!!」

とモチベーションが上がります。


しかし…

実践しないので、何も変わらない。

実践し始めても、やり続けることができないので、
自分の人生は一向に良くならない。

そんな繰り返しでした。


私のような凡人は、

・最初の一歩踏み出す勇気がない
・やり始めても続けることができない
・やらない言い訳が上手

であることは、身にしみて分かっています。

そして、やらない自分、やれない自分に自己嫌悪する。
そんな繰り返しでした。


平先生のことは、
神田昌典先生が主宰する「顧客獲得実践会」のレポートで
10年前から知っていました。

2002年に発行された神田先生と平先生の共著「凡人の逆襲」は
当時だけでも3回は読みました。

また、2004年12月7日に平先生が開催した「億万長者セミナー」にも、
私は参加していました。


しかし、当時の自分は平先生の教えを実践しませんでした。

「実践こそがすべて」

そう教えてもらっていたはずなのに…

だから、自分の暗黒時代は2009年までの長きに渡り
続くことになったのです。



そこでこの度、そんな昔の自分と似ている「仲間」の力になりたい。


・最初の一歩踏み出すきっかけを提供したい
・やり始めれば続けることができる仕組みを提供したい
・やらない言い訳がしないで済む仕組みを提供したい

この3つを実現する仕組みが、
「凡人の逆襲 実践会」です。


「凡人による、凡人のための、凡人の目標達成を実現する」

これが「凡人の逆襲 実践会」でやることです。


是非、その仲間に加わってください。

既に、20名くらいの方から、
「凡人の逆襲 実践会」への入会の意思表示を受けています。

まずは、12月17日に開催するキックオフミーティングにご参加ください。


わたしと同じ凡人であるあなたが、
私たちと一緒に「凡人の逆襲号」という船に乗って航海に出る。

そのために必要な「海図」をその場でお渡しすることをお約束します。


2011年11月21日

パイオニアプロジェクト株式会社
影山 勝巳


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「凡人の逆襲 実践会」キックオフミーティング
開催概要
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【日時】
12月17日(土)13:30〜17:00

【会場】
高田馬場駅から徒歩10分以内
(詳細は参加申込後に連絡します)

【参加対象者】
・変わりたくても変われない方
・頭で分かってはいるが動けない方
・来年2012年を飛躍の年にしたい方

【参加費】
2,000円(事前入金の場合)
(ミーティング当日支払いの場合は3,000円)
※入金方法は参加申込後に連絡します

【参加申込方法】
bongyaku@gmail.com
このメルアド宛に、次の情報をお送りください
氏名、シメイ、メルアド、電話番号、住所、会社名(組織名)、役職


【当日のスケジュール】

第一部 13:30〜16:00
凡人が目標達成するコツ
・師を持つ
・自分の強みを活かす
・あの人のために頑張る
・MWMの法則(Micro Way Method)
・実践会への入会を決断する

第二部 16:00〜17:00
目標達成行動を習慣にする方法
・facebook活用したPDCFA(目標達成につながる行動を習慣にする)
・実践会の今後の活動計画
※第二部は実践会への入会を決断した方のみの参加となります

【主催】
パイオニアプロジェクト株式会社
※主催者のプロフィールは以下のHPをご確認ください
http://www.improbic.net/sem/world_chance2/

【お問い合わせ先】
何か分からないことがありましたら、お気軽にメールをください
bongyaku@gmail.com
凡人の逆襲 実践会 事務局
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#49 NOと言わせると

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#49 NOと言わせると

相手にいったん“ノー”といわせると、
それを引っ込めさせるのは、なかなか容易なことではない。

さて、それはなぜでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
「自尊心が許さない」から


※「人を動かす」p.205参照
===================



さて、いかがでしたか?


ちょっと分かりにくいかもしれませんので、
この箇所をもう少し長く引用してみます。


**********

最初は、相手に“イエス”といわせるような質問ばかりを取りあげ、
できるだけ“ノー”といわせないようにしておく。

相手にいったん“ノー”といわせると、
それを引っ込めさせるのは、なかなか容易なことではない。

“ノー”といった以上、
それをひるがえすのは、自尊心が許さない。

“ノー”といってしまって、
後悔する場合もあるかも知れないが、
たとえそうなっても、
自尊心を傷つけるわけにはいかない。

いい出した以上、
あくまでもそれに固執する。

だから、はじめから“イエス”といわせる方向に
話を持って行くことが、非常にたいせつなのだ。

**********


なるほど。その通りですよね。


人間は「一貫性」を保つことにこだわる。

そんな話を以前聞いたことを思い出しました。

人は「嘘つき」と思われたくない
ということだったような気がします。


最初に「NO」と言ってしまった後に、

「あれ、本当はYESだったのかな?」
と思い返してみても、

「最初にもうNOって言ってしまったからな〜」

とそんな感じで自分の
「自尊心」を保つため、
「一貫性」を保つため、
「NO」の立場を貫き通すのでしょう。


みなさん、ご自身でそのような体験をしたことはありませんか?

私は「NO」と言い張り続けた
今思えば恥ずかしい体験をいろいろ思い出してきました。

いや〜、ホント恥ずかしい限りです。

「NO」から「YES」に意見を変えることはしないで、
自分のちっぽけな「自尊心」を保つために
自己防衛的な行動をついついしてしまっていたのです。



カーネギーは「YES」と相手に言わせるメリットを
ビリヤードを比喩表現として使って教えてくれています。


**********

話し上手な人は、
まず相手に何度も“イエス”といわせておく。

すると、相手の心理は肯定的な方向へ動き始める。

これはちょうど、玉突きの玉が
ある方向へころがりだしたようなもので、
その方向をそらせるには、
かなりの力がいる。

反対の方向にはね返すためには、
それよりもはるかに大きな力がいる。

**********


みなさまの頭の中に、
ビリヤードの玉が同じ方向へ転がり続ける様子が
浮かんでいますか?

白い玉とぶつかった黄色の9番ボールが、
コーナにある穴(ポケット)に向かって
ゆっくりとゴロゴロ真っすぐ転がって向かっている。

そんな映像が私の頭の中に今浮かんでいます。


このイメージをカーネギーの教えとして
右脳に刻み込んでおきたいと思います。



【今日の実践】

今日は、息子のお誕生日のお祝いを家族でやります。

議論することが大好きな私の母もうちに来ます。

今日はおめでたい席でもありますので、
母と一切議論をしないで
「YES」と言ってもらえるような話し方を実践してみます。




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《企画趣旨》
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2011年11月24日木曜日

#48 YES

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です


【カーネギーからの質問】#48 YES

人と話をするとき、はじめに「やってはいけない」ことがあります。

さて、それはどういうことでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
意見の異なる問題をはじめに取りあげてはならない。


※「人を動かす」p.205参照
===================



さて、いかがでしたか?


ちょっと分かりにくいかもしれませんので、
この箇所をもう少し長く引用してみます。


**********

人と話をするとき、
意見の異なる問題をはじめに取りあげてはならない。

まず、意見が一致している問題からはじめ、
それを絶えず強調しながら話を進める。

互いに同一の目的に向かって
努力をしているのだということを、
相手に理解させるようにし、
違いはただその方法だけだと強調するのである。

**********


なるほど。結構深い話ですよね。

・「同じ目的」に向かっている

・「違い」はその実現「方法」だけ


すなわち、互いの「目的」は同じで「手段」だけが違う
ということを強調しましょうという話ですね。


これと同じことを、カーネギーは別の表現でも教えてくれています。


**********

最初は、相手に“イエス”といわせるような問題ばかりを取りあげ、
できるだけ“ノー”といわせないようにしておく。

**********


この極意は「人を説得する十二原則」
の5番目として紹介されています。


私たちはとかく「違い」に目が行きがちです。

特に日本人は細かい所に目が届く
「詳細重視」(Particular)という文化的な傾向があります。

この「詳細重視」はものづくりの改善活動などで
とても有効に機能しています。

(アメリカGEがトヨタよりもいい車はきっとつくれない
 そう私が考える根拠がこれです)


しかし、人と話すときには、「詳細重視」ではなく
「全体重視」(Universal)で是非行きたいと改めて強く感じています。



【今日の実践】

今日は、

・初めてお会いするお客様からのヒアリング

・お会いするのが二度目となる知り合いとのランチ

があります。

この二つの場面で、
最初は相手に“イエス”といってもらえるような
話のテーマで始めてみます。




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《企画趣旨》
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2011年11月23日水曜日

#47 イソップ物語

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#47 イソップ物語

○○、○○、○○は
世のいっさいの怒声よりもたやすく人の心を変えることができる。

さて、この3つの○○にはそれぞれ漢字2文字が入ります。
その3つとはなんでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
親切、友愛、感謝


※「人を動かす」p.204参照
===================



さて、いかがでしたか?


3つとも全部当てた方がいらっしゃればとてもすごいですね。

そういう達人ばかりではないと思いますが、
多くの方が、似たような言葉を思いつかれたと思います。


カーネギーがこのように書いてくれた前後の文章を
引用してみます。


**********

イソップはクリーサスの王宮につかえたギリシアの奴隷だが、
キリストが生まれる六百年も前に、
不朽の名作『イソップ物語』を書いた。

その教訓は、二千五百年前のアテネにおいても、
また現代のボストンにおいても、
バーミンガムにおいても、
同じく真実である。

太陽は風よりも早くオーバーを脱がせることができる。


親切、友愛、感謝は
世のいっさいの怒声よりもたやすく人の心を変えることができる。


リンカーンの名言
“一ガロンの苦汁よりも一滴の蜂蜜を用いたほうが多くの蠅が取れる”

をよく心にとどめておいていただきたい。

**********


ここでカーネギーはイソップの話をしていますが、
この箇所の前で
「北風と太陽」
の寓話を紹介しています。


イソップ
「北風と太陽」

リンカーン
「一ガロンの苦汁よりも一滴の蜂蜜を用いたほうが多くの蠅が取れる」

カーネギー
「親切、友愛、感謝は
 世のいっさいの怒声よりもたやすく人の心を変えることができる」


どれも言っていることは同じ。

みなさんの心に刺さるフレーズを
がっちり覚えてもらえればうれしく思います。



【今日の実践】

地元の図書館に行って、
イソップ物語「北風の太陽」の絵本を借りてきます。

それを今月末に3歳になる息子の大洋を
膝の上に乗せてだっこしながら
読み聞かせをやってみます。



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2011年11月20日日曜日

#46 家賃を安くしてもらう方法

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#46 家賃を安くしてもらう方法

O.L.ストローブという技師が、部屋の家賃を安くしてもらいたいと思った。
そこで、ある「作戦」を実行したら、実際に家賃が安くなった。

さて、彼が行った「作戦」とは何でしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
家主を“惜しみなくほめたたえた”


※「人を動かす」p.198参照
===================



さて、いかがでしたか?


家主をほめたたえたら、どうして家賃が安くなったのか、
そのやり取りを抜粋でご紹介します。


**********

わたしは契約期限が切れしだい、アパートを出ると
家主に通告の手紙を出した。

(中略)

わたしの手紙を受け取ると、
さっそく家主が秘書を連れてやってきた。

わたしは快活な笑顔で家主を迎え、
心からの好意を示した。

家賃が高いなどとは決していい出さない。

まず、このアパートが非常に気にっているのだと話しだした。

実際、わたしは“惜しみなくほめたたえ”たのである。

アパートの管理についても大いに敬服し、
せめてもう一年ぐらいはここにいたいのだが、
残念ながらそれができないのだと家主にいった。


家主は、今まで借家人から
こういう歓迎を一度も受けたことがなかったのだろう。

すっかり勝手が違うようすだった。


しばらくすると、家主は自分の苦労をぼつぼつ話しはじめた。

苦情ばかり持ちこむ借家人ーーー
なかには十四通も苦情の手紙をよこしたものもあり、
そのうちには、明らかに侮辱的な手紙もいくるかあった。

(中略)

『あなたのように、話のわかる方がいてくださるとは、
 ほんとうにありがたいことです』

といって、わたしから何もいい出さないうちに、
家主のほうから家賃を少し下げようといった。

わたしはもっと下げてもらいたかったので、
はっきりとわたしの払える金額をいうと、
家主はただちにそれを承諾してくれた。

そのうえ彼は、
『部屋の装飾を変えてあげたいのですが、
 何かご注文はありませんか』
といって帰って行った。

**********


なるほど、このやり取りが目の前に浮かび上がってきます。

確かに、このような対応を家主がされれば、
こういう結果につながることも理解できますよね。


このエピソードの紹介に後、
カーネギーは「北風と太陽」の寓話も紹介しています。

結局はそういうことなんだな〜
と改めて感じました。



【今日のモットー】

自分の要求を相手に飲んでほしいと思ったときは、
その要求を伝える前に、
「何か相手をほめることができないか?」
と一瞬考えてみることにします。

結構、実践が難しそうなのですが・・・

もし、ほめることを考える前に要求を言ってしまった場合でも、
後で「先に何かほめられなかったのか?」と自問してみます。



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2011年11月17日木曜日

#45 相手の心を

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です


【カーネギーからの質問】#45 相手の心を

人をむりに自分の意見に従わせることはできない。
しかし、「何か」をすれば、相手の心を変えることもできる。

そうカーネギーは言っています。

さて、その何かとはどういうことでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
やさしい打ちとけた態度で話し合う


※「人を動かす」p.196参照
===================



さて、いかがでしたか?


本当にそうなのか?

と疑問がやや残るかもしれませんが、
カーネギーはこれ以外の方法はないと言っています。


それでは、まず質問に出した文章の前後を紹介してみます。


**********

相手の心が反抗と憎悪に満ちているときは、
いかに理をつくしても説得することはできない。

子供を叱る親、
権力をふりまわす雇い主や夫、
口やかましい妻ーーー

こういった人たちは、
人間は自分の心を変えたがらないということを
よく心得ておくべきだ。

人をむりに自分の意見に従わせることはできない。

しかし、やさしい打ちとけた態度で話しあえば、
相手の心を変えることもできる。

**********


なるほど、そんな感じなのかもしれませんね。

この大切な教えを、
カーネギーは様々なエピソードを紹介することで
説得力を持って伝えてくれています。

今日は、リンカーンが語った言葉だけを
ご紹介することにしておきます。


**********

“一ガロンの苦汁よりも
 一滴の蜂蜜のほうが多くの蠅(ハエ)がとれる”

ということわざはいつの世にも正しい。


人間についても同じことがいえる。

もし相手を自分の意見に賛成させたければ、
まず諸君が彼の味方だとわからせることだ。

これこそ、人の心をとらえる一滴の蜂蜜であり、
相手の理性に訴える最善の方法である。

**********


なるほど、その通りですよね。


先月、平先生のプライベートクラブで一緒に学んでいる
先輩経営者である @川村 秀之 社長に
休日にお時間をいただいて
5時間くらい二人で話す機会を持つことができました。

その時の川村社長が私に対する姿勢は
「味方」や「仲間」であることが、
理屈抜きで伝わってきました。


自分に対して「味方」「仲間」として接してくれる人のありがたさを
強烈に実感することのできた時間でした。


今度は、誰かに対して、
自分がその人の「味方」や「仲間」であることを
感じてもらえるように
人と接して行きたいと思っています。



【今日のモットー】

今週の土曜日、11月19日に行われる
平秀信先生主催の「マイクロ法人」セミナーで
1時間程度講師としてお話する時間をいただいています。

そして、今その場でお話する内容を準備する
最終段階に取り組んでいます。


目の前にいるセミナー参加者の方々のことを

「お客様」
と思うのではなく、

「味方」や「仲間」
と思ってお話をするようにして
準備を進めていきます。



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2011年11月16日水曜日

#44 どんなバカでも

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#44 どんなバカでも

どんなばかでも過ちのいいのがれぐらいはできる。
事実、ばかはたいていこれをやる。

それでは、ばかではない賢い人のやり方とは?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
自己の過失を認める


※「人を動かす」p.189参照
===================



さて、いかがでしたか?

質問の答えとしては、昨日の質問と同じになります。

カーネギーが自ら誤りを認める効用を
次のように言っています。


**********

自己の過失を認めることは、
その人間の値打ちを引きあげ、
自分でも何か高潔な感じがしてうれしくなるものだ。

**********


なるほど、そんな感じなのかもしれませんね。

このことをもっと実感していただくために、
二つのエピソードを抜粋してご紹介します。


その一つ目は、
アメリカ南北戦争の南軍の総司令官
ロバート・リー将軍の伝記に記された美談です。

**********

ゲティスバーグの戦闘で、
部下のピケット将軍がおこなった突撃の失敗の責めを、
リー将軍が一人で背負った話である。

(中略)

責任を転嫁するには、
彼はあまりにも高潔な人物でだった。

敗れたピケット隊の兵士を
ただひとりで前線に出迎えに行ったリー将軍は、
ひたすらおのれを責めた。

まさに崇高ともいうべき態度である。

彼は、兵士たちに向かって、

「これはすべてわたしが悪かったからだ。
 責任はわたしひとりにある。」

このことばを口にするだけの勇気と人格をそなえた将軍は、
古今東西の戦史を通じて、
そうざらには見あたらない。

**********



そして、二つ目のエピソードは
作家エルバート・パバードが受けた
読者からのクレームへの対応です。

**********

たとえば読者からひどい抗議が持ち込まれた場合、
彼はよくつぎのような返事を出した。

 実は、わたし自身も今では例の問題については
 大いに疑問をかんじています。
 
 きのうのわたしの意見は、
 かならずしもきょうのわたしの意見ではありません。

 貴殿のご意見を拝読、まことにわが意を得た思いがいたしました。

 当地へお越しの節は、
 ぜひとも小生宅におたちよりください。

 あらためて互いの意見の一致を祝したいと存じます。


こんなぐあいに出られると、たいていのものは
何ともいえなくなるだろう。

**********


この二つのエピソードはいかがでしたでしょうか?

人間関係の醍醐味と妙味が凝縮されていると
私は感じました。




【今日のモットー】

(昨日のモットーをパワーアップさせてみます。)


  自分の方が悪いと気づいたら、

  「負けるが勝ち」と心の中で唱えて、

  相手にやっつけられる前に
  自分で自分をやっつけて

  愉快な気分になる



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2011年11月15日火曜日

#43 自分が悪いと知ったら…

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#43 自分が悪いと知ったら…


相手と話している途中に、
自分の方が間違っている、自分の方が悪いと気づいたら、
そのとき何をした方がいいのでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
自ら誤りを認める

※「人を動かす」p.186参照
===================

さて、いかがでしたか?

カーネギーが自ら誤りを認めた方がいいと主張する理由を
こんな風に表現してくれています。

**********

自分が悪いと知ったら、
相手にやっつけられる前に自分で自分をやっつけておいたほうが、
はるかに愉快ではないか。

他人の非難よりも自己批判の方がよほど気が楽なはずだ。

自分に誤りがあるとわかれば、
相手のいうことをさきに自分でいってしまうのだ。

そうすれば、相手には何もいうことがなくなる。

十中八、九まで、相手は寛大になり、
こちらの誤りを許す態度に出るだろう

**********

なるほど、その通りですよね。

このことについて、
カーネギーは自分の飼い犬レックス(小さなブルドック)と
警官のエピソードをわかりやすく紹介してくれています。

(1回目の警告)

カーネギーはレックスを連れて公園まで散歩に出た。

レックスは人に噛みついたりする犬ではないので、
鎖も口輪もつけずに、公園で放した。

すると警官が寄ってきて、法律違反だと指摘を受けた。

その時カーネギーは、
法律違反であることは知っているが、
この犬は人に危害を加えるような犬ではないと反論した。

それに対して警官は、
君の犬はりすや子供に噛みつくかもしれない。
今日のところは見逃すが、次やったら裁判所に行ってもらうことになる
と警告を受けた。

※カーネギーが反論したら、警官は次回は裁判所行きと警告した


(2回目の警告)

カーネギーは、犬が口輪をいやがるので、
警官に見つかったら見つかったときのことと覚悟を決め、
口輪をしないで公園意への散歩を続けた。

そしてある日、警官に見つかってしまった。

**********

いよいよめんどうになってきた。

わたしは観念して、警官の発言を待たずに先手を打った。

「とうとう、現行犯でおさえられましたね。
 わたしが悪いのです。何もいうことはありません。
 
 ーーー先週、あなたから、二度とこういうことがあれば
 罰金だと注意されたばかりですから」

「うん、だが、まあ、あたりに人がいないときには、
 こんな小さな犬のことだし、つい放してみたくなるのも人情だろう」。

警官の声はおだやかだった。

「まったくそのとおりです。だが、法律は法律です」。

「しかし、まあ、こんな小さな犬は、だれにも危害は加えないだろう」。

警官はそういって異議をとなえる。

「いや、りすにかみつくかも知れません」。

「それは君、考えすぎだよ。
 それでは、こういうことにしたら、どうだーーー
 坂の向こうへ連れて行って、放してやるんだ。
 そうすれば、わたしの目も届かないからね。
 それで万事解決ということにしよう」。

**********

ということで、何とも面白いエピソードですよね。

お互いがゆずりあいはじめるという
とても奇妙ねことが実際に起きた訳です。

カーネギーはこのエピソードを次のようにまとめています。

**********

警官も人間だ。
やはり、自己の重要感がほしかったのである。

わたしが自分の罪を認めたとき、
彼の自負心を満足させる唯一の方法は、
わたしを許して太っ腹なところを見せることだったのだ。

だが、もしわたしがいいのがれをしたとすればーーー
警官と議論すれば、どんなことになるか、読者もご承知のはずだ。

警官と渡りあうかわりに、わたしは、先方が絶対に正しく、
自分が絶対に悪いと認めた。

即座に、いさぎよく、誠意をこめて、認めた。

すると、互いにゆずりありがはじまり、
わたしは相手の身に、
相手はわたしの身になって話しあい、
事件はめでたく解決したのである。

前に法の権威でおどしつけたこの警官が
一週間後に見せたやさしい物腰には、
ださもおどろかされたことだろう。

**********

「人を動かす」の別のパートにあった、

『自己重要感を満たす』

という戦略と完全にシンクロしていることが分かると思います。

『議論を避ける』

『誤りを指摘しない』

『誤りを認める』

というカーネギーの教えを実践するよう意識していきます。



【今日のモットー】

自分の方が悪いと気づいたら、

相手にやっつけられる前に
自分で自分をやっつけて

愉快な気分になる

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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった問題)はこちら
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2011年11月14日月曜日

#42 価値判断よりも

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#42 価値判断よりも

私たちは他人からいろいろなことを聞かされるが、
その時普通どのように反応するだろうか?

本来は、相手の言ったことに対して、
「価値判断」を与えるのではなく、
「○○」を与えるべきである。

さて、この○○に入る漢字二文字はなんでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
理解


※「人を動かす」p.173参照
===================



さて、いかがでしたか?

ちょっと分かりにくいので、関連する部分を引用してみます。


**********

高名な心理学者カール・ロジャースは、
『人格の形成』の中でこう述べている。

他人を真に理解することが、
どれほどむずかしく、
どれほど大きな価値があるかはかり知れないものがある。

わたしたちは、他人からいろいろなこをを聞かされるが、
そのとき、どう反応するだろうか?

相手のいったことに対して理解ではなく、
価値判断をまず与えるのが普通である。

だれかが何かについて、
感想、意見、または信念を述べると、
それを聞いたわたしたちは、即座に

「そのとおり」とか
「ばからしい」とか
「突拍子もない」とか
「むちゃだ」とか
「まちがいだ」とか
「ひどすぎる」とか

評価してきめつけてしまう。

相手の真意が、どこにあるのか
正確に理解しようとつとめることはきわめてまれである。

**********


「価値判断」や「評価」をする前に、
まずは「理解」に務める。

本当に大切なことなのですが、
なかなかできていない自分に気づかされます。

特に否定的な判断をしてしまったときは、
それを言葉に出さないように気をつける必要がありますね。


『議論を避ける』

『誤りを指摘しない』

というカーネギーの教えを実践するよう意識していきます。

(かなり強く意識しないと、
 ついつい議論したり、
 誤りを指摘してしまう自分がいます)



【今日のモットー】

相手を評価するのではなく、
相手を理解することから始めてみます。

その具体策としては、
「オウム返し」の話し方を取り入れていきます。


「なるほど、○○と思っているんだ〜」

「へえ、○○なんだ〜」

みたいな感じで、評価や判断するのではなく、
相手の話をそのまま受け取って、
そのままオウム返しするように努力してみます。



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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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2011年11月13日日曜日

#41 切り出す言葉

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#41 切り出す言葉

相手の誤りを指摘しないことは、
人間関係においてとても大切なことです。

それでは、相手が間違っていると思ったときには、
(思うばかりではなく明らかに間違っていたときでも)

どのような言葉を使って話を切り出して行けばいいのでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
「おそらくわたしのまちがいでしょう。」


※「人を動かす」p.169参照
===================



さて、いかがでしたか?

すごい切り出しですよね。


自分ではなく、相手の方が間違っていると思っている時や
明らかに相手が間違っている時でも、

カーネギーは
「おそらくわたしのまちがいでしょう。」
と切り出すことを勧めているのです。


カーネギーから教えてもらわない限り、
そのような状況で
私はこんな台詞を一生言うことがなかったと思います。



かなり極端な教えと感じる方がいるかもしれないので、
本の中に書かれているエピソードを紹介してみます。

アメリカで自動車販売をしている男の話です。

彼が言うには、自動車販売の仕事はストレスが多く、
客の苦情に対しても、
つっけんどんになりがち。

そこで今までの作戦を変えて、
お客に対して、次のように言うようにしてみた。


**********

「おはずかしい話ですが、
 わたしどもの店ではこれまでに
 ヘマをしたことが何回かあります。

 今度も、何か考えちがいがあるかも知れません。

 お気づきの点がありましたら、
 どうぞおっしゃってください。」


これで、相手側も気を許して、
胸にあることを率直に話し、
最後にはものわかりよく決着をつけてくれる。

わたしの“理解ある態度”に対して、
客から例をいわることもあった。

新車を買いたいという友人まで店に連れてきて
紹介してくれた人がふたりもいた。

競争の激しい自動車業界では、
そういう客が何よりもありがたい。

客の意見を尊重し、
客をたいせつにあつかうことだけが、
激しい競争に勝つ道だとわたしは思っている。

**********


なるほど、そういうものなのですね、人間関係とは。



誤りを指摘しても、相手は変わらないという真理を
歴史上の偉人たちがいろんな言葉で表現していることも
本の中で紹介されています。


**********

教えないふりをして相手を教え、
相手が知らないことは、
忘れているのだといってやる

アレクサンダー・ポープ(18世紀のイギリスの詩人)

**********

人にものを教えることはできない。
みずから気づく手助けができるだけだ。

ガリレオ・ガリレイ

**********

できれば、人よりかしこくなりなさい。
しかし、それを、人に知らせてはいけない。

17世紀の政治家チェスターフィールド卿が息子に与えた処世訓

**********

わたしの知っていることはひとつだけだーーー
自分が何も知っていないということ。

ソクラテスが弟子に繰り返して言った言葉

**********


そして、これらの言葉の後に、
カーネギーはこう続けています。


**********

わたしは、どうまちがっても
ソクラテスよりかしこいはずがない。

だから、他人のまちがいを指摘するようなまねは、
いっさいしないことに決めた。

この方針のおかげで、
ずいぶんと得をしてきた。

**********


私(影山)がソクラテスやカーネギーより賢いことは
絶対にありえないので、
相手の間違いを指摘するなんて阿呆なことは
絶対にしないようにしていきます。



【今日のモットー】

今日の朝、家を出て駅に着くまでの間で、

「おそらくわたしのまちがいでしょう。」

という台詞を小声で10回言ってみる

自分としては全くもって不慣れなこの台詞が
少しでも自分らしく言えるようにチャレンジしていきます。



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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

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2011年11月12日土曜日

#40 論理ではなく…

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です


【カーネギーからの質問】#40 論理ではなく…

相手の誤りを指摘しない大切さを
カーネギーは教えてくれています。

誤りを指摘しても、
相手は自分の考え方を変えようなどと思うわけがないと言います。

その理由は、
「傷つけられたのは、論理ではなく、○○なのだから」
ということです。

さて、この○○に入る漢字二文字は何でしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
感情

※「人を動かす」p.168参照
===================



さて、いかがでしたか?

なるほど、その通りですね。


傷つけられたのは、「論理」ではなく「感情」なのだから


この教えが書かれている部分を引用すると次のようになります。

**********

目つき、口ぶり、身振りなどでも、
相手のまちがいを指摘することができるが、
これは、あからさまに相手を罵倒するのとなんら変わりない。

そもそも、相手のまちがいを、なんのために指摘するのだーーー

相手の同意を得るために?

とんでもない!

相手は、自分の知能、判断、誇り、自尊心に
平手打ちをくらわされているのだ。

当然、打ちかえしてくる。

考えを変えようなどと思うわけがない。

どれだけプラトンやカントの論理を説いて聞かせても
相手の意見は変わらないーーー


傷つけられたのは、「論理」ではなく「感情」なのだから

**********


他人から誤りを指摘されたときの自分の感情を考えると
まさにその通りです。

しかし、他人の誤りに気づいたときの自分の行動は
相手の感情に配慮することなく
「相手にとってよかれ」と思って
相手の誤りを指摘してしまう。

そんな短絡的な行動をとっている自分に気づかされます。

なんとかこの教えを守れるように努力していきます。



【今日のモットー】

相手の誤りに気づいたときは、
心の中で「1、2、3」と3秒数える癖をつける。

(そして、誤りを指摘しない教えを思い出す)


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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

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2011年11月11日金曜日

#39 9つの方法

(カーネギーセブン Project)斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です


【カーネギーからの質問】#39 9つの方法

「片々録」と題した本に、意見の不一致から口論を生じないようにする方法が9つ書かれています。

さて、その9つとは何でしょうか?
というよりも、あなたが考える「意見の不一致から口論を生じさせないようにする方法」を9つリストアップしてみてください。

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
1)意見の不一致を歓迎せよ

2)最初に頭をもたげる自己防衛本能に押し流されてはならない

3)腹を立ててはいけない

4)まず相手のことばに耳をかたむけよ

5)意見が一致する点をさがせ

6)率直であれ

7)相手の意見をよく考えてみる約束をし、その約束を実行せよ

8)相手が反対するのは関心があるからで、大いに感謝すべきだ

9)早まった行動を避け、双方がじっくり考えなおす時間を置け


※「人を動かす」p.164参照
===================



さて、いかがでしたか?

なるほど、その通りですよね。


でも、自分の日常と照らし合わせてみると
かなり実践できていない。
そんなお粗末な状況です。


私としては、特に4)と5)を実践したみたいと
強く思いました。

**********

4)まず相手のことばに耳をかたむけよ

相手に意見を述べさせ、最後まで聞く。

さからったり、自己弁護したり、争論したりすれば、
相手との障壁は高まるばかりだ。

相互理解の橋をかける努力こそたいせつで、
誤解の障壁をかさあげするなど愚の骨頂である。


5)意見が一致する点をさがせ

相手の主張を聞いたら、まず賛成できる点を話す。

**********



【今日のモットー】

・まずは相手のことばに耳をかたむける

・意見が一致する点をさがせ



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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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2011年11月10日木曜日

#38 お釈迦様の言葉

斎藤一人さんの教え『一人さんの本を読むより、カーネギーの「人を動かす」を7回読み!』を実践するために、日々【カーネギーからの質問】を作りながら、読み進めています。


【カーネギーからの質問】#38 お釈迦様の言葉

釈尊いわく
「憎しみは、憎しみをもっては永久に消えない。○をもってしてはじめて消える。」

さて、この○に入る感じ一文字はなんでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.



※「人を動かす」p.163参照
===================



さて、いかがでしたか?

実に、深い言葉ですね。


このお釈迦様の言葉を、
戦争反対とか軍備増強禁止みたいな次元ではなく、
自分の日々の生活に活かしてみたいと思います。


そのヒントはカーネギーは具体的に教えてくれています。

「誤解は、議論をもってしては永久にとけない。」
とカーネギーは言います。


そして、誤解を解く方法を5つ紹介しています。

・気転

・外交性

・慰め

・いたわり

・相手の立場で同情的に考える思いやり


なるほど、その通りですね。



【今日のモットー】

気転、慰め、いたわり、思いやりを以て
議論をさけて、
清々しい一日にしていきます。


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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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2011年11月8日火曜日

#37 ベンジャミン・フランクリン

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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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【カーネギーセブン Project】今日の質問

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART3「人を説得する十二原則」第1節の2日目

====================================================
カーネギーからの質問 #37

Q.

**********

ベンジャミン・フランクリンはよくこういっていた

「議論したり反駁しているうちには、
 相手に勝つようなこともあるだろう。
 しかし、それはむなしい勝利だ」

**********


ベンジャミン・フランクリンがそう言っていた理由とは、
一体何でしょうか?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
相手の好意は絶対にかち得ないのだから。


※「人を動かす」p.161参照
====================================================



さて、いかがでしたか?

確かに、勝ったとしても、好意を得られる訳ないですよね。

相手をノックアウト=ぶっとばしてしまったのですから…


カーネギの講習会に参加した会計士(フレデリック・パーソンズ)の
興味深いエピソードも紹介されています。


------------------------------------
【BEFORE】議論白熱中

税務監査官と一時間にも及ぶ議論の中で、
九千ドルの一項目が問題になった。

パーソンズの主張:

この九千ドルは事実上の貸し倒れで
回収不能であるから
課税の対象にされるべきではない


監査官の主張:

「貸し倒れ!ばかばかしい!
 当然、税金の対象になるよ」


------------------------------------
【転換点】

パーソンズ:

「議論」をやめて話題を変えて、
相手を「賞讃」することにした

**********

ほんとうに、あなたのお仕事は大変ですね。

この問題などはほんのささいなもので、
もっともっと重要なむずかしい仕事をなさってるんでしょう。

わたしも商売がら租税の勉強をしていますが、
わたしのは、書物から得た知識にすぎません。

あなたは実際の経験から知識を得ていらっしゃる。

わたしも、あなたのような仕事に
つけばよかったと思うことがよくあります。

きっといい勉強になるでしょう。

**********


------------------------------------
【AFTER】賞讃後

3日後、
彼(監査官)は私(パーソンズ)の事務所にやってきて、
税金が申告通りに決定したことを伝えた。

(パーソンズは追加の税金を支払わずに済んだ)

**********

この監査官は、人間のもっとも普遍的な弱点を
さらけ出して見せたのである。

彼は重要感を欲したのだ。

パーソンズと論争をしているあいだは、
権威をふりまわすことによって重要感を得ていた。

ところが、自分の重要感が認められて議論が終り、
自我の拡大がおこなわれると、
たちまちにして彼は、
思いやりのある親切な人間に変わったのだ。

**********

------------------------------------


『議論を賞讃に変える』

たったこれだけで、状況を一変させることができるのですね。


昨日紹介した「トラックセールスマン」の話と同じように
今日の「税務監査官」のエピソードも、
記憶にねちっとくっつけておきたいと思います。




【やってみよう!】

====================================================
『議論を賞讃に変える』

是非これを実践しましょう。

1)よく議論をする相手を一人思い出してみよう

2)その相手と次回会ったときに、
  議論ではなくどんな「賞讃」の言葉を投げかけるのか
  その台詞を考えてみよう。

====================================================


(影山勝巳の場合)

1)
ダーキーさん

2)
・彼の頭の回転の速さ
・相手のことを一番に考える「For You」の精神

この二つの素晴らしさを
率直に伝えてみることにします。





====================================================
【復習】カーネギーからの質問 #037

Q.

**********

ベンジャミン・フランクリンはよくこういっていた

「議論したり反駁しているうちには、
 相手に勝つようなこともあるだろう。
 しかし、それはむなしい勝利だ」

**********


ベンジャミン・フランクリンがそう言っていた理由とは、
一体何でしょうか?

====================================================

A.
相手の好意は絶対にかち得ないのだから。


※「人を動かす」p.161参照
====================================================

2011年11月7日月曜日

#36 議論に勝つ方法

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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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【カーネギーセブン Project】今日の質問

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART3「人を説得する十二原則」第1節の1日目

====================================================
カーネギーからの質問 #36

Q.

**********

議論に勝つ最善の方法は、
この世にただひとつしかないという結論に達した。

**********


さて、その唯一の方法とはなんでしょうか?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
議論を避けること


※「人を動かす」p.159参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


何か禅問答みたいですね。

カーネギーはこの唯一の方法を紹介した後、
以下のように続けています。

**********

毒蛇や地震を避けるように議論を避けるのだ。

議論は、ほとんど例外なく、双方に、
自説をますます正しいと確信させて終わるものだ。

議論に勝つことは不可能だ。
もし負ければ負けたのだし、
たとえ勝ったにしても、やはり負けているのだ。

なぜかといえばーーー
仮に相手を徹底的にやっつけたとして、
その結果はどうなる?ーーー

やっつけたほうは大いに気をよくするだろうが、
やっつけられたほうは劣等感を持ち、
自尊心を傷つけられ、憤慨するだろう。

「議論に負けても、その人の意見は変わらない」。

**********


確かにその通りですよね。


そして、カーネギのセミナーに参加した
トラックのセールスマンの面白いエピソードも紹介されています。


【BEFORE】セミナー参加前

いつも客に議論を吹っかけたり、さからっている。
売りこもうとしているトラックに
ちょっとでも客がけちをつけると、
おそろしくいきり立った。
結局は、トラックは一台も売れない。


【AFTER】セミナー参加後

ホワイト・モーター会社の花形セールスマンとなった

**********

いま仮に私が売り込みに言って、相手から

「ホワイトのトラック?
 あれはだめだ!
 ただでくれてもお断りだ。
 買うなら○○社のトラックにするよ」

と言われたとする。

「ごもっともです。
 まったく○○社のトラックはいいですからね。
 あれは、お買いになってまちがいはありません。
 会社はりっぱだし、販売係もみないい人ばかりです」

と私は答える。

これには、相手も二の句がつげない。
議論の余地がないわけだ。

相手が○○社はいちばんいいといい、
こちらがそのとおりだと答えるのだから、
相手にはいうことがなくなる。

こちらが同意しているのに、
まだそのうえ
「○○社が一番だ、一番だ」
と一日じゅういいつづけるわけにはいくまい。

そこで、今度は話題を変えて、
ホワイト社のトラックの長所について
話しはじめるのである。

**********


大変興味深いエピソードですね。
このトラックセールスマンの話を
記憶にがっちりくっつけておきたいと思います。




【やってみよう!】

====================================================
「議論を避ける」

是非これを実践しましょう。

1)最近、議論した場面を思い出してみよう
  (相手、状況、場所、結論)

2)そのとき「議論を避ける」という作戦を知っていたら
  あなたはどのように振る舞いましたか?

====================================================



(影山勝巳の場合)

1)
昨日お客様に対して

2)
もちろん激しい議論にはなりませんでしたが、
もし、相手が議論に乗ってきたら、
どんどんエキサイトしてしまったと思います。
今後は、議論になりそうな話題を上手に受け流す。
これでいくようにします。

「受け流す」

自分としては、かなりしっくりくるキーワードです。






====================================================
【復習】カーネギーからの質問 #036

Q.

**********

議論に勝つ最善の方法は、
この世にただひとつしかないという結論に達した。

**********


さて、その唯一の方法とはなんでしょうか?

====================================================
A.
議論を避けること


※「人を動かす」p.159参照
====================================================

2011年11月6日日曜日

#35 どんな話題?

-------------------------------------------------------
《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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【カーネギーセブン Project】今日の質問

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第6節「心からほめる」の3日目

====================================================
カーネギーからの質問 #35

Q.

**********

人と話をするときは、○○を話題にせよ。
そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる

**********


さて、この○○に入る言葉はなんでしょうか?
(二文字ではなくもう少し長いです)

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
その人自身のこと

**********

人と話をするときは、その人自身のことを話題にせよ。
そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる

**********


※「人を動かす」p.154参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


確かにその通りだと思います。

この言葉は、大英帝国ビクトリア朝期の首相
ベンジャミン・ディズレーリのものだそうです。

ディズレーリのプロフィールはこちら(Wikipediaへ)
http://tinyurl.com/6ezea


人に好かれる六原則の6番目として
「心からほめる」
ことをカーネギーは数多くのエピソードを紹介することで
とても強く強調しています。

このテーマに関しては、いろいろな表現で、
その意味や方法を展開しています。



・心からほめる

・常に相手に重要感を持たせる

・重要な人物になりたいという願望は
 人間のもっとも根強い欲求だ

・すべて人にせられんと思うことは
 人にもまたそのごとくせよ(黄金律)

・見えすいたお世辞は聞きたくないが、
 心からの賞讃には飢えている

・相手に敬意を示す

・ていねいな思いやりのあることばづかい

・“あなたは重要な存在だ”

・賞讃の原則

・ちょっとした思いやりや賞讃が
 よほど身にしみるのだろう

・人と話をするときは、その人自身のことを話題にせよ。
 そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる

・重要感を与えるーーー誠意をこめて


これらを肝に銘じて、人と接していくようにしていきます。




【やってみよう!】

====================================================
カーネギーが紹介してくれた
以下にあるディズレーリの教えを
あなたは今日誰に対して実践してみますか?

**********

人と話をするときは、その人自身のことを話題にせよ。
そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる

**********

====================================================



(影山勝巳の場合)

今日はお客様を3件訪問します。

(上福岡→溝の口→汐留という感じで、
 埼玉/神奈川/東京の3都県を移動します)


その3件とも、一度お会いしたことはあるものの、
まだほとんどお話ができていない方々です。

その打ち合わせの中で、
「その人自身のこと」を話題にして、
相手の話をしっかりと聞いてみることにします。




====================================================
【復習】カーネギーからの質問 #035

Q.

**********

人と話をするときは、○○を話題にせよ。
そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる

**********


さて、この○○に入る言葉はなんでしょうか?
(二文字ではなくもう少し長いです)


====================================================
A.
その人自身のこと

**********

人と話をするときは、その人自身のことを話題にせよ。
そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる

**********


※「人を動かす」p.154参照
====================================================

2011年11月5日土曜日

#34 相手の心をつかむ方法

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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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【カーネギーセブン Project】今日の質問

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第6節「心からほめる」の2日目

====================================================
カーネギーからの質問 #34

Q.

**********

人はだれでも他人より
何らかの点ですぐれていると思っている。
だから、相手の心を確実に手に入れる方法は、

**********

カーネギーはこの先の文章で、
「相手の心を確実に手に入れる方法」
は何だと言っているでしょうか?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
相手が相手なりの世界で
重要な人物であることを率直に認め、
そのことをうまく相手に悟らせることだ。

※「人を動かす」p.144参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


この節の中で
何度も繰り返しカーネギーが繰り返している

・常に相手に重要感を持たせること

・人は心からの賞賛に飢えている

という真理の応用編と言えると思います。


この箇所の少し前では、
こんなエピソードも紹介されています。

**********

たとえば、レストランで、
給仕が注文をまちがえて持ってきたとき、

「めんどうをかけてすみませんが、
 わたしはコーヒーよりも紅茶のほうがいいんです」

とていねいにいえば、
給仕はこころよく取りかえてくれる。

相手に敬意を示したからだ。

こういうていねいな思いやりのあることばづかいは、
単調な日常生活の歯車にさす潤滑油の働きをし、
同時に、育ちのよさを証明する。

**********

なるほど、その通りだと思います。

普段の自分の行動を振り返ると
恥ずかしくて穴に入りたくなります。

注文を間違えて持ってきたウエイターに
カーネギーの言うような言葉遣いで話した経験は
過去に一度もありません。
(大変恥ずかしながら・・・)

間違えている
という事実を淡々と伝えるのが一番と
勝手に思い込んでいました。


「丁寧で思いやりのある言葉遣い」

「相手の自己重要感を尊重した話し方」

を実践するよう、肝に銘じていきたいと思います。




【やってみよう!】

====================================================
カーネギーの教えである

**********
相手の心を確実に手に入れる方法は、
相手が相手なりの世界で
重要な人物であることを率直に認め、
そのことをうまく相手に悟らせることだ。
**********

を活かしてみよう!

1)あなたが今日(または明日)会う人の中から、
  誰に対してカーネギーの教えを活かしてみるのか
  一人決めてみましょう

2)その相手に、具体的に、どのような態度を取りますか?

====================================================



(影山勝巳の場合)

1)明日のセミナーでお会いするあの方にします

2)その方に先日の御礼を伝える際、
  なぜその方を私が素晴らしいと思っているのか
  率直なところをお伝えしてみます



====================================================
【復習】カーネギーからの質問 #034

Q.

**********

人はだれでも他人より
何らかの点ですぐれていると思っている。
だから、相手の心を確実に手に入れる方法は、

**********

カーネギーはこの先の文章で、
「相手の心を確実に手に入れる方法」
は何だと言っているでしょうか?

====================================================
A.
相手が相手なりの世界で
重要な人物であることを率直に認め、
そのことをうまく相手に悟らせることだ。

※「人を動かす」p.144参照
====================================================

2011年10月4日火曜日

「未来からの質問」プロジェクト vol.0


昨日(10/3)発売の「日経ビジネス」は読まれましたか?




● まずは「過去」の話から

先週、自分の「過去」を徹底的に振り返った結果を
レポートにまとめて公開しました。


世界はチャンスで溢れている!
「マイクロ法人」でいこう。
http://www.improbic.net/sem/world_chance2/


おかげさまで、予想をはるかに上回る沢山の方々に、
お読みいただくことができました。

そのレポートを読んでいただいた方から届いた
一つ一つのメッセージを読んでいると

こんな自分の「過去」でも、誰かの役に立てるんだなあ~

と、とても新鮮な発見がありました。



あのスティーブ・ジョブスは、こんなことを言っています。

------------------------------------------------------
人は未来を見通して点と点とを繋げて見ることはできない。

できるのは過去を振り返って繋げることだけだ。
------------------------------------------------------

なるほど、その通りだと思います。

そのジョブスの言葉を信じて
自分の「過去」を振り返り、
「過去」の点と点をつないだレポートを書いてみて
本当によかったと思っています。



● 確実に来る未来

しかし、もし仮に・・・

「確実に来る未来」

を知ることができたらどうでしょう?


もし競馬で勝つ馬を事前に知れたら、
その当たり馬券を先回りして買いますよね。

また、もし自分が交通事故に遭うことを事前に知れたら、
絶対に事故現場となる場所に行かないですよね。



実は、昨日発売された雑誌「日経ビジネス」10/3号で

「確実に来る未来100」

という大変興味深い特集が組まれています。



● 日本の「国家」が関わる未来

その100個の中の一部を紹介してみると・・・


・2050年、日本のGDPは世界8位まで転落する
 (2010年現在、日本は3位)

・2020年以降、日本は「ゼロ成長国家」に

・2023年の日本は、年間の死亡者数が出生数の2倍になる

・2020年の日本は、3世帯に1世帯が一人暮らしに

・2015年以降、日本では中小飲食業の倒産が相次ぐ

・2020年、日本の消費税は20%


なんとも暗い「未来」が確実に来ると書かれています。

特に、日本という国家が直接関わる領域は、
とても暗い未来が待っているようです。



● 日本の「産業分野」が関わる未来

一方で、日本の産業分野が関わる領域には、
いくつかの明るい未来もあるようです。


・海洋資源で日本が一躍エネルギー大国に

・燃料電池車がお手軽に

・2027年、リニア新幹線開業で東京~名古屋が通勤圏
 (なんと40分!)

・2030年以降、ガンは薬だけで完治



● 勘違いしないでください

ここで私が言いたいのは、

日経ビジネスが「確実に来る」と言っている未来が
本当に来るのかどうか? を議論する

そんなどうでもいいことではないのです。


私がみなさんと一緒に考えたいことは・・・


もし競馬で勝つ馬を
「ある程度確実」に知れたら
その馬券を一応買っておきませんか?


もし自分が交通事故に遭うことを
「ある程度確実」に知れたら、
それでも事故現場となる場所には近づきますか?


そういう類の話なのです。



● 自由に生きるために

作家の橘玲氏はその著書を通じて、
この私にとても重要なメッセージを投げ掛けてくれました。

  =================================

  いま必要なのは、
  自由に生きることの素晴らしさを
  みんなが思い出すことだ。

  =================================

  一人ひとりが
  「自由に生きるための戦略」を
  持たなきゃいけないっていうことだ。

  =================================


自由に生きることは素晴らしいことです。

しかし、そのことと同時に、
自由に生きるためには「戦略」が必要であることを、
橘氏は教えてくれているのです。



● 今、私たちがやるべきこと

それは、未来を予測することに
自分のエネルギーを掛けることではありません。

「ある程度確実」に来る未来は
もう分かっているのです。


ですから、あとは、

 リスクに備え
 好機をとらえる準備を始める

このことを一人ひとりが考え、自らの責任で行動に移す。


これこそが、
「自由に生きるための戦略」
の構築と実践なのだと思います。



自らの考えや経験に基づいた
さまざまな情報が交換されることで、
一人でも多くの人が

自分らしい「自由に生きるための戦略」

を作り上げる。



そして、
自由に生きることと真剣に向き合った人達が、

「自由に生きることの素晴らしさ」

を毎日実感しながら生きていく。



そんな人達が、どんどん増えていく。



そんな世の中が来るのも、そう遠くはない、

「ある程度確実」に来る未来

であるような予感がします。



● 知恵が集う

現在、あるプロジェクトを準備中です。

それは・・・

-------------------------------------------
一人ひとりが、
自分らしい「自由に生きるための戦略」
を作るヒントを
私からお届けし、

それを受け取った方の様々な知恵が集う

「未来からの質問」

-------------------------------------------

という名のプロジェクトです。



このプロジェクトでは、
さまざまな情報を手軽に交換できるプラットフォームが必要なのですが、
クリアすべき技術的な課題があるのです。

その課題が解消でき次第、
改めてみなさまにご報告させていただきます。



● はじめの一歩

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

最後に一つだけお願いをさせていただけますか?


このレポートを読んだ感想を残してください。


以下のコメント欄でも結構ですし、

facebookユーザーの方なら、
そのリンク元となったウォールでも結構です。


決して、情報交換がやりやすいプラットフォームではありませんが、
最低限のことはできるかと思います。


ここまで読んでいただいたあなたの時間が
ご自身のコメントを残すことで、

  他の人のお役に立つ

そんな橋渡しのお手伝いができましたら、
心からうれしく思います。




  自由に生きることの素晴らしさを
  みんなで思い出して、
  自らの責任でどんどん行動に移していきましょう。


  2011年10月4日

  影山勝巳

2011年9月24日土曜日

#33 黄金律

大洋へ

風邪はすいぶん良くなりましたね。

今回の風邪で大病院に行って検査した結果
「咳喘息」という持病があることが分かりました。
(前から薄々は分かっていましたが・・・)

お母さんと同じ病気ですね。

ただ、小学生になるまでに
この持病が治ることもよくあるとのこと。

持病と上手につきあいながら
健康になっていきましょうね。


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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成

しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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三連休の真ん中。

今日は朝早く家を出て、オフィスに向かった。
(はずだった)


しかし・・・

自宅最寄りの駅から反対方面の電車に乗ってしまった。

あまりに天気がよかったから。


八高線の鈍行列車に乗って
のどかな風景を楽しみながら
PC作業をするつもりだった。


しかし・・・

八高線がかなりの混雑。
座れない。

結局、本を読んだり昼寝をしたりしている内に、
電車は高崎駅に到着。

高校生の頃から、
一度八高線で高崎まで行きたいと漠然と思っていたが、
ようやくその念願が叶ったことになる。


高崎についた後、
今度こそは鈍行列車で座ろうと思い、
行き先を考える。

目指すは、
草津温泉、志賀高原、軽井沢、八ヶ岳(小海線)などと
いろいろ候補を考えたが、
結局、上越線の水上駅まで行くことにした。


その後、水上駅に着いたものの、
何をするかイメージが湧かなかったので、
バスとゴンドラを乗り継いで、
谷川岳の天神平まで行ってしまった。




ジーンズにスニーカーという服装なのだが、
大きなビジネスバッグを抱えている姿は
周囲からかなり浮いていた。


「山ガール」って、
こういう人達なんだ~
こんなに沢山いるんだ~

と普段自分が接しない世界に触れることができた。


そして、天神平の頂上から望む眺望はまさに絶景。


前回、山や高原に行ったのはいつのことだろう?

しばらく行っていなかったことを思い出した。



結局、本日のルートは、

自宅→拝島駅→高麗川駅→高崎駅→水上駅
→(バス・ゴンドラ・リフト)→谷川岳天神平
→水上駅→越後湯沢駅→大宮駅→自宅

20:30に無事帰宅。


仕事はほとんど進まなかったが、
かなりリフレッシュできた気がする。

大満足の小旅行だった。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第6節「心からほめる」の1日目

====================================================
カーネギーからの質問 #33

Q.

**********

人間関係の法則について、
哲学者は数千年にわたって思索をつづけてきた。

そして、その思索のなかから、
ただひとつの重要な教訓が生まれてきたのである。

それは決して目あたらしい教訓ではない。
人間の歴史と同じだけ古い。

**********

カーネギーはこんなことを書いています。

それでは、この古今東西の哲学者たちが生み出した
ただひとつの重要な教訓とは何でしょうか?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
すべての人にせられんと思うことは
人にもまたそのごとくせよ。
(自分がされたいことを相手にしなさい)

※「人を動かす」p.140参照
====================================================



さて、いかがでしたか?

いわゆる「黄金律」ですね。

このことをカーネギーはことさら強く
以下のように伝えています。

**********

三千年前のペルシャで、
ゾロアスターはこの教訓を拝火教徒に伝えた。

二千四百年前の中国では、
孔子がそれを説いた。

道教の開祖、老子も
それを弟子たちに教えた。

キリストより五百年早く、
釈迦は聖なる川ガンジスのほとりで、
これを説いた。

それよりも千年前に、
ヒンズー教の聖典に
これが説かれている。

キリストは千九百年前にユダヤの岩山で、
この教えを説いた。

**********


歴史上の偉人や聖人たちは
すべて同じことを説いているという重大な事実を
私たちはもっともっと真剣に受け止めた方がよさそうです。


**********

人間は、
だれでも周囲のものに認めてもらいたいと願っている。

自分の真価を認めてほしいのだ。

小さいながらも、自分の世界では
自分が重要な存在だと感じたいのだ。

見えすいたお世辞は聞きたくないが、
心からの賞賛には飢えているのだ。

自分の周囲のものから、
チャールズ・シュワッブのいうように、
“心から認め、惜しみなくほめ”られたいと、
わたしたちは、みなそう思っているのだ。

それゆえ、あの“黄金律”にしたがった、
人にしてもらいたいことを、
人にしてやろうではないか。

**********

まさにおっしゃるとおり。

「見えすいたお世辞は聞きたくないが、
 心からの賞賛には飢えているのだ。」

この言葉を忘れないようにしたい。
そう今さらながら、強く思います。




【やってみよう!】

====================================================
自分がされたいことを相手にしなさい

この黄金律を
今日や明日、どのように実践しますか?

====================================================



(影山勝巳の場合)

身近なところからやってみたいと思いました。

最近、facebookの友達申請を受けることが増えてきました。

その友達申請を「承認」する際に、
必ず一言でもメッセージをつけることを習慣にします。

できるだけ、メッセージをつけるようにはしているのですが、
相手からのメッセージがないときは、
「ま、いっか~」
という軽い気持ちで、
「承認」のボタンを押すだけで済ますこともありました。

今すぐ、昨日友達申請を「承認」した方々に、
メッセージを入れています。




【明日の予告】

今日と同じ章から、問題を作ってみます。




--------------------------------------------------------

大洋へ
明日は自宅で仕事をするので、
ほどほどに遊びましょうね。  お父さんより

2011年9月5日月曜日

むさぼり読む

大洋へ

昨日はボーネルンドへ一緒に行きましたね。
http://www.bornelund.co.jp/

飛んだり跳ねたり駆け回ったり
いろいろ動き回れる施設があるのに、
大洋は電車遊びばかりしていましたよ。


電車遊びならおうちのプラレールでいくらでもできるのに・・・

なぜ、もっと動き回らないのだろう・・・


お母さんもお父さんもそんなことを思ってしまいますが、
大洋には全く関係ないみたいですね。

好きなことに夢中になれるって
すごい才能ですから
これをプラスに考えてみたいと思っています。


-------------------------------------------------------

8月から集中して読んでいる橘玲さんの本は
ついに12冊目となりました。

全16冊の著作中、11冊を一気に読んでいることになります。


彼の意見や思想を丸呑みするつもりはありませんが、

・なるほど、これは勉強になるな~

とか

・自分のなかで漠然としていた思いを上手に言語化してくれてるな~

とか、
いろいろなことを感じながら読み進めています。


元々、カーネギーの「人を動かす」を7回読むつもりでいた
8月、9月でしたが、
思いがけず、橘さんの本をむさぼり読んでいます。

そんな自分の心境の変化が
今後どんな形で行動につながるのか
自分でも楽しみになっています。



--------------------------------------------------------

大洋へ
早く咳が収まるといいね  お父さんより
   

2011年8月17日水曜日

#32 プログレ

大洋へ

大洋が最近やっている工夫は、段々すごくなってきましたね。

今の大洋のマイブームは、トンネル。


ソファーの下も、
テーブルの下も
すべてトンネルに見立てて
自動車や電車のおもちゃをくぐらせて遊んでいますね。

今晩は、
プラレールの橋桁を6段も積み重ねて、
「それをすごいトンネルができたよ!」
とお父さんに自慢してくれました。


想像力がどんどんたくましくなっていく姿を見ると、
お父さんはとてもうれしくなります。


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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
-------------------------------------------------------


ここ2週間ほど、橘玲さんの本を
何冊も集中して読んでいます。

大きな夢を見ることが大好きな自分にとって、
橘玲さんの冷徹な視点はとても勉強になります。

まずは資産運用を見直す必要があると感じ、
少し手を打つことに決めました。


ないものを運用することはできないので、
資産運用にばかり自分の時間を使う気はさらさらありません。

もっともっと稼ぐことに集中したいと思っています。


しかし、正しい知識を一度持てば、
資産運用の大きなミスは回避できるようにも思えるので、
今の勉強は無駄にはならないような気がします。

早く自分の中で、人生設計に対する正しい基本体系を構築して、
自動操縦でそれが回るよう、賢く仕組化していきたいと思います。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第5節「関心のありかを見ぬく」の1日目

====================================================
カーネギーからの質問 #32

Q.

**********

アメリカ大統領であった
セオドア・ルーズヴェルトをたずねたものは、
だれでも彼の博学ぶりにおどろかされた。

ルーズヴェルトは、相手がカウボーイであろうと義勇騎兵隊員であろうと、
あるいはまた、政治屋、外交官、その他だれであろうと、
その人に適した話題を豊富に持ちあわせていた。

では、どうしてそういう芸当ができたか、
種をあかせば簡単だ。

**********

カーネギーはこんなことを書いています。

それでは、この簡単なタネとは何でしょうか?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
ルーズヴェルトは、
だれかたずねてくる人があるとわかれば、
その人のとくに好きそうな問題について、
前の晩におそくまでかかって研究しておいたのである。

※「人を動かす」p.130参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


なるほど、種明かしとしては、実に簡単ですね。

しかし、私たちに比べると、
アメリカ大統領は信じられないほど多忙なはずなのに、
よくそんな時間があったな~と驚きを禁じ得ません。


きっと、時間はない中でも、
なんとかこの準備作業をしていたはず。

この準備作業をしないで誰かに会うのが気持ち悪い。

そう思えるほど、習慣化ができていたのだと思います。


カーネギーはこの種明かしをした直後に、
こうも書いています。


**********

ルーズベルトも、他の指導者たちと同じように、
人の心をとらえる近道は、

相手がもっとも深い関心を持っている問題を
話題にすること

だと知っていたのだ。

**********


なるほど。

もし、私が最も深く関心を持っているテーマについて、
誰かが話を振ってくれたら、
私はとても喜んでその話に答えていくでしょう。

そう思うと、このシンプルな法則を、
相手への気遣いとして実践する。

必要最低限かもしれませんが準備をして臨む。

そんなことを実践していきたいものです。




【やってみよう!】

====================================================
明日会う人や明後日会う人が
最も関心を持っているテーマはなんでしょうか?

折角なので、そのテーマについて
インターネットなどで少し調べてみませんか?

====================================================



(影山勝巳の場合)

私が明日お会いする方は、
趣味でロックバンドをやっています。

特に、プログレというジャンルに
こだわっていらっしゃるという話を
伺っていたことを思い出しました。


プログレとは、プログレッシブ・ロックの略で、
私が小学校高学年から中学生の頃、
流行っていたサウンドであることは知っていました。

しかし、それ以上のことはほとんど知らないので、
まずはWikipediaで今調べてみました。

----------
(Wikipediaからの引用)

プログレッシブ・ロック(英語:progressive rock)は、1960年代後半のイギリスに現れた

ロックのジャンル・スタイルの一つ。日本に於ける一般的な略称は「プログレ」。("プログ

レッシヴ・ロック"なる名称そのものがそもそも日本発祥のものである。-後述-)。70年代の

みにとどまらず、現在もそのスタイルの拡散・細分化が進んでおり、一口には説明のしにく

いジャンルである。


定義
「プログレッシブ」とは、本来、「先進的」・「前衛的」というような意味だが、プログレ

ッシブ・ロック・バンドという場合、そのアルバムや楽曲などが次のような特徴をもつもの

をさすことが多い。

・アルバム全体を一つの作品とする意識の徹底(コンセプト・アルバム)

・大作主義傾向にある長時間の曲

・歌が短く演奏重視で、インストゥルメンタルの楽曲も多い

・技巧的で複雑に構成された楽曲(変拍子などの多用)

・芸術性を重視した曲作り

・クラシックやジャズ、あるいは現代音楽とのクロスオーヴァー・ミクスチャーを試みたも

のも多く、高度な技術を有する

・シンセサイザーやメロトロンなどといった、当時の最新テクノロジーを使用した楽器の積

極的使用

・今までにない独創的な音楽性(あるいは既存のプログレバンドの音楽性から強く影響を受

けている)


上記の特徴は、キング・クリムゾン、イエス、エマーソン・レイク&パーマー、ジェネシス、

ピンク・フロイドなどのバンドが持つものである。おそらく、ピンク・フロイドの音楽をプ

ログレッシブ・ロックと形容したのを皮切りに、その音楽と同様の特徴をもつキング・クリ

ムゾン、イエスの音楽もプログレッシブ・ロックと呼ばれるようになり、これらのバンドの

音楽の特徴である上記(の一部)を満たすものは、プログレッシブ・ロックである、と分類

されていったのであろう。

(引用、ここまで)
----------


なるほど、なるほど。

ざっと読んでみたが、
いろんな反応が自分の心の中に湧き上がってきました。


「1960年代後半からだったんだ~」

「イギリス発祥だったんだ~」

「日本が名付け親なんだ~」

「確かに大作主義で演奏が長いので、
 気の短い自分はあまり好きになれなかったな~」

「ピンク・フロイドにはまっていた高校時代の友人のことを
 今思い出したけど、彼と最後にあったのはいつだったかな~」


まだまだ他にもいろいろな感情や感想が湧いてきました。


普段自分が接していない種類の情報なので、
素朴な感想や疑問がいろいろ湧き上がってくるものですね。


Wikipediaの情報をざっと読むのに掛けた時間は
3分ほどです。


この3分間の準備があるだけで、
明日の夕方お会いする方と、
いろんなことを話したり、質問したりできそうです。


・相手の興味を知る

・それを話題にしてみる


この二つのことは、
実はとても簡単なんだと驚いています。


明日の夕方、その方とお会いすることが
なんだかとっても楽しみになってきました。




【明日の予告】

今日と同じ章から、問題を作ってみます。
そして、「プログレ」を話題に出してどうなったのか?
その顛末も紹介してみたいと思います。


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大洋へ
鼻水は随分おさまったのかな?  お父さんより

2011年8月16日火曜日

#31 歯痛とおでき

大洋へ

三戸浜の一泊旅行、楽しかったですね。

年が同じ男の子と一緒に遊ぶ姿は、
本当に楽しそうでしたよ。


そして、海がかなり荒れているのに、
大洋を海の中に連れて行ったことを
お父さんは反省しています。

あんなに大好きだった海のことを
少し怖がるようになってしまったことは
本当に残念です。

これからは海の楽しい面を中心に
大洋が体験できるようにしていきますね。

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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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自分が学生だったの頃からヨットでお世話になっている方の家に
一泊で泊まりに行ってきました。

行った場所は、三浦半島の南端にほど近い、三戸浜という海岸。

そこに、家族三人でお邪魔しました。


その日の晩、
そのお世話になった方と夜遅くまでいろいろ話をしている内に、
ビジネスアイディアを思いつきました。

今まで全く考えたこともない分野のビジネスですが、
その方の話を真剣に聞く中で、チャンスが見えてきました。

早速、今晩からいろいろ調べ始めましたが、
なかなか面白そう。

この可能性を地に足つけて検証していきます。


このビジネスチャンスを形にしにいくかは、
もっともっとしっかり調べて考えますが、
今強く実感していることはこんなことです。



・チャンスは人が運んでくれる

・だから、人の話をしっかり聞くに限る


カーネギーの教えを深く学ぼうとしていなかったら、
きっとこのチャンスには気付かなかったはずです。


ホント、カーネギーに感謝です。


もっともっと、カーネギーから学び、
その学んだことを着実に実践していきます。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第4節「聞き手にまわる」の6日目

====================================================
カーネギーからの質問 #31

Q.
あなたの話し相手は、
あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、
別の何かに持っています。

それは何でしょうか?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
自分自身のこと

※「人を動かす」p.129参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


すぱっと正解した方が多いかと思います。



「人は自分に対して、一番興味を持っている」

この原則を忘れないようにするために、
カーネギーは次のような比喩を使っています。


**********

あなたの話し相手は、
あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、
自分自身のことに対して持っているのである。

中国で百万人の餓死する大飢饉が起こっても、
当人にとっては、
自分の歯痛のほうがはるかに重大な事件なのだ。

首にできたおできのほうが、
アフリカで地震が四十回起こったよりも
大きな関心事なのである。

人と話をするときには、
このことをよく考えていただきたい。

**********


遠くの大飢饉 << 自分

遠くの地震 << 自分


いいか悪いかの判断は抜きにして、
これが人間の本質であることを忘れないようにしていきます。




【やってみよう!】

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自分の商売について、ちょっと考えてみましょう。

あなたのお客様(社内顧客でもOK)は
何に対して、強い興味を持っているのだろう。


中国の大飢饉やアフリカの地震よりも
本人にとっては重大事件である
お客様の「虫歯」や「おでき」に」当たるものは
いったい何なのか、考えてみましょう。

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(影山勝巳の場合)

冒頭で書いた、
新しいビジネスアイディアについて考えてみました。


想定している顧客層はいろいろ考えられるのですが、
やはり一番最初にターゲットにするべき人たちは、


今、まさに困っている人



その人達の

・痛みを解消してあげる
・問題を解決してあげる


このアプローチが大切であることに今改めて気付きました。



- お客さまの「歯痛」は何か? -

- だれが今「歯痛」で困っているのか? -


この二つの質問を、節目節目で自分に投げ掛けることで、
自己満足のビジネスプランにならないよう、気をつけていきます。




【明日の予告】

次の章に進んで、質問を作ってみます。


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大洋へ
鼻水がおさまるといいね  お父さんより

2011年8月13日土曜日

#30 聞き上手になるコツ

大洋へ

海から帰ってきました。

今さらですが、お父さんは本当に海が好きみたいです。
そして、もちろんヨットも大好き。

大洋も海や水が大好きみたいなので、
来週、一緒に海に行くのを楽しみにしててね。

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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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ヨットでのクルージングから帰ってきました。

木曜日の深夜23:30に葉山マリーナを出航して、
石廊崎漁港へ向かい、金曜日の昼前10:30に到着。

翌日土曜日は、朝9:30に石廊崎を出港して、
熱海に向かい、16:30にスパマリーナ熱海に到着。

船は、日曜日に葉山まで戻りますが、
私は土曜日の夜、陸路で東京の自宅まで戻ってきました。

明日も良い天気に恵まれることを祈っています。


夜のセーリングでは、
空には満天の星。
そして、ヨットが走ることでできる引き波には
緑色の夜光虫が一杯。

本当にキレイでした。


そんな中、船を走らせながら
自分の商売のことをいろいろ考えていました。

そこで感じたことは、
ペンと紙を持たずに考えるのは、
本当に久しぶりだな~
という素朴な実感でした。


2年前に平先生に教えていただいた

THINK ON PAPER
(紙の上で考えろ)

を日々実践しているので、
紙とペンを持たずに考えることに
強烈な違和感を覚えました。

ラット(舵)を握って操船しているので、
ペンを持つことはできない事情はあるのですが、
紙とペンがないと、思考がぐるぐる回るだけで、
出口がないということを
久々に実感することができました。

そんなことを感じながら、
今年の年末にまた「孤独の旅」に出てみたいな~
という思いが込み上がってきました。

夜の海をひたすら走ることと、
「孤独の旅」に出て自分としっかり向き合うことは
結構似ているような気がしました。

2009年のクリスマスイブから6日間で行った「孤独の旅」は、
こんな感じでした。

新宿駅西口から夜行バスに乗って博多まで。
博多からは高速艇で釜山に渡る。
その後、ソウルまでは鈍行列車。
そして、中国に渡るフェリーに乗るために仁川に向かいましたが、
中国に渡る船の便が2日後にしかないため、
中国行きを断念したした経緯があります。


あの旅の続きとして、
仁川から中国・丹東行きの船に乗って、
今年は北朝鮮の対岸まで行ってみたい
そんな思いが沸々と湧き上がってきています。

本当に家族を置いて年末に「孤独の旅」に出るのか、
少し落ち着いて考えてみたいと思います。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第4節「聞き手にまわる」の5日目

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カーネギーからの質問 #30


Q.
人にきらわれたり、
かげで笑われたり、
軽蔑されたかったりしたら、
つぎの条項を守るにかぎる
とカーネギーは伝えている。

その最悪の結果をもたらす4つの条項とは何か?

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  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
・相手の話を、決して長くは聞かない。

・終始自分のことだけをしゃべる。

・相手が話しているあいだに、何か意見があれば、
 すぐに相手の話をさえぎる。

・相手はこちらよりも頭の回転がにぶい。
 そんな人間のくだらんおしゃべりをいつまでも聞いている必要はない。
 話の途中で遠慮なく口をはさむ。

※「人を動かす」p.128参照
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さて、いかがでしたか?


カーネギーはこの4条項を紹介した後、
以下の様に文章を続けています。

**********

世間には、この条項を厳守している人が
実在するのを読者は知っているはずだ。

私も不幸にして知っている。

有名人のうちにも、そういう人がいるのだからおどろく。

そういう人間は、まったく退屈でやりきれない相手だ。

自我に陶酔し、自分だけが偉いと思いこんでいる連中だ。

**********


確かに、そんな人間にははりたくないですよね。

でも、私の場合、かなり注意しないと、
そういう悪いパターンに入ってしまうことが
以前はかなり沢山ありました。

そうならないための対策を
カーネギーはシンプルに教えてくれています。


**********

話上手になりたければ、
聞き上手になることだ。

興味を持たせるためには、
まず、こちらが興味を持たねばならない。


相手が喜んで答えるような質問をすることだ。

相手自身のことや、
得意にしていることを話させるように仕むけるのだ。

**********


私の場合、どうしても何か言いたくなるときがあります。


何か言うにしても、自分のことを言うのではなく、

「相手が喜んで答えるような質問」

を自分が言えばいいんだ。


そんな私にとってとても便利でシンプルなコツを
カーネギーは教えてくれています。




【やってみよう!】

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最近、相手が気持ちよく話をしてくれた場面を
思い出してみましょう。

そして、その時、なぜ相手が気持ちよく話してくれたのか、
その理由を考えてみましょう。

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(影山勝巳の場合)

昨日、石廊崎漁港に入港した後、
自由に使える時間が随分あったので、
近くを少し散策してみた。

そして、その後、
遊覧船乗り場のそばにある
お土産やさん兼食堂に入りました。


そこの女将さんはとっても働き者。

きびきび動いていて、見ているだけで本当に気持ちがいい。


お客さんの流れが一段落したところで、
私はこんな風に声を掛けてみました。

「おねえさん、本当に働き者だね~
 きびきび動いているのを見ているだけで、
 こちらが気持ちよくなってくるよ。
 で、いつも一人で店を切り盛りしているの?」


この質問を1つしたら、いろんな話を聞くことができました。

・姪っ子がいつも手伝ってくれているが、
 今臨月なので今年の夏は一人で頑張っていること

・そこのお店の創業者であるおじいちゃんとおばあちゃんのこと

・自分の出身地のこと

・二人の息子のこと

などなど


そんな話を聞きながら、
お店が混んでくると、食器を下げたりするのを
私は手伝い始めました。

そして、2:30以降、客足が随分減ったので、
お店の外に出て、客引きまでやるようにしました。

すると、お客さんが結構入ってくれて、
それはそれでとても楽しい体験ができました。



「いつも一人で店を切り盛りしているの?」

たった一つの質問から始まりましたが、
そのことで、いろんなドラマが始まりました。



そして、その晩は、石廊崎漁港の目の前にある
龍宮という民宿に泊まったのですが、
夕食の後、食事の片付けを少し手伝い、
他のメンバーが部屋に戻った後も
民宿を経営するご夫婦の身の上話を
一人でいろいろと聞いていました。


特に何かを聞きだそうと狙った訳ではないのですが、

「なぜ、こんなにおいしい料理を出せるのだろう?」

と感じた素朴な疑問から、
いろんな話へとつながっていきました。



・相手に対して純粋な関心を寄せる

・相手が喜んで答えるような質問をする


カーネギーが繰り返し教えてくれている
この二つの大切なことを実践できたからこそ、
とても楽しい会話を楽しむことができたように思えます。

今後、このようなことがいつでも自然にできるよう、
修行を重ねていきたいと思います。




【明日の予告】

今日と同じ章から、最後の質問を作りたいと思います。


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大洋へ
月曜日から一緒に海に行けることを
楽しみにしています   お父さんより

2011年8月12日金曜日

#29 少年の行動力

大洋へ

今、お父さんはおそらく海の上です。

大洋は何をやっているのかな?


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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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このブログを書き始めてから初めて
予約配信をしてみます。


今日8/12(金)から夏休み。


深夜0時に葉山マリーナを出航して
伊豆半島の南端、石廊崎の隣にある
長津呂という小さな港に向かっているはずです。

そして、予約配信を正午にセットしたので、
順調に行けば、下田沖辺りを
今、ヨットで走っているはずです。


今晩は、船を漁港に停泊させて民宿に泊まるのですが、
石廊崎の近くではUQ WiMAXの電波が入りそうもないですし、
ヨットにパソコンを持ち込むのも怖いので
予約配信にてお届けしています。


一日ブログを書くのを止めようかなぁ~
とも思ったのですが、
毎日更新するという良い習慣が折角続いているので、
それを途絶えさせることがもったいなくなってきました。

良い習慣を身につけるプロセスは
こんな感じなのかもしれませんね。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第4節「聞き手にまわる」の4日目

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カーネギーからの質問 #29

Q.
家が貧しく、学校には六年足らずしか通えなかった、
オランダ移民エドワード・ボックという名の少年の話。


十三歳のとき、彼は学校をやめて
ウェスターン・ユニオン電報会社の給仕にやとわれた。

彼は向学心に燃えていたので独学をはじめた。

交通費を節約し、昼食を抜いてためた金で、
『アメリカ伝記全集』を買うと、

それを使って前代未聞のことをやった。


さて、その前代未聞のこととは、何だったでしょうか?

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  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
有名人の伝記を読み、
本人にあてて手紙を書き、
少年時代の話を聞かせてほしいとたのんだのだ。

※「人を動かす」p.125参照
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さて、いかがでしたか?


すごく純粋な気持ちがあふれる
すごい行動力ですね。

そう頼んだ結果の一部を紹介すると・・・

**********

当時、大統領選挙に立候補中の
ジェームズ・ガーフィールド将軍に手紙を出して、
少年時代に運河で舟を引いていたというのは
ほんとうの話かと問いあわせた。

ガーフィールドからは返事が届いた。


グラント将軍(南北戦争で北軍の総司令官、第十八代大統領)
にも手紙を書いた。

ある会議について聞かせてほしいと書いたのであるが、
グラント将軍は地図を書いて説明した返事をよこし、

この十四歳の少年を夕食にに招待して、
いろいろと話を聞かせた。

**********


すごいエピソードですが、
もし偉人達が少年少女からこのような手紙を受け取ったら、
かなりの高確率でこのように行動するだろうと
私たちでも予測できますよね。


そして、エドワード少年のことを
カーネギーはこうも表現しています。


**********

彼(エドワード少年)は良き聞き手であった。

有名人に、進んで自己を語らせたのである。

**********


「良き聞き手になる」

このシンプルな行動には、
ものすごいパワーが秘められているということなのです。




【やってみよう!】

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普段あまり接することがない
目上の方や大物の方の中で、
この少年のような純粋な気持ちで、
話を聞いてみたいと思える人はいませんか?

もし、その誰かを思いついたら、
勇気を出して、話を聞かせてほしいとお願いしてみませんか?

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(影山勝巳の場合)

今乗せていただいているヨットのオーナーの話を
じっくり聞いてみたいと思いました。

会社をご子息に譲られてビジネスの世界からは引退。
ヨットクラブの会長などをやってきた方で、
今でもヨットの世界では理事などの世話役を務められている方です。


その方に聞いてみたい話は、

・人を動かす秘訣

・商売繁盛の心得

・男の子の育て方

の3つです。


普段、その方のヨットに乗せていただく機会が
年に数回あるのですが、
なかなか深い話を伺う機会がありませんでした。

(話を聞こうとする勇気がなかっただけかもしれません)


今晩は、石廊崎の隣にある小さな港にヨットを停泊させて、
民宿でゆっくりできるはずなので、
普段とは異なる環境で、
普段とは異なる話を聞いてみることにしてみます。


そして、もし今日のその場が、
そのような話を聞くのにふさわしくない雰囲気であった場合は、
日を改めて、お話を伺わせていただきたいと
勇気を振り絞ってお伝えしてみようと思います。




【明日の予告】

朝、石廊崎を出航し、午後に熱海に入港する予定です。
ヨットが熱海に着いたら、仲間と別れて新幹線で東京に戻ります。

どのような問題をつくるのかは、
その時の気持ちで決めようと思います。


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大洋へ
大洋の元気な姿をまた見れるよう、
航海には細心の注意を払うことにしますね    お父さんより