2011年7月28日木曜日

#21 笑う門には・・・

大洋へ

最近、散らかしたおもちゃを
少し自分で片付けることができるようになってきましたね。

素晴らしい!


そこで、可愛いカレンダーをプリントアウトして、
お片付けができた日は、
「よくできました!」
というスタンプを押してあげるよう
お母さんに頼んでいます。

今日、そのカレンダーを見たら、
結構スタンプが溜まってきていますね。

そこで、改めてお母さんにお願いしたことは、
大洋が自分で何か少しでも片付けたら、
その場ですぐほめて、すぐスタンプを押してあげること。

そして、1日に2回も3回も片付けたら、
その都度カレンダーにスタンプを押して、
どんどんスタンプを増やしていくことです。

さて、これからどれだけスタンプが溜まるのか?
楽しみにしていますね。


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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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今日は一日「無料体験会」を開催した。

沢山のお客さまにお集まりいただき、
とてもなごやかで楽しい雰囲気で進行することができました。

イベント会場の空気は、
自分達が単に努力するだけでは良くできないので、
ご参加いただいたお客さま一人一人に深く感謝しています。


このような場でも、やはり笑顔は重要ですね。



「笑顔は確実に伝染する」

そんなことを強く実感できた一日でした。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第2節「笑顔を忘れない」の3日目

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カーネギーからの質問 #021

Q.
世のなかの人はみな幸福を求めているが、
その幸福をかならず見つける方法がひとつある。

さて、その方法とは一体何だろうか?

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  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
自分の気の持ち方をくふうすること

※「人を動かす」p.97参照
====================================================



さて、いかがでしたか?



この質問と答えだけではあまりピンと来ないかもしれませんが、
この先の文章を読めばすぐに、
カーネギーの言いたいことが分かると思います。


**********

 幸福は外的な条件によって得られるものではなく、
 自分の気の持ち方ひとつでどうにもなる。


 幸不幸は、財産、地位、職業などで決まるものではない。

 何を幸福と考え、また考えるか---
 その考え方が、幸不幸の分かれ目なのである。

 たとえば、同じ場所で同じ仕事をしている人がいるとする。

 ふたりは、だいたい同じ財産と地位を持っているにもかかわらず、
 一方は不幸で他方は幸福だということがよくある。


 なぜか?

 気の持ち方がちがうからだ。

**********



考え方、気持ちの持ち方が、幸不幸の分かれ目なのだと
カーネギーは教えてくれている。


以下に賢者達の言葉を紹介してみよう。


**********

 物ごとには、本来、善悪はない。
 ただわれわれの考え方いかんで
 善と悪が分かれる

 シェークスピア

**********

 およそ、人は、幸福になろうとする
 決心の強さに応じて幸福になれるものだ

 リンカーン

**********

 正しい精神状態はすぐれた創造力をそなえている。

 すべての物ごとは願望から生まれ、
 心からの願いはすべてかなえられる。

 人間は心がけたとおりになるものである。

 あごを引いて頭をまっすぐに立てよう。

 神となるための前段階---それが人間なのだ。

 エルバート・ハバード
 (アメリカの作家、哲学者、雑誌発行者、事業家)

**********

 笑顔を見せない人間は、商人にはなれない

 中国のことわざ

**********



幸福の象徴が笑顔。
そう言えるのかもしれない。


「笑う門には福来たる」

こんなことわざが日本にもありますよね。


「いつも笑顔でいよう」
という考え方を実践するだけで、幸福になれる


人生の極意は、実にこれほどまでにシンプルなのかもしれません。

しかし、シンプルだけれども、
実践することはそう容易ではありませんね。




【やってみよう!】

====================================================
あなたがコンプレックスに感じていること、
ネガティブに捉えていることを一つあげてください。

そして、どのようにすれば、
そのことをポジティブに捉え直すことができるのかを
考えてみてください。

何を幸福と考え、また考えるか---
その考え方が、幸不幸の分かれ目なのですから。

====================================================



(影山の場合)

 40歳代中盤を超えたのに、
 まだビジネスで大きな成功を収めていない


そんなコンプレックスを持っています。


人は私に向かって

「十分立派にやっているじゃないか」

「結構稼いでいるんでしょ?」

などと言ってくれることもあるが、
自分としてはかなりお粗末な成果しか上げられていないと思っている。


しかし、

「40半ばを過ぎたのに
 まだビジネスで成功できていない。
 なんて俺はダメなんだろう・・・」

こんな言葉が、壊れたテープレコーダーのように、
何度も何度も繰り返し頭の中で聞こえていたら、
どう考えても健康的ではない。


そこで、考え方を変えてみたい。

-------------------
(影山の新しい気の持ち方)

今まで数多くの失敗や様々な経験を積み重ねてきた。

自分の過去は、これから大きく成功するための財産となる。

だから、今まさに自分は成功へと続く道を歩いているのだ。


ゴールにどれくらい近づいているのか、
日々実感することは難しいけれど、
歩き続けている限り、ゴールには確実に近づいているのである。


このゴールに向かう過程を存分に楽しもう、味わおう。

そのプロセスそのものが人生なのだから。

-------------------


自分の新しい考え方をうまく文字で表すことはできていませんが、
まずはこれを出発点に、
自分の気の持ち方を変えていきたいと思います。



【明日の予告】

次節「名前を覚える」に移って出題してみます。


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大洋へ
スタンプを押してもらうカレンダーは、
大洋が2種類、お父さんも2種類あります。
お母さんにどんどんスタンプを押してもらえるように
楽しくやっていきましょう。  お父さんより

2011年7月27日水曜日

#20 無理矢理やってみよう!

大洋へ

今日、二日ぶりにお母さんと丸一日一緒でしたね。

お母さんのありがたさを少しでも感じてくれたら
大変うれしく思います。


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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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昨日の「やってみよう」で考えた、

**********
目を覚ましているあいだは、毎時間1回ずつ
誰かに向かって笑顔を見せること。
**********

に今日チャレンジしてみた。


このことをすっかり忘れてしまう時間帯が
とても多くありました。

このチャレンジを思い出して
実際に意識して笑うことができたのは
わずか5回。

残りの時間帯はすっかり忘れていました。

これでは、いけない、いけない。


条件反射で行動が起こせる「パブロフの犬」状態まで
できるだけ早く自分のことを持って行きたいと思います。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」
第2節「笑顔を忘れない」の2日目

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カーネギーからの質問 #020

Q.
笑顔を大切さを、カーネギーは様々な事例を紹介しながら
教えてくれているのだが、

どうしても笑顔などを見せる気にならないときは、
はたしてどうしたらよいだろうか?

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  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
無理にでも笑ってみること

※「人を動かす」p.97参照
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さて、いかがでしたか?



何か禅問答のようか感じもしますが・・・

このように無理にでも笑うよう勧める理由を、
ハーバード大学教授のウィリアム・ジェームスの説を引用して
カーネギーは教えてくれています。


**********

動作は感情にしたがって起こるように見えるが、
実際は、動作と感情は並行するものなのである。

動作のほうは意志によって直接に統制することができるが、
感情はそうはできない。

したがって、快活さを失った場合、
それを取り戻す最善の方法は、
いかにみ快活そうにふるまい、
快活そうにしゃべることだ・・・・・・

**********


動作が感情を決める。

だから、うれしそうに振る舞えば、うれしい感情が湧き上がり、
笑顔を無理矢理見せれば、笑いたくなる感情が生まれてくるということ。



これと似た話を、随分昔に聞いたことがあった。

それは・・・

「スキップしながら泣くことはできない」



心が踊るような気分の時にしたくなるスキップを、
泣きたい気持の時に無理矢理やってみると
もう泣くことはできなくなる

そういう意味です。



以前、印刷会社を経営していた頃、
どうにもこうにもうまくいかず毎日毎日悩み続けていました。

その時、このスキップの話を知ることができました。

そこで、どうしても辛く気分の落ち込んでいるときは、
最寄り駅から自分の会社まで歩いて向かう道で
実際にスキップをしてみたことがよくありました。


確かに辛い気持はどこかへ飛んでいき、
気持ちが軽くなることを体感することができたことを
今しばらく振りに思い出すことができました。



是非、一度、気持ちが落ち込んでいるときに、
敢えてスキップをしてみるという
一風変わったことにチャレンジしてみてください。


自分でやってみれば、

「落ち込んでいる場合じゃないよ、アハハ!」

みたいな感じで、
すぐに気持ちの変化をリアルに実感できると思います。




【やってみよう!】

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自分自身のことを考えて、
笑顔など見せる気にならないときはどんな時だろう?

そんな時こそ、無理してでも笑顔を見せる大チャンス。

さて、あなたはどんな時に無理して笑顔を見せてみますか?

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(影山の場合)

「むかつく!」

こんな感情が日々暮らしている中で、頻繁に現れてしまいます。


少し時間が経つと、

「そんなことでむかついてもしょうがいないよね」

と平常心に戻ることはできるのですが、
どうも反射的にむかついてしまうことが多いのです。


「むかつく」=「意味がない」「マイナスになるだけ」

と頭では分かっているのですが、
むかつく出来事が起こった瞬間、どうしてもむかついてしまう自分がいます。


そこで、
「そんなことでむかついてもしょうがいないよね」
と我に返ったとき、これからは笑顔を見せることにしてみます。


・むかつく出来事発生 = むかつく

・(数秒経過)

・我に返る「むかついてもしょうがないよね」(同時に)笑顔を見せる


この作戦を実行してみます。


作戦を繰り返している内に、(数秒経過)の部分が極限まで小さくなり、

・むかつく出来事発生 = 笑顔を見せる

までいけたら、すごいことになりそうですね。



さて、みなさんは
どんな時に無理矢理にでも笑顔を見せることに決めましたか?




【明日の予告】

明日もまた同じ節から出題してみます。


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大洋へ
昨日ライフジャケットを買ってきたので、
それを持って今週末は海に行こうね  お父さんより

2011年7月26日火曜日

#19 勤勉に勝るもの

大洋へ

今日、お母さんは丸一日仕事に出掛けたため、
お婆ちゃんと一緒に過ごしましたね。

昨日の大泣きとは打って変わり、
とても楽しくニコニコしながら過ごしたそうですよ。

特に、お婆ちゃんと二人で電車に乗って
ショッピングセンターのおもちゃ屋さんに行き、
そこで1時間半もずっと楽しく遊んでいたと聞き、
お父さんは大変ホッとしました。


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《企画趣旨》
 納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っている。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思った。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中。
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昨日の出題のことがあったため、
今日は折に触れ、

「笑顔、笑顔」

と自分に言い聞かせました。


「あっ、まずい。笑顔にしなくちゃ」

そんな風に、
笑顔とはかけ離れた顔をしていたであろう自分に対して
注意をする自分が何度も登場しました。


・電車に乗っているとき

・会議に出席しているとき

・考えごとをしているとき


今日は、少なくともこのような時に、
自分がしかめっ面になっていることを自覚することができました。


意識して直す。
意識して直す。
意識して直す。


これを繰り返している内に、

あまり意識しなくても笑顔でいられる。


そして、
意識しなくてもいつも自然と笑顔でいる。


そういう感じ笑顔をマスターしていければと思います。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」
第2節「笑顔を忘れない」の2日目

====================================================
カーネギーからの質問 #019

Q.
米国有数のゴム会社の社長の話。

彼は、仕事がおもしろくてたまらないくらいでなければ、
めったに成功者になれないという。

そして、
「勤勉は希望の門を開く唯一の鍵」
という古いことわざを信用していない。

そのことわざを信用しない理由として、
彼はなんと語っているのか想像して答えよ。

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  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
まるでどんちゃん騒ぎでもしているような具合に仕事を楽しみ、
それによって成功した人間を何人か知っているが、
そういう人間が真剣に仕事と取っ組みはじめると、もうだめだ。

だんだん仕事に興味を失い、ついには失敗してしまう。


※「人を動かす」p.94参照
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さて、いかがでしたか?



確かにこのゴム会社の社長が言うこと、一理あるように思えます。

勤勉だけではダメ、楽しまないと。


仕事を楽しみ夢中になってやっていると、
その時その人は、楽しそうないい顔をしているのでしょう。

するとその「楽しそうないい顔」を見た人たちが寄ってきて、
自分も一緒に楽しいことをしてみたい、してみようという具合に、
輪が広がっている。

だから、仕事がうまく行き成功する。


おそらく、このような笑顔の広がりが
成功の原動力になるのでしょうね。



そして、ゴム会社の社長のコメントのすぐ後には、
以下のメッセージが続きます。


**********

自分とつき合って相手に楽しんでもらいたい人は、
まず相手とつき合って自分が楽しむ必要がある。

**********


自分が起点、出発点。

まず自分が笑顔で過ごし、
それが他の人たちに伝染していく世界を目指してみたい。




【やってみよう!】

====================================================
カーネギーが講習会に参加している大勢の事業家たちに
課したチャレンジを私たちもやってみよう。

そのチャレンジとは・・・


目を覚ましているあいだは、毎時間1回ずつ
誰かに向かって笑顔を見せること。

これを1週間続けて、
その結果を講習会で発表すること


講習会で発表する必要はないが、
今日から一週間、このチャレンジをやってみよう。

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(影山の場合)

これは大変なチャレンジになりそうです。

目を覚ましているあいだは
「毎時間1回ずつ」ですから・・・


まずは即実行と思い、
妻のところに行き、笑顔を見せてきました。

さて、この先どうなることやら・・・


多分、通勤電車の中の知らない人にも笑顔、
道を歩く見知らぬ他人にも笑顔、
コンビニで買い物したとき店員さんにも笑顔

こんな感じで、知人だけではなく見知らぬ人たちにも
笑顔を意図的に見せていくことになりそうです。


一週間経ったら、実践した結果を報告してみたいと思います。



【明日の予告】

明日も同じ節から出題してみます。


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大洋へ
今晩お婆ちゃんが帰った後、
「お婆ちゃんどこ?お婆ちゃんは?」と聞きまくっていましたよ。
この二日間でお婆ちゃんのことが大好きになったみたいですね。
よかった、よかった。  お父さんより

2011年7月25日月曜日

#18 テレビ電話ではないのに・・・

大洋へ

今日、お母さんは午後から仕事に出掛けましたね。

大洋が生まれて以来、
お母さんが仕事に行くのは初めてのこととなります。

お婆ちゃんが家に来てくれ大洋の世話をしてくれましたが、
お母さんが家を出るとき、大泣きだったそうですね。

明日、お母さんは丸一日お仕事ですので、
お婆ちゃんと楽しく仲良く過ごしてくれることを期待してます。


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《企画趣旨》
 納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っている。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思った。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中。
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清水克衛さんの「5%の人」を読み終えました。

平先生のブログで
「清水克衛さんの本、いいよ!」
というコメントを見て、買ったのがこの本。

身の引き締まる思いと清々しさを感じながら
読み進めてきました。


特に、グッと来たのが次の一文。
坂本龍馬の話をいろいろと紹介する中でのものでした。


「人は必ず、最後は孤高の道を行くものです。」



なぜ、最後は孤高の道なのか?


その理由は具体的には書かれていないのですが、
前後の文脈から理屈なく伝わってくる説得力がありました。
(p.122です)


「人は必ず、最後は孤高の道を行くものです。」

そうか、そうものなのか?
でも、そうなんだろうな~




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」
第2節「笑顔を忘れない」の1日目

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カーネギーからの質問 #018

Q.
アメリカ中の電話会社がある時期
「電話パワー」
と名付けられたキャンペーンを実施していた。

それは、サービスや商品を売るのに
電話を使うセールスマンたちを対象にするものであったが、
そのモットー(キャッチコピー)は何であったか?

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  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
「電話でセールスをするときは、笑顔を忘れるな」

※「人を動かす」p.93参照
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さて、いかがでしたか?



テレビ電話はない時代ですから、
笑顔で電話を掛けても相手には見えないのですが・・・


**********

笑顔の効果は強力である。

たとえばその笑顔が目に見えなくても、
効果にかわりがない。

(中略)

“笑顔”は声にのって相手に伝わるというのだ。

**********


この例のほかにも、笑顔の威力がいくつも紹介されています。

**********

動作はことばよりも雄弁である。
微笑はこう語る---

「わたしはあなたが好きです。
 あなたのおかげでわたしはとても楽しい。
 あなたにお目にかかれてうれしい」

犬がかわいがられるゆえんである。
われわれを見ると、犬は喜んで夢中になる。
自然、われわれも犬がかわいくなる。

赤ちゃんの笑顔も同じ効果を持つ。

**********
笑顔を見せる人は、見せない人よりも、
経営、販売、教育などの面で効果をあげるように思う。

笑顔のなかには、渋面よりも豊富な情報がつまっている。

子供たちを励ますほうが、
罰を与えるよりも教育の方法としてすぐれているゆえんである。

**********


しかめっ面よりも笑顔がよいことは、
おそらく小学生でも分かっているはず。

しかし、それをどこまで実践できるのか、
それがポイントですね。




【やってみよう!】

====================================================
「こういう場面では必ず笑顔でいよう!」

と自分に約束してはいかがでしょうか。

それは、どんな場面ですか?

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(影山の場合)

写真に写るとき。


先日、お世話になっている先輩社長に

「影ちゃんの写真って、笑ってないよね」

と言われてビックリ。


そんなつもりは全然ないのですが・・・

どうも、しっかり意識しないとしかめっ面になってしまうようです。

まずはこんなところから「笑顔を忘れない」という
カーネギーの教えを実践していくことにします。




【明日の予告】

明日も次の節から出題してみます。


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大洋へ
とにかく明日、
お婆ちゃんと楽しくやってくださいね。 お父さんより

2011年7月24日日曜日

#17 手紙に込めた工夫

大洋へ

今日はお母さんと三人で教会に行きましたよ。
そこに集まった子供達と一緒に水遊びをしましたね。

誰かがオレンジ色の風船に水を入れ膨らませて、
その頭の部分に破れた緑色の風船を結んだもの作ってくれました。

大洋はそれを振り回して、
「ニンジン、ニンジン!」
と楽しそうに叫んでいました。


お父さんが大洋に
「ニンジンが好きなの?」
と質問すると、

大洋は大きな声で、
「ニンジン、好き。ニンジン、好き」
と繰り返していました。


普段嫌いであまり食べないニンジンを
これをきっかけに食べてくれればいいな~
と強くお父さんは思いました。


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《企画趣旨》
 納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思いました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中。
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今日、妻の用事で出掛けたついでに、
自分のスーツを買おうと思い立ち、お店に立ち寄ることになりました。

そこの店員さんの接客がとても素晴らしく感動しました。

どう素晴らしいかと言うと、
売り込むようなことは一切なく、
ひたすらこちらのニーズを聞き、
それに応える商品を探し出してきてくれるのです。


私のリクエストは、
「グレーのスーツが欲しい」
というシンプルなものでしたが、

元々、紺色のスーツがずらりとならび、
グレーのスーツの品揃えが少ない。

また、私の体がややイレギュラーなため、
なかなか希望通りの品物が見つからない。


しかし、その店員の女性は、とても丁寧に対応してくれました。


結局、その吉祥寺のお店には自分に合うものはなく、
同じ系列の新宿店に向かうことに・・・

その新宿店でも、女性の店員さんが同じように
とても丁寧に対応してくれました。


商品を売るというスタンスではなく、
私が買うことをサポートしてくれるという感じ。

まさに「購買支援」というスタンス。



「人の立場に身を置く」

「(相手に)誠実な関心を寄せる」


そんなカーネギーの教えを、
誠実に実践しているお二方でした。

こういう買い物は本当に気持ちがいいことを、
身をもって感じさせていただくことができました。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第1節の4日目

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カーネギーからの質問 #017

Q.
カーネギーはブルックリン芸術科学学院で
小説作法の講義を計画したことがあった。

その講義に多数の有名作家を呼んで
その話を聞きたいと思った。

そこで、講師として招きたい作家をリストアップして、
講演依頼の手紙を書くことになった。

その手紙には、
・自分達は彼らの作品の愛読者である
・彼らの話を聞いて成功の秘訣を知りたい
と書いたほかに、
二つの工夫を施した。

さて、二つの工夫とはなんであったか?

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  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
工夫1)
その手紙に、約150名の受講者が署名した

工夫2)
作家達が多忙で講演の準備をする暇がないだろうと思い、
予めこちらの質問を表にして同封した

※「人を動かす」p.82参照
====================================================



さて、いかがでしたか?



なるほど。相手のことをよく考えた工夫ですよね。


相手のことを考えて、
自分達でできることは誠意を持って先に行っている。


「是非、来て欲しい!!!」

という熱意の押し売りだけでなく、
相手に対する敬意を行動で示している。

思いを形にして証明する。

そんなことができていますよね。


そんな手紙を出した結果がどうなったかは、
想像に難くありません。


**********

このやり方が先方の気に入ったらしい。

作家たちは、われわれのために、
はるばるブルックリンまできてくれたのである。

**********


自分の要求をただ強く伝えようとする前に、
どうすれば相手が受け入れやすいか、
相手の立場に身を置き、
相手に誠実な関心を寄せた上で、
自分でできることをまずは先にやっておく。

こんな姿勢が「人を動かす」秘訣の一つであることに
間違いはなさそうです。




【やってみよう!】

====================================================
今、あなたが誰かに何か頼みたいことを
具体的に一つ考えてみてください。

そのことを相手が喜んで受け入れて対応してもらうために、
あなたにできることは何か?

紙に書き出してみましょう。

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(影山の場合)

実は、平秀信先生にお願いしたいことが一つあります。


「先生、お願いします!」
とメールを送れば、

「OK!」
と喜んで対応してくださるような気はしているのですが・・・


しかし、ここはもう少し知恵を使い、
礼節を持ってお願いをしてみたい。

そのための方法を今思いつきましたが、
ここで書いてしまってはネタバレになってしまいますので、
まずは実践してみます。


その結果がどうなるかについては、
後日、結果が分かった段階でみなさんにご報告したいと思います。




【明日の予告】

明日はPART2の次の節
「2.笑顔を忘れない」から出題してみます。


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大洋へ
今週の平日はかなりタイトに仕事をします。
朝早く出て、夜遅く帰宅することになりそうなので、
朝晩、大洋の寝顔を話しかけることにします。 お父さんより

2011年7月23日土曜日

#16 お客様の目の前で・・・

大洋へ

今日はお母さんのたっての希望で
水族館に行きました。

実際に行ったのは、葛西臨海水族館。

水族館に行った大洋は、
最初の内は、水槽の中で自由に泳ぐお魚たちを
一生懸命見て興奮していました。

しばらくすると、お魚が自由に泳ぐのを見るよりも、
自分が自由に走り回る方が楽しいらしく、
水族館の中を走り回り、階段を登ったり降りたりを繰り返す始末。

でも最後は、サメやエイを自分の手で触って
これまた大興奮でしたよ。

自分の体を使って何かやるって楽しいですね。


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《企画趣旨》
 納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っている。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思った。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中。
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先週、いろんなお客様を訪問して打ち合わせを数多く持ちました。


その打ち合わせとは、

「こんなことで困っているだが・・・」
「こんなことをやってみたいのだが・・・」
というヒアリングであったり、

「こういうプランでやってみませんか?」
という提案であったり、

「来月の研修の詳細は、こんな感じでいかがでしょうか?」
という実施に向けての詰めであったり、

「4月と5月に行った研修はこんな成果がありましたので、次は・・・」
みたいな振り返りであったり、

いろんな段階の、そしていろんな種類のものでした。


そして、それらの打ち合わせをこの週末に振り返ったところ、
ちょっとした変化に気がつきました。


それは、

打ち合わせ中に、お客様との会話の中で、
どんどん新しいアイディアが自分の中で浮かんでくる

ということです。


そのアイディアのタネをその場でお客様に打診してみると、

全く方向性がずれている
アイディアであることを確認できる場合もあれば、

今まで考えていなかった方向の
良いアイディアであることをしばしばありました。


なぜ、
そんなにアイディアが浮かんでくるのか?

それも、
少しは役に立ちそうなアイディアが浮かんでくるのか?


今、改めて振り返ってみると、
その理由の一つは、

「どうすれば目の前の人のお役に立てるのだろう?」

こればかりをずっと考えながら、
打ち合わせに臨んでいるからのように思える。


カーネギーが教えてくれている
「誠実な関心を寄せる」

という、今日も問題をつくるテーマが、
少しずつ自分にもでき始めていることに気付くことができました。


「人を動かす」を今回改めて読み、
ようやく1回目の読了迎えたばかりだが、
既に、その効果が見え始めてきたようでとてもうれしい。


自分が生み出した成果を見て、
自分の成長を実感する。

だから、同じ方向で努力を積み重ねる。

そして、もっと成長し、成果を生み出すことができる。

そして、この努力が苦しみではなく、楽しみや喜びに変わっていく。


そんなよいサイクルに入り始めたような錯覚(?)を
今強く感じています。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第1節の3日目

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カーネギーからの質問 #016

Q.
アメリカの有名な奇術師であるハワード・サーストンは、
まさに奇術師の王者であるとカーネギーは記している。

カーネギーの分析によれば、このサーストンは、
ほかの人にまねのできないものを二つ持っているという。


その一つは、
観客をひきつける人柄。

もう一つは、
人間に対して真実な関心を持っているということである。


この二つ目に関して、例を挙げてこう紹介している。

たいていの奇術師は、
観客を前にすると、はらのうちでこう考えるらしい。

「ほほう、だいぶ間の抜けたのがそろっているな。
 こんな連中をたぶらかすのは朝飯前だ」


しかし、サーストンは全く違うという。

さてそれでは、サーストンは観客を前に、
はらのうちでどう考えているのだろう?

そのサーストンが、
はらのうちで考え唱えている台詞を想像して書き出しみよ。

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
「わたしの舞台を見にきてくださる
 お客さまがいるのはありがたいことだ。
 おかげで、わたしは安らかに暮らせる。
 わたしの最高の演技をごらんいれよう」。

※「人を動かす」p.78参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


なるほど。さすがですね。ホント。

そして、この記載の先はこう続きます。

**********

そして、サーストンは、舞台に立つとき、
かならず心のなかで、

「わたしは、お客さまを愛している」

と何度もくりかえしとなえるという。

**********


いやはや脱帽です。

目の前の人が自分を愛してくれているのなら、
その人と一緒にいる時間が
素晴らしいものになることは間違いないですよね。




【やってみよう!】

====================================================
あなたの目の前にお客さまがいます。

その時、サーストンに倣って、
あなたは自分の腹の中でなんと唱えることにしますか?

その魔法の呪文を紙の上に書き出してみよう。

====================================================



(影山の場合)

「この方の関心はどこにあるのだろう?
 
 折角頂いた時間ですから、有効に使うことを約束します。
 
 さて、どうすればお役に立つことができるのだろう?」



まずは、相手の関心に集中しよう。

そして、どうすればお役に立てるのか、
考え、そのアイディアを相手にぶつけてみる。

相手のその反応を常に確認しながら話を展開する。


そんな風に、これからは取り組んでいきたい。




【明日の予告】

明日もまたまた同じ節から出題することにしてみます。


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大洋へ
明日は一緒に行くので、
いい子にしていてくださいね。  お父さんより

2011年7月22日金曜日

#15 赤の・・・

大洋へ

今晩帰宅した後、お母さんが
「明日、どこに行きたいの?」
と聞くと、

「フネ行く」
と答えるのでびっくりしました。

なぜそんなことを言うのか、お母さんに確認したら、
先々週、お父さんがヨットに行ったとき、

大洋 「パパは?」
ママ 「ヨットに行っているよ」

大洋 「ヨットって?」
ママ 「おフネのこと」

大洋 「パパ、おフネ行く」

という会話を沢山あったらしいですね。


ということで、大洋は真似っこの達人なので、
自分もフネに行きたいんだよね。

この夏、必ず海に行ってヨットに乗りましょうね。


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《企画趣旨》
 納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っている。日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思った。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中。
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今日、「人を動かす」を読み終わった。

今回読み始めたのが7月3日で、今日は7月22日。

毎日カバンに入れて持ち歩き、
毎日必ず一度は本を開いているのに、
読み終えるのに20日掛かった。


こういう感じで、毎日時間を掛けながら本を読むことは
ひょっとしたら初めての体験かもしれない。

良書を噛みしめながら、反芻しながら読むことの素晴らしさを
強く実感しながら、最後までゆっくりじっくり読んできた。


これで通算3回読んだことになる。

明日からは、4回目を読み始めることにしよう。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第1節の二日目

====================================================
カーネギーからの質問 #015

Q.
ウィーンの有名な心理学者であるアルフレッド・アドラーが
著書に綴った言葉を以下に紹介

する。その文中の( )には同じ言葉が入るが、その言葉とは何か?

**********
( )のことに関心も持たない人は、

苦難の人生を歩まねばならず、
( )に対しても大きな迷惑をかける。

人間のあらゆる失敗は
そういう人たちのあいだから生まれる。
**********

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A. 他人

※「人を動かす」p.75参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


実に深い言葉ですね。

カーネギーはこの言葉に対する見解を次のように述べている。

**********

心理学の書はたくさんあるが、どれを読んでも
これほどわたしたちにとって意味深いことばには、
めったに出くわさないだろう。

このアドラーのことばは、
何度も繰り返して味わう値打ちがある。

**********


ということで、もう一度、アドラーの言葉を味わってみよう。

**********

他人のことに関心も持たない人は、

苦難の人生を歩まねばならず、
他人に対しても大きな迷惑をかける。

人間のあらゆる失敗は
そういう人たちのあいだから生まれる。

**********



また、カーネギーはニューヨーク大学で
短編小説の書き方の講義を受けたときのエピソードも紹介している。

そのときの講師は雑誌の編集長であった。

彼の元に毎日毎日送られてくる膨大な原稿は、
最初の二、三節目に目を通すだけで、
それが売れるか売れないか、すぐに分かったと言う。

その理由は、こんな感じだ。、

・最初の二、三節目に目を通せば、
 その作者が人間を好いているかどうかすぐに分かる

・作者が人間を好きでないならば、
 世間の人もまたその人の作品を好まない


これまた、なるほどと思う。


そして、この編集長は講義を二度も中断して、
次のように言った。

**********

説教じみておそれいるが、
わたしは、牧師と同じことをいいたい。

もし諸君が小説家として成功したいならば、
他人に感心を持つ必要があることを
心にとめておいてもらいたい。

**********


そして、カーネギーはこうまとめている。

**********

小説を書くのにそれが必要なら、
面と向かって人をあつかう場合には、
三倍も必要だと考えて間違いない。

**********




【やってみよう!】

====================================================
もっともっと他人に関心を持つようにしよう。

そのために、
自分で改めてみたい行動や、
新たに取り組んで行動を考えて、
紙の上に書き出してみよう。

====================================================



(影山の場合)

一日に少なくとも何度かはお店に入る。

ランチを食べるお店
コンビニ
喫茶店
本屋さんなどなど

そこで食事を持ってきてくれるフロアの人、
支払をするときの会計係達に対して、

・目を合わせる
・何か声を掛ける

この二つを確実にやるようにしよう。


彼らは、自分にとって明らかな「他人」。

自分が忙しかったり、考え事をしていたりすると、
この「他人」達を全く無視しているときがある。

どんな時でも相手を意識できる、相手に関心を持てる。
そんな良い習慣を身につけてみたいと思う。

支払の際、
・目を合わせて
・声を掛ける
・代金を手渡し
・最後にまた声を掛ける

これだけやっても10秒くらいだろう。

この10秒を積み重ねることで、
他人に関心を持つ自分へと改造していくことにする。




【明日の予告】

明日もまた同じ節から出題することにしよう。
この節からは、よい問題が沢山つくれそうな気がする。

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大洋へ
結局、明日の土曜日、どこに行くのか決まっていません。
明日の朝、起きたときに、
お母さんの気分で決まることになりそうです。  お父さんより

2011年7月21日木曜日

#14 ワンワン

大洋へ

今晩帰ってきたら、
いきなり絵本を見せてくれましたよ。

そして、本を開いて
「これ、なあに?」と聞いてくれました。

「トンネルだよ」と答えると、
いきなり走り去り、直ぐに戻ってきてくれました。

その時手に持っていたものを差し出して
「これ、なあに?」とまた聞いてくれました。

プラレールの部品であるその物体を
「これも、トンネルだよ」と答えました。

すると、また走り去り、
別のおもちゃのトンネルを持ってきて
「これ、トンネル!」
と大声で叫んでくれました。


絵本の中のトンネルと
おもちゃのトンネルでは全く形が違うのに
それが同じものだと分かるのですね。

おお、スゴイ!


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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っている。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思った。

さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中。
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【THINK or FEEL】

今日は雑誌Numberの発売日。

この雑誌は創刊以来30年間ほど
ほぼすべての号を買っている。

新橋駅の売店で見かけたので、早速買った。


今号の特集タイトルは「非エリートの思考法」

なかなか面白そうだなと思った後、
副題がついていることに気づいた。

それは
「Don't Feel, Think!」
というものだった。


ブルース・リーは映画の中で
「Don't Think, Feel!」
と言っていた。

私はそのシーンと言葉がとても好きだ。


Numberはその逆を副題に掲げている。

「なんだこりゃ?」と思ったが、
記事を読み進めて行く内に、その意図が分かってきた。


「Don't Feel, Think!」

「Don't Think, Feel!」

いったい自分はどっちの流儀でいけばよいのか混乱した。



そして、しばらくしてひらめいた。


準備期間では、「Don't Feel, Think!」
感覚ではなく徹底的に考えろ。

そして、本番では「Don't Think, Feel!」
考えずに、感じろ。



要は、十分広く深く考えて準備を万全にした上で、
本番に臨め。

そして、本番では理屈ではなく感覚を信じて動け、行動せよ。


そんな風に考えるのが、一番自分に合っている気がした。


一見矛盾した二つのことを「統合」させることができた。
実に気持ちいい。


「統合」

この概念を今後ますます大切にして実践していきたいと改めて感じた。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2「人に好かれる六原則」第1節の初日

====================================================
カーネギーからの質問 #014

Q.
**********
友を得る方法を学ぶには、
わざわざ本書を読むまでもなく、
世のなかでいちばんすぐれたその道の達人の
やり方を学べばいいわけだ。
**********

そう、カーネギーは書いている。


さて、その学ぶべき達人とは?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
ヒント:

カーネギーはこうも書いている。

**********
われわれは毎日路傍でその達人に出あっている。

こちらが近づくと尾をふりはじめる。
立ちどまって、なでてやると、夢中になって好意を示す。

何か魂胆があって、このような愛情の表現をしているのではない。
家や土地を売りつけようとか、
結婚してもらおうとかいう下心はさらにない。
**********
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A. 犬

※「人を動かす」p.73参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


ヒントを読まずに当てた人はすごいと思う。

カーネギーは、「犬」が答えである理由を明確に説明してくれている。


**********
何の働きもせずに生きていける動物は、犬だけだ。

にわとりは卵を産み、
牛は乳を出し、
カナリヤは歌をうたわねばならないが、

犬はただ愛情を人にささげるだけで生きていける。

**********


確かに犬はかわいい。

ご主人様のことが大好きで大好きでしょうがないことを
全身を使って表現してくれる。

本当に犬は人間の大切な友人であると思う。



カーネギーは自身が5歳の時に飼い始めた
ティピーという名の犬のことを紹介した上で、
こうまとめている。

**********
ティピーは心理学の本を読んだことがなく、
また、その必要もなかった。


相手の関心を引こうとするよりも、

相手に純粋な関心を寄せるほうが、

はるかに多くの知己が得られるということを
ディピーは、不思議な本能から、知っていたのである。


くりかえしていうが、友を得るには、

相手の関心を引こうとするよりも、

相手に純粋な関心を寄せることだ。

**********


カーネギーの言うとおりだ。
深く納得できる。




【やってみよう!】

====================================================
最近、人とうまく関わることができた、
よい関係を築くことができたエピソードを
いくつか思い出してみよう。

その中から、

「相手の関心を引こうとするよりも、
 相手に純粋な関心を寄せること」

という原則がうまく機能したと思えるエピソードを
リアルに思い返してみよう。

====================================================



(影山の場合)

昨年の秋、お客様と接する態度や心構えを、
がらりと変えることができた。


その前は、「どうしたら売れるのか?」と
自分の都合ばかりを考えていた。


しかし、昨年の秋から今日までずっと、
目の前のお客様のことが
気になって気になってしょうがなくなってしまった。

「どうなってほしいのだろう?」

「何に困っていらっしゃるのか?」

「どうすればお役に立てるのか?」

「例えば、こんなアイディアはどうでしょう?」

こんなことばかり考えながら、接することができるようになった。
そして、営業面で明らかな成果が出ている。


今日お客様を訪問して行った3件の打ち合わせすべてで、
「相手に純粋な関心を寄せること」ができたと思う。

(しかし、その内1件は、相手の関心に合った話が見つかったので、
 それを長々話してしまったのだが・・・)


この大きな大きな変化のきっかけをくださった方は、平秀信先生。

「平先生、改めまして本当にありがとうございます」



もし仮に、昨年の今頃、

「相手の関心を引こうとするよりも、
 相手に純粋な関心を寄せること」

というカーネギーの言葉に出会っても、

「ふ~ん、そうなんだ~」

という程度の理解しかできなかったような気がする。


自分の成長や上達をm今改めて確認することができ、
これがまた実にうれしい。




【明日の予告】

明日も同じ節から出題することにしよう。


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大洋へ
今週末、お母さんは「大洋を水族館に連れて行ってあげたい」
そう言っています。
大洋は川遊びと水族館のどっちがいいのかな? お父さんより

2011年7月20日水曜日

#13 人に好かれる原則

大洋へ

夜、なかなか寝ませんね。

昼間の遊びが足りないのかな?

お父さんが子供のころは、
毎日毎日遊び疲れて、
夜9時過ぎまで起きていた記憶はないんだけどな~


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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思った。

さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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【研修講師 二日目】

昨日と今日とで二日間研修の講師を務めた。

カーネギーの教えをかなり強く意識して
受講者と接してみた。


いつもの悪い癖がついつい出てしまうが、

「いかん、いかん。
 カーネギーの教えによれば・・・」

という感じで、絶えず軌道修正をしながら取り組んだ。


その結果、この二日間での彼らのパワーアップには
目を見張るものがあった。

受講者達は本当に立派だった。
ストレートにうれしい。


カーネギーの教えを実務で活用して
成果を出せたことが、これまたうれしい。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART2の全体に関して

====================================================
カーネギーからの質問 #013

Q.
人に好かれるために、6つの原則がある。

その六原則を自分なりに想像して述べよ。

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
1.誠実な関心を寄せる
2.笑顔を忘れない
3.名前を覚える
4.聞き手にまわる
5.関心のありかを見ぬく
6.心からほめる

※「人を動かす」目次参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


これらが、人間関係の達人であるカーネギーが選んだ
人に好かれる六原則である。

原則がもし50個もあったらもう手のつけようがないのだが、
わずか6つまで絞り込んでくれたので
なんとかこれらを深いレベルでマスターしたい。






【やってみよう!】

====================================================
「人に好かれる六原則」のそれぞれについて、
今自分でどの程度実践できているか、
5点満点で自己採点してみよう。

( 点) 誠実な関心を寄せる
( 点) 笑顔を忘れない
( 点) 名前を覚える
( 点) 聞き手にまわる
( 点) 関心のありかを見ぬく
( 点) 心からほめる

====================================================



(影山の場合)

(3点) 誠実な関心を寄せる
(2点) 笑顔を忘れない
(1点) 名前を覚える
(3点) 聞き手にまわる
(2点) 関心のありかを見ぬく
(3点) 心からほめる


参った。

どれにも4点、5点をつけることができない。


「人に好かれる六原則」を全く守れていないので、

自分は人に好かれていないのか?嫌われているのか?

と情けない気持ちになってきた。



自己採点してみて気づいたことは、
仕事とプライベートとでは
随分できていることが違うということ。


例えば、お客様と打ち合わせをしているときなら、

・誠実な関心を寄せる
・笑顔を忘れない
・聞き手にまわる
・関心のありかを見ぬく
・心からほめる

の5項目については、4~5点をつけることができる。


しかし、仕事以外の場面では、
とても4~5点をつけることができない。

特に、家族への対応はお粗末極まりない。


このギャップは
仕事 = 緊張感
プライベート = 油断
の差にあるような気がする。


油断大敵というか、
強く意識しないとできないレベルに
今の自分がいることに、気づかせてもらった。



「意識してやる、意識してやる」を繰り返す内に、

「あまり意識しなくてもできる」ようになり、

「無意識でできる」世界まで、最後は到達する。



そんな『反復練習』を
毎日いろんなことに対してゲーム感覚で楽しみながら
チャレンジしていくことにしよう。




【明日の予告】

PART2「人に好かれる六原則」の第1番である
「誠実な関心を寄せる」を取り上げてみたい。


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大洋へ
今週末の川遊び、名栗川はどうかな? お父さんより

2011年7月19日火曜日

#12 ベタベタ

大洋へ

今日は100円ショップでママに、
魚釣りのおもちゃを買ってもらいましたね。

お風呂場ですごく集中しながら
釣り遊びをしていたのを見てビックリしました。

いつまで飽きずにこれで遊んでくれるのかな?


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【二日間の研修講師】

今日と明日で二日間研修の講師を務める。

一日目の今日、カーネギーの教えをかなり強く意識して
受講者に接してみた。

手応えは悪くない。

明日もこの調子でいくようにする。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART1の全体に関して

====================================================
カーネギーからの質問 #012

Q.
「人を動かす」の中では、
シンプルな原則が提示されていると共に、
数多くのエピソードがふんだんに紹介されている。

なぜ、そのような構成の本になっているのか?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
(この問いの正解は本の中には書かれていない)

====================================================



肩透かしのような答えをなってしまい申し訳ない。


いつもの質問スタイルとは異なる形式にしたのには訳がある。


十年ほど前に、初めて「人を動かす」を読んだときの
私の感想を正直に伝えると、こんな感じだった。

----------

いろんな人物のエピソードが羅列されているだけで
読みにくい本だな~

----------


また、その人物達を抜粋するとこんな感じだ。

 ロイド・ジョージ(英国首相)
 エマーソン(米国の思想家)
 オーヴァストリート(米国の心理学者)
 アンドリュー・カーネギー(鉄鋼王)
 スタン・ノヴァク(カーネギーのセミナー受講者)
 ヘンリー・フォード(自動車王)
 エドワード・ヴァーミラン(カーネギーのセミナー受講者)
 

とにかくカタカナばかりで読むのがしんどい。

当時のアメリカでは有名人なのかもしれないが、
自分はその人物のことをほとんど知らない。

そのため、エピソードをいくら読んでもピンと来ない。

(おまけに、登場する地名や会社名もほどんどがカタカナだし)



しかし、今回この本をじっくり時間を掛けて読み進めている内に、

 シンプルな原則 + 豊富なエピソード

という本の構成になっている理由が分かった気がしている。



それは、

----------

自分にとってピンと来るエピソードが一つでもあれば、
大切なシンプルな原則が記憶にこびりつき
忘れることができなくなる。

また、実践に移しやすくなる。


エピソードが持つ「感情を動かす力」を上手に借りながら、
シンプルな原則が意味する「理屈」をマスターできる。

----------

という私なりの仮説だ。



記憶に強烈に粘着させる仕掛けが
このエピソードの羅列に違いない。

「ベトベト」して記憶から離れなくなるのであろう。

そんな極上の仕掛けが込められている気がする。


そこで、この極上の仕掛けるフルに活用するために
今日の「やってみよう」を提案したい。




【やってみよう!】

====================================================
PART 1の「人を動かす三原則」で紹介されている
3つの原則について、

まずはその三原則を書き出し、

そして、それぞれについて、
自分で気になるエピソードを抜き出してメモしよう!

====================================================



(影山の場合)

----------

「人を動かす三原則」のまとめメモ by 影山勝巳

----------

●原則1.
(盗人にも五分の理を認めて)批判も非難もしない。苦情もいわない

 ・アル・カポネ: 自分は慈善家だと思いこんでいた

 ・「人を裁くな---人の裁きを受けるのがいやなら」リンカーン

----------

●原則2.
(自己重要感を持たせて)率直で、誠実な評価を与える

 ・鉄鋼王の墓碑銘
  「自分より賢き者を近づける術知りたる者、ここに眠る」

 ・目の不自由なスティーヴィー・モリス少年のネズミ探し話
  →歌手スティーヴィー・ワンダー誕生の原点

----------

●原則3.
(相手の立場に身を置き)強い欲求を起こさせる

 ・魚釣りの法則(イチゴミルク vs. ミミズ)

 ・鉄鋼王カーネギーの甥っ子への手紙 

----------



PART 1で紹介されている数多くのエピソードの中から
自分のお気に入りを抜き出してみた。


これをプリントアウトして壁に貼ることにする。

そして、この紙を見たときに、
シンプルな原則を単に丸暗記するのではなく
エピソードとセットで頭に叩き込むことにしよう。




【明日の予告】

PART1「人を動かす三原則」から離れて、
PART2「人に好かれる六原則」に入っていく。


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大洋へ
今週も一緒に川遊びに行きたくなり、
WEBでよい場所を探し始めた お父さんより

2011年7月18日月曜日

#11 セールスマンの盲点

大洋へ

今日は多摩川に川遊びに行きましたよ。

去年の夏は海で遊んだけど、
川で遊ぶのは今日が初めて。

それにしても大洋は水が大好き。
全く水を怖がらないのはビックリです。


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【三連休終了】

この三連休、随分長い時間家族三人で過ごした。

明日からは仕事に集中だ。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART1の第3節の3日目

====================================================
カーネギーからの質問 #011

Q.
多くのセールスマンが
自分の望む結果(成果や収入)を得られない理由とは何か?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
彼らは常に自分の欲するものしか考えないから

※「人を動かす」p.63参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


今日で3日目の紹介となるが
人を動かす3原則の3番目は、

(相手の立場に身を置き)強い欲求を起こさせる

ということ。


質問として取り上げたセールスマンの話の箇所を
全文引用してみる。

**********

きょうもまた数千のセールスマンが、十分な収入も得られず、
失望し疲れはてて街を歩いている。


なぜだろう---


彼らは常に自分の欲するものしか考えないからだ。

われわれは、別に何も買いたいとは思っていない。

それが彼らにはわかっていないのだ。


われわれは、ほしいものがあれば、
自分で出かけて言って買う。

われわれは、自分の問題を解決することには、
いつでも関心を持っている。

だから、その問題を解決するのに、
セールスマンの売ろうとしているものが
役立つことが証明されさえすえば、
こちらから進んで買う。

売りつける必要はないのである。


客というものは自分で買いたいのであって、
売りつけられるのはいやなのだ。

**********


情報が氾濫している今の時代に照らし合わせれば、
まさにその通りだと思う。


しかし、カーネギーが生きていたのは、
決してもの余りの時代ではなかった。

そして、インターネットもなかった時代なのである。

そんな時代でも、

**********

われわれは、別に何も買いたいとは思っていない。

**********

と完全に言い切っているのである。


このことを肝に銘じておきたい。



そして、カーネギーの常套句である
「たった一つのこと」作戦がまた展開されている。

**********

本書から、

“常に相手の立場に身を置き、相手の立場から物ごとを考える”

という、たったひとつのことを学びとっていただければ、
成功への第一歩が、すでに踏み出されたことになる。

**********



そして、読者が勘違いしないよう、こんな風に釘を刺している。

**********

他人の立場に身を置き、
その心のなかに欲求を起こさせるということは、

相手をうまくあやつって
こちらの利益にはなるが
先方には損になることをやらせることでは決してない。

双方が利益を得なければうそである。

**********


このことを実証するエピソードが、
p.55~70に掛けて多数紹介されているので
もう一度その部分を読み返してみてはいかがだろう?






【やってみよう!】

====================================================
あなたのお客様はどんな問題を抱えているのだろうか?

それを想像して、紙に書き出してみよう。


あなたが営業マンでなくても、
必ずどこかにあなたの顧客はいるはず。
それが社外とはかぎらず、社内顧客なのかもしれないが・・・

====================================================



(影山の場合)


実は、10日ほど前、この作業を自分でやってみた。


問題をリストアップすることはできるのだが、

「それが本当に本質的な問題なのか?」

「その問題はごく一部のお客様にしか当てはまらないのでは?」

などと、いろいろ疑問が湧いてきた。


自社の紹介や商品説明はペラペラ話せるが、
多くのお客様に共通する問題を自信を持って語ることが
今ひとつできていない自分に気づかされた。


自分のことではなく、
もっともっと相手のことを考えないと・・・

分かっているのに、できていない。
反省だ。




【明日の予告】

PART1「人を動かす三原則」のまとめを行ってみたい。


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大洋へ
今日は結局、お父さんだけが甚平でした。
大洋の甚平姿はまたの機会となりました。 お父さんより

2011年7月17日日曜日

#10 自分の要望を口にする前に・・・

大洋へ

今日は国分寺と武蔵小金井へ家族3人でお買い物に行きましたね。

おばあちゃんが大洋に甚平を買ってあげたいと言われていたので、
おかあさんと一緒にいろいろ探してみました。

子供用の甚平にはいろんな種類があってビックリ。

おかあさんが大洋に似合う甚平を見つけてくれたので
明日は一緒に甚平を着て過ごしましょうね。


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【釣り人の法則 実践編】

昨日のブログに書いたように、
妻の「好物」であるお寿司を食べに行こう!
と提案してみた。


「釣り針」をパクッとくわえる確率は90%以上、あるような気がする。

と昨日書いた予想の通り、この提案に妻は大喜び。


クルクル回るお寿司屋さんに3人で行った。


お寿司屋さんでも妻は大喜びだったのだが、

「今日のウニはイマイチだね・・・」

と、厳しい一言。


ウニを二つも同時に頼む前に気づいた欲しかったな~




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART1の第3節の2日目

====================================================
カーネギーからの質問 #010

Q.
米国の心理学者オーヴァストリート教授の
名著「人間の行為を支配する力」で紹介されている
人を動かす最善の法とは何か?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
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  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
まず、相手の心のなかに強い欲求をおこさせること

※「人を動かす」p.52参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


昨日も紹介したが、
人を動かす3原則の3番目は、

(相手の立場に身を置き)強い欲求を起こさせる

ということ。


この大切な教えを、
カーネギーはいろいろな事例を紹介する中で
「決して忘れるな!」
と強調してくれている。


まずは、このオーヴァストリート教授の言葉を、
全文を引用してみよう。

**********

人間の行動は、心のなかの欲求から生まれる・・・

だから、人を動かす最善の法は、
まず、相手の心のなかに強い欲求をおこさせることである。

商売においても、家庭、学校においても、あるいは政治においても、
人を動かそうとするものは、このことをよく覚えておく必要がある。

これをやれる人は、万人の指示を得ることに成功し、
やれない人は、ひとりの支持者を得ることにも失敗する。


**********



なるほど、確かにその通りなのだろう?

では、どういう風にやればよいのか?
なかなかイメージが湧かないかもしれない。

そこで、カーネギーは数多くの事例を紹介してくれている。

その中からいくつかここで紹介することにしよう。



まずは、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの事例。
これをダイジェスト版で紹介する。

----------

カーネギーの義妹には悩みがあった。

それは、エール大学に通うため離れて暮らしている
二人の息子にいくら手紙を書いても、
全く返事をよこさないということだった。

そこで、カーネギーは甥たちに手紙を書いて、
「返事をくれ」とは書かずに
返事を出させることができるか、
百ドルの賭をすることにした。

実際にカーネギーの出した手紙の本文には、
とりとめのないことしか書かれていなかった。

しかし、その追伸欄に
二人に五ドルすつ送ると書き添えて、
そのお金は同封しなかった。

すると、甥たちからすぐ感謝の返事が来た。

「アンドルー伯父様、お手紙ありがとう・・・」

----------

あとに続く文句は容易に想像できることだろう。



また、別の人物の事例として、こんなものも取り上げられている。

----------

幼稚園に明日から通い始めることが嫌だと
駄々をこねている次男に対して、

「もしわたしが息子だったら、幼稚園に入る一番の楽しみは何だろう?」

と、この賢明なる父親は考えた。

幼稚園でやるおもしろいことの一つとして
フィンガー・ペインティング(指に絵具をつけて絵を描くこと)を思いついた。


そして、父と母そして長男の3人だけで、
フィンガー・ペインティングを家でやり始めた。

それを見た次男は、自分も仲間に入れて欲しいと懇願したが、
「幼稚園でやり方を教わってからじゃないとダメ!」
と言って仲間に入れなかった。


すると次の日の朝、この次男は
幼稚園に遅れるといけないからと言って、玄関で待っていた。

----------



この二つの事例とも、
相手に何かをやらせようと強く説得した訳ではない。

ただ、まずは次のことをしてみただけだ。

**********

人を説得して何かやらせようと思えば、
口をひらくまえに、まず自分にたずねてみることだ

「どうすれば、そうしたくなる気持を
 相手に起こさせることができるか?」

これをやれば、自分勝手な無駄口を相手に聞かせずにすむはずだ。

**********


要は、自分の要求をストレートに口に出す前に、
相手の欲求は何か、先に考えてみるということ。


普段、人は自分のことばかり考えているのだが、
相手に何かして欲しいときは、
必ず相手の立場に身を置いて
相手の欲求を考えてみるということ。


なにか、合気道みたいな感じがする。




【やってみよう!】

====================================================
相手が自分の思うとおり動いてくれなかった
最近のエピソードを思い出してみよう。

その時、あなたは自分の要望を
ストレートに口にしていませんでしたか?

もしそうだとしたら、その時何と言えば
相手は思うとおり動いてくれただろうか?

====================================================



(影山の場合)


今日の買い物にて、
妻がなかなか息子の甚平を選んでくれない。決めきらない。

「これもいいけど、あれもいい」

こんなことを言いながら、時間ばかり過ぎていった。

その時、私は思わず
「どれでもいいから、早く決めてくれ!」
と言ってしまい、妻の機嫌を損なうばかりは、
ますます時間が掛かってしまうことになった。


しかし、もしその時、

「どうすれば、そうしたくなる気持を
 相手に起こさせることができるか?」

と妻の気持ちを考えた上で、
次のように言ったらどうなっただろうか?


「このペースだと、お寿司屋さんに行くのが遅くなっちゃいそうだね?」


朝からお寿司屋さんに行くことを楽しみにしている妻が、
今すぐどんな行動を取るのか、結果は決まっているような気がしてきた。




【明日の予告】

自分の要求をストレートに口にしない威力を
もう少し紹介してみたいと思う。


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大洋へ
明日は一緒に甚平だよ! お父さんより

2011年7月16日土曜日

#09 釣り人の法則

大洋へ

今日は大宮の鉄道博物館へ一緒に行きました。

大洋が上海に行っている間から、
電車が大好きな大洋のために、
日本に戻ってきたら連れて行ってあげたいと思っていました。

博物館の大洋は、
古い実物の電車を見て興奮、
その電車の中に入って乗ってみても興奮、
そして模型の電車がぐるぐる走り回るのを見ても大興奮。

一緒に行ってよかったね。

今度は、青梅にある鉄道公園に行こうね!


-------------------------------------------------------
【再度、鉄道博物館】

私は鉄道マニアではない。

でも、息子は1歳になる前から電車が大好きだ。

電車に乗ることよりも、
電車を見ることが好きみたいだ。

自分の興味ではなく、相手の興味に合わせると
相手が喜んでくれる。

今日紹介するカーネギーの教えに直結する
大切なことを大洋と一緒に体験し学ぶことができた。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART1の第3節に移っての一日目

====================================================
カーネギーからの質問 #009

Q.
魚釣りをするとき、釣り人は何を考えればよいか?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
魚の好物のことを考えればよい

※「人を動かす」p.50参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


人を動かす3原則の3番目は、

(相手の立場に身を置き)強い欲求を起こさせる

ということ。


この大切な教えを、
この節の冒頭で魚釣りを題材にしてカーネギーは教えてくれている。

それでは、その箇所を引用してみよう。

**********

夏になると、わたしはメーン州へ魚釣りにゆく。

ところで、わたしはイチゴミルクが大好物だが、
魚は、どういうわけかミミズが好物だ。

だから魚釣りをする場合、自分の好物のことは考えず、
魚の好物のことを考える。

イチゴミルクをえさに使わず、
ミミズを針につけて魚の前に差し出し、

「ひとつ、いかが」とやる。

人を釣る場合にも、この常識を利用していいわけだ。

**********



どうだろう?

「人を釣る」という言葉はあまりにも直接的ではあるが、
とても分かりやすい比喩だと思う。


そして、英国首相のロイド・ジョージが語った
次の言葉も、続けて紹介されている。

**********

釣り針には魚の好物をつけるにかぎる

**********



そして、そのエピソードのまとめとして
カーネギーはこう続けている。

**********

自分の好物を問題にする必要がどこにあるだろう?

そんなことを問題にするのは、
子供じみた、ばかばかしい話だ。

もちろん、われわれは、自分の好きなものに興味を持つ。

生涯持ちつづけるだろう。

しかし、自分以外には、だれも、そんなものに興味を持ってはくれない。

だれも彼も、われわれ同様、自分のことでいっぱいなのだ。

**********


「自分の好物を問題にする必要がどこにあるだろう?」

「だれも彼も、われわれ同様、自分のことでいっぱいなのだ。」


特にこの2行は忘れないようにしたい。


「われわれ同様、自分のことでいっぱいなのだ。」

「われわれ同様、自分のことでいっぱいなのだ。」

「われわれ同様、自分のことでいっぱいなのだ。」

「われわれ同様、自分のことでいっぱいなのだ。」

「われわれ同様、自分のことでいっぱいなのだ。」



そして、カーネギーはこう結論づけている。

**********

人を動かす唯一の方法は、

その人の好むものを問題にし、

それを手に入れる方法を教えてやることだ。

**********


まさにその通りだと思う。


(ちょっと気になるのが、
 人を動かす秘訣はただ一つとして
 前節で、別のことをカーネギーは紹介していたな~
 私と同じように気になる方は、p.33を参照)



このことの大切さを今改めて知り、

くらたまなぶ さん

のことを思い出した。


くらたまなぶさんは、
リクルートの編集者として
「とらばーゆ」、「フロム・エー」、「エイビーロード」 など
14の情報誌を創刊した人物で、
「創刊男」や「伝説の男」との異名を持つ方。

私はくらたさんとお会いしたことはないのだが、
二つの著書を読ませていただき、
深く感銘を受けた。


その内、是非多くの方にお勧めしたいのが、この本。

リクルート「創刊男」の大ヒット発想術  (日経ビジネス人文庫)


昨年自分が行った講演の場でもプレゼントをしたし、
大切な仲間達にも贈ったことがある。



この本の中で、

「自分マーケティング」を捨てて、
「他人マーケティング」に徹しろ!

というようなメッセージがかなり詳しく書かれている。



なぜ、くらたさんがそこまで強く言うのか?

そして、14もの情報誌を創刊できたのか?


その裏付けが、カーネギーのこれらの言葉にあるような気がする。

「自分の好物を問題にする必要がどこにあるだろう?」

「だれも彼も、われわれ同様、自分のことでいっぱいなのだ。」



また、何か新しいビジネスを考える場合は、
私たちはとかく
「だれも彼も、われわれ同様、自分のことでいっぱいなのだ。」
という真理があるため、
自分のことばかり、自分の都合ばかり考えてしまう。


しかし、もし、くらたさんのように

「自分マーケティング」を捨てて、
「他人マーケティング」に徹することができれば、

14もの情報誌を創刊するという偉業を
自分でもできるかもしれないと元気と勇気が出てきた。




【やってみよう!】

====================================================
今日から明日に掛けて会う人の中から一人を選び、
その人の「好物」を想像してみよう。

そして、その「好物」を「釣り針」につけて、
その人の前に「釣り糸」を垂らしてみよう!

====================================================



(影山の場合)


この三連休ずっと一緒に過ごす妻の「好物」を考えてみた。

妻はお寿司が大好き。
そして、上海からの帰国後、まだ一度も寿司屋に行っていない。

3月15日から6月下旬まで、震災の影響を避けるために
上海の実家に戻していたので、
彼女にしてみれば、もう4ヶ月もお寿司屋さんに行っていないことになる。

一方、私は今月からレコーディングダイエットを始めているし、
できるだけ炭水化物は避けるようにしているので、
お寿司屋さんには行きたくないのが本心。

でも、折角この課題に取り組んだので、実践しないのはもったいない。

明日の晩、お寿司屋さんに一緒に行くことを提案してみよう!

「釣り針」をパクッとくわえる確率は90%以上、あるような気がする。




【明日の予告】

それから、寿司屋に行く提案をした結果も報告しよう!

今日と同じ原則3をもっと深掘りしていこう。


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大洋へ
そう言えば、大洋もお寿司が大好きですね。
なんで、イクラとウニがそんなに好きなんだろう?
もっと安いネタなら助かるのに・・・  お父さんより

2011年7月15日金曜日

#08 お世辞はいらない

大洋へ

晩ご飯を一緒に食べているとき、大洋は
「おいしい!」「おいしい!」
を連発で叫んでいました。

全部で30回くらいかな?

その度に、お母さんはうれしくてしょうがない
という感じの顔になっていました。

まさに「破顔」という感じでした。


カーネギーから教えてもらっている
「心からの賞賛が人を動かす」
という真理を、大洋はまだ2歳なのに実践していますね。

スゴイ!


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【レコーディングダイエット】

今月1日から、毎朝体重と体脂肪率を計って
カレンダーに書き込むことを始めた。

一日だけ計るのを忘れたが、
それ以外は毎日計って記録している。

すると驚くことに、体重が減り70kg台に突入した。

6/30が82kgだから、2週間で2kgやせたことになる。
ただ計って記録しているだけなのだが・・・


記録する力ってなんだかスゴイ。

毎日毎日「カーネギーからの質問」をつくって記録していることも
きっと何かにつながりそうな気がする。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART1の第2節からの出題の4日目

====================================================
カーネギーからの質問 #008

Q.
お世辞と感嘆の言葉とは、どう違うのか?

この二つを対比する形で述べよ。

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
お世辞:真実でない、口から出る、誰からも嫌われる

感嘆の言葉: 真実、心から出る、誰からも喜ばれる


※「人を動かす」p.46参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


人を動かす3原則の2番目は、

(自己重要感を持たせて)率直で、誠実な評価を与える

ということなのだが、
決してお世辞を言うことではないのだと、カーネギーは強調している。


お世辞の定義として紹介されている文書には、
次の二つがある。

**********

安価な賞賛

**********

相手の自己評価にぴったり合うことをいってやること

**********


特にこの二番目の定義は実に心憎い。


また、お世辞に関する戒めとして、
米国の思想家エマーソンのことばも紹介されている。

**********

人間は、どんな言葉を用いても、本心をいつわることはできない。

**********



自分のことを振り返ると、
感動して自然と感嘆の言葉が出てくる時もあれば、
感嘆の言葉を何か言いたいのだがうまく言葉が出てこない
という時もある。


では、どうすればお世辞ではなく、
心からの感嘆の言葉が出るようになるのだろうか?
出せるようになるのか?

その答えを、カーネギーは明確に教えてくれている


**********

人間は、何か問題があってそれに心を奪われているとき以外は、
たいてい、自分のことばかり考えて暮らしている。

そこで、しばらく自分のことを考えるのをやめ、
他人の長所を考えてみることにしてはどうだろう。

他人の長所がわかれば、
見えすいた安っぽいお世辞などは使わなくてすむようになるはずだ。

**********


まとめて言えば、
自分のことより他人の長所。

これを考えてみればOKということなのだ。




【やってみよう!】

====================================================
普段、週に1回以上は会っている人を一人
頭に思い浮かべてみよう。

そして、その人の長所をまずは10個書き出してみよう。

====================================================



(影山の場合)


8個まで一気に書けた。
15秒ほどペンは止まったが、最後の2つもその後直ぐに書けた。

このことをやってみて、
自分として相手のことが好きだと書きやすいんだな~
という当たり前のことに気づいた。


というこで、相手の長所を考えるためには、
まずは相手のことを好きになろうとすることが
とても有効な気がした。




【明日の予告】

今日と同じ原則2でもう一問つくるのか、
原則3に進むのか、まだ決められずにいる。


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大洋へ
明日は鉄道博物館へ一緒に行くぞ! お父さんより

2011年7月14日木曜日

#07 鉄鋼王の墓碑銘

大洋へ

今晩帰ってきたら、
「おかえりー」と叫びながら
玄関まで来てくれてありがとう。

特にビックリしたのが、
「ただいま」と言うと
ちゃんと「おかえりなさい」と返してくれたこと。

昨日までは、
「ただいま」と言うと
大洋もオウム返しに「ただいま」しか言えなかったのに・・・

どんどん言葉を覚えていますね。
楽しみながら言葉を覚えましょうね!


-------------------------------------------------------
【研修講師】

今日は丸一日、研修講師を務めた。

最近カーネギーから学んでいることを
受講者相手に実践してみようとしたが
なかなかうまくいかなかった。

もっともっと場数を踏まないと、
なかなか板につかない。

そんなことを痛感した。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
PART1の第2節からの出題の3日目


====================================================
カーネギーからの質問 #007

Q.
アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーは
人を動かす達人だった。

その彼が自分の墓に刻む墓碑銘として自ら書いた言葉に、
彼の人柄が端的に表されている。

彼の墓に刻まれているその言葉とは何か?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
おのれよりも賢明なる人物を身近に集むる法を心得しものここに眠る
(書籍「人を動かす」の和訳文)

自分より賢き者を近づける術知りたる者、ここに眠る
(引用元: http://systemincome.com/5462)

Here lies one who knew how to get around him men who were cleverer than himself.
(原文)

※「人を動かす」p.43参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


この事実を解釈する方法はいくつもあると思うが、
デール・カーネギーが着眼した点は次の通り。

**********

カーネギーは、他人のことを、
自分の墓石にまできざんで賞賛しようとした。

**********


さすが、すごい。すごすぎる。


※ここで、二人のカーネギーを紹介しているが、
アンドリュー・カーネギーは「鉄鋼王」
デール・カーネギーは「人を動かす」の著者で
別人であることを念のため記しておく。



さて、鉄鋼王カーネギーがUSスチール社を設立した時に
社長として迎えた人物は
チャールズ・シュワッブという38歳の実業家であった。

シュワッブ自身も、カーネギーに負けず劣らずの
人をあつかう名人だった。


そのシュワッブ自身が語る、人をあつかう秘訣とは・・・


**********

わたしには、人の熱意を呼び起こす能力がある。

これが、わたしにとっては何ものにもかえがたい宝だと思う。

他人の長所を伸ばすには、
ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。

上役からしかられることほど、向上心を害するものはない。

わたしは決して人を非難しない。

人を働かせるには奨励が必要だと信じている。

だから、人をほめることは大好きだが、
けなすことは大きらいだ。

気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える。

**********


また、次のようにも語っている。


**********

わたしは、これまでに、
世界各国の大勢の立派な人々とつき合ってきたが、

どんなに地位の高い人でも、小言をいわれて働くよりも、
ほめられて働くときのほうが、

仕事に熱がこもり、出来ぐあいもよくなる。


その例外には、まだ一度も出会ったことがない。

**********


実はこのことが、
鉄鋼王カーネギーの大成功の鍵なのだと、
シュワッブはいっているのである。


カーネギー自身も、
他人を、公私のいずれの場合にも、
ほめたたえたのである。



賞賛する

ほめる

励ます

奨励する

賛辞を与える

ほめたたえる


このような、
相手の「自己重要感」を高める心からの言葉が
人を動かすコツなのである

とデール・カーネギーは教えてくれている。




【やってみよう!】

====================================================
明日会う予定の人の中から一人選んで、
その人をほめると今決めよう。

そして、その人に何と言ってほめるのか、
心からの言葉を考えてみよう。

====================================================



(影山の場合)


あの人をほめると決めた。
(これは直ぐ決まった)

その時掛ける言葉も決めた。
(結構考えた上で決まった)

さて、実践するとどうなるか?
(ちょっと怖いけど楽しみ。)




【明日の予告】

今日の質問にある本物の「賞賛」と
「お世辞」の違いを紹介してみたい。



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大洋へ
今週末の三連休は、一杯一緒に遊ぼうね! お父さんより

2011年7月13日水曜日

#06 フロイトいわく・・・

大洋へ

今晩はお母さんとお風呂に入って
早めに寝ることができましたね。

是非、このリズムで行きましょう。


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【横浜にて】

今日は横浜のお客様の所へ行った。

少し時間が空いたので、
海辺のカフェでパソコン仕事をやってみた。

実に気持がいい。
仕事もはかどる。

自分は本当に水辺と風が好きなんだな~
と改めて感じた。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より
昨日と同じく、PART1の第2節からの出題

====================================================
カーネギーからの質問 #006

Q.
20世紀の偉大な心理学者ジークムント・フロイトによると
人間のあらゆる行動は、たった二つの動機から発する。

その一つは、性の衝動。

では、もう一つは何か?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
偉くなりたいという願望

※「人を動かす」p.34参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


本当にそうなのか?と、
自分としては疑問に感じる部分も少しはある。

しかし、性の衝動と同じくらい
「偉くなりたい!」という願望は強いんだ~
とビックリしながら納得している自分にも気づかされる。

なんと言っても、性の「衝動」と同じですから。



これと同様のことをいろいろな人が語っていることが
本の中で紹介されているので、その一部を要約して紹介する。


**********
アメリカの第一流の哲学者であり教育者でもある
ジョン・デューイ教授によると・・・

人間の持つもっとも根強い衝動は、

“重要人物たらんとする欲求”


**********
リンカーンの書簡にあった記述

「人はだれしもお世辞を好む」


**********
心理学者ウィリアム・ジェームズによると・・・

人間の持つ性情のうちでもっとも強いものは、
他人に認められることを渇望する気持である


**********
自己の重要感に対する欲求は、
人間を動物から区別している主たる人間の特性である。

このことをカーネギーは父の思い出話しを
取り上げて紹介している。

そのエピソードとは、

食肉として素晴らし豚と牛を父は飼っている。
その豚や牛を品評会に出品して
何度も賞を取ったことだ。

その時、
豚は自分が得た賞にはまるで無関心だが、
父のほうは大変な関心を示していた。

つまり、この賞は、父に自己の重要感を与えたのである。


**********


キーワードを一言にすると、

「自己重要感」

この5文字が強烈な衝動や渇望を生み出すらしい。




【やってみよう!】

====================================================
・偉くなりたいという願望

・重要人物たらんとする欲求


この願望や欲求はあなたの中にありますか?

それはどんな風にありますか?

====================================================



(影山の場合)


こんな願望や欲求をあることを認めたくない自分がいる。

こんなことを願うようでは、
人間としてのレベルが低いような気がしてしまう。

でも、間違いなく自分の中にあるのだろう。
(仙人ではないのだから)


そのことは、こんな場面を考えたときに、
自分の中で明確になった。



「お前は取るに足らない奴だ」

「君ではなく、もっと重要な人物に相談するつもりだ」

もし、誰かにこんなことを言われたら・・・
私はきっとその人物を恨むだろう。


その人物が何をどう言おうが、
本当は自分は自分で変わらないはずなのだが、
どうしても許せない感情が湧いてくる。


ということで、
自分も人間なのだから「自己重要感」にこだわって、
それを渇望しながら生きている事実を
認めることから始めたいと思う。


この「自己重要感」を
「セルフイメージ」に近い概念で捉えると
自分にも理解しやすくなってきた。




【明日の予告】

今日は一般論の紹介だったので、
明日は具体的な事例を紹介することで
記憶にひっつくようにしてみたい。


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大洋へ
今晩の食事で「おいしい!」「おいしい!」を大洋が連発すると
お母さんは本当にうれしそうな顔をします。
大洋は相手の「自己重要感」を高めるコツを
マスターしているようにすら見えました。 お父さんより

2011年7月12日火曜日

#05 たった一つの大切なこと

大洋へ

夜遅くなっても、なかなか寝ませんね~

困ったものです。

よい生活のリズムをつかんで欲しいと
お父さんは強く願っています。


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【手短に・・・】

今日は手短に行こうと思う。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より

昨日から1節前に進み、PART1の第2節からの出題


====================================================
カーネギーからの質問 #005

Q.
人を動かす秘訣は、この世に、ただひとつしかない。

それは何か?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
みずから動きたくなる気持を起こさせること

※「人を動かす」p.33参照
====================================================



さて、いかがでしたか?


自分としては、確かにその通りだと思う。


カーネギーはこのことをとても強く力説している。
その箇所を引用してみると・・・


**********
人を動かす秘訣は、この世に、ただひとつしかない。

この事実に気づいている人は、
はなはだ少ないように思われる。

しかし、人を動かす秘訣は、まちがいなく、
ひとつしかないのである。


すなわち、

みずから動きたくなる気持を起こさせること---

これが秘訣だ。

かさねていうが、これ以外に秘訣はない。
**********


どうだろう、この重ね重ねの力説。

「この世に、ただひとつ」

「はなはだ少ない」

「まちがいなく、ひとつしかない」

「かさねていうが、」

「これ以外に秘訣はない」

とっても、とっても力が入っている。


この本のタイトルは「人を動かす」だから、
この秘訣は、この本の結論と言っても過言ではない。





【やってみよう!】

====================================================
カーネギーの教え

「みずから動きたくなる気持を起こさせること」

これを実現するために、
普段自分で、どんな工夫をしているのか?

また、新たに工夫してみたいことは何だろう?

====================================================



(影山の場合)


・相手に興味を持つ

・相手の話を真剣に聞く

・相手の立場を理解するように努める


このような3つを思いついたが、
正確に言うと、

「実際に工夫している」というよりも

「こうするように努力している」(できていないことが多いが・・・)

という感じになる。




【明日の予告】

私たちは、今、

人を動かす秘訣は、
みずから動きたくなる気持を起こさせること

この事実に気がつくことができた。


**********
この事実に気づいている人は、
はなはだ少ないように思われる。
**********

とカーネギーは語っているので、
気づいただけで少数派になれる。


では、具体的にどうすれば
「みずから動きたくなる気持を起こさせること」
ができるか、
明日はその点にまで踏み込んで行くことにしよう。



--------------------------------------------------------

大洋へ
なぜ、お父さんのメガネを壊そうとするのですか?
お父さんより

2011年7月11日月曜日

#04 他人を矯正するよりも・・・

大洋へ

夜9時過ぎに家に帰ったら、
大洋はオムツ1枚で走って来て出迎えてくれましたよ。

なんか理屈抜きにうれしかったです。

ありがとう。


-------------------------------------------------------
【日焼け痕が・・・】

昨日、海に行ってヨットレースに出場した。

天気はピーカン。
風もよく、最高のヨット日和だったのだが・・・


今朝起きたら、日焼け痕がいたい。

日焼け止めをたっぷり塗っていたつもりだったが
太ももの下の方が真っ赤だ。

油断していた。


「備えあれば憂いなし」のつもりだったが、

「備え甘ければ、憂いあり」となってしまった。




【今日の質問】

「人を動かす」デール・カーネギー著より

一昨日、昨日と同じPARTの同じ節からの出題。


====================================================
カーネギーからの質問 #004

Q.
他人の欠点を直してやろうという気持は、
たしかに立派であり賞賛に値する。

だが、その前にやるべきことがあるのだが、それは何か?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
自分の欠点を改めること

※p.25参照
====================================================


さて、いかがでしたか?


この部分をもう少し長めに引用してみよう。

**********
他人の欠点を直してやろうという気持は、
たしかに立派であり賞賛に値する。

だが、どうしてまず自分の欠点を
改めようとしないのだろう?

他人の矯正をするよりも、
自分を直すほうがよほど得であり、
危険も少ない。

利己主義的な立場で考えれば、
たしかにそうなるはずだ。
**********


なるほど、その通り。


「利己主義的な立場で考えれば・・・」

とまで言われてしまえば、もうぐうの音も出ない。

おっしゃる通りです。



A)得をするし危険も少ない

B)損をするし危険も多い


このA、Bどちらを選ぶかと普通に聞かれたら、
誰もがAを選ぶだろう。



しかし、
「相手のためになるから・・・」などと自己正当化しながら、
ついつい相手の欠点を指摘してしまう自分に気づかされる。




【引用の9連発】

これではいけない。

今後は、その「損で危険な道」を選ぶことのないよう
関連する文章を多数紹介することで自分を戒めてみたい。

※( )内は私の心の声



**********

自分の家の玄関がよごれているのに、
隣りの家の屋根の雪に文句をつけるな
孔子


(おっしゃる通りです)

**********

死ぬまで他人に恨まれたい方は、
人を辛辣に批評してさえおけばよろしい。

その批評が当たっていればいるほど、
効果はてきめんだ。


(確かにその通りです)

**********

およそ人を扱う場合には、
相手を論理の動物だと思ってはならない。

相手は感情の動物であり、
しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって
行動するということを
よく心得ておかねばならない。


(人≠論理の動物、人=感情の動物
 このことを肝に銘じます)

**********

ベンジャミン・フランクリン自身が語る
成功の秘訣

「人の悪口は決していわず、長所をほめること」


(ごもっともです)

**********

人を批評したり、非難したり、小言をいったりすることは、
どんなばか者でもできる。

そして、ばか者にかぎって、それをしたがるものだ。


(はい。私はそんなばか者ですが、なんとかそこから抜け出します)

**********

理解と、寛容は、
すぐれた品性と克己心をそなえた人にして
はじめて持ちうる得である。


(道のりは遠いな~)

**********

英国の思想家カーライルによれば、

偉人は、小人物の扱い方によって、その偉大さを示す。


(うまいね~、この着眼点)

**********

人を非難するかわりに、
相手を理解するように努めようではないか。


(はい、そうします)

**********

英国の偉大な文学者ドクター・ジョンソンの言によると

神様でさえ、人を裁くには、
その人の死後までお待ちになる。


(返す言葉がございません)

**********




【やってみよう!】

====================================================
カーネギーの教え 人を動かす原則1

「批判も非難もしない。苦情もいわない。」

そんな3種類のことを「しない」ために、
あなたは具体的に何を「する」のか考えてみよう。

====================================================



(影山の場合)


・相手を理解するように努める

・相手の長所を探すようにする

・相手の長所とだけ付き合う


なんだかあまり具体的に考えることができない。

困った。

とても浅い考えだが、
今のところ自分で「する」ことはこんな感じだ。



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大洋へ
なぜ、お父さんの足を噛むのですか?  お父さんより

2011年7月10日日曜日

#03 他人からの何を望み、何を恐れるのか?

大洋へ

今日お父さんは一日、
葉山マリーナに行ってヨットレースに出てきました。

昔は毎週ヨットに行っていたのですが
今年ヨットに行くのは今日が初めて。

梅雨明け早々、天気も風も最高の
ヨットレース日和を満喫してきました。


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【2年ぶりのヨットレース】

今日、葉山マリーナに行って
2年ぶりにヨットレースに出場した。

昔は、月に何度もレースに出ていたのに
最近はすっかりご無沙汰になっている。

ということで、
もうレースのことなんてすっかり忘れているかも?
と心配しながらレースに臨んだ。


しかし・・・・・・普通にできた。


自分としては結構思いがけないことだった。
もっと、ダメダメになると覚悟していた。


当然、体の動きは鈍いし、判断も遅くはなっているが、
基本的なことは全く忘れていなかった。


三つ子の魂百までというか

ある一時、超集中して取り組んだことは忘れようがない

そういうことなのかもしれないな~
と感じることができた。



それでは、自分の人生において、
ヨットレースと同じほど「集中」して、
ビジネスに取り組んだ経験があるのか?

自問せざるを得ない。

当然、ビジネスは何年もやってはいるのだが、
「一点集中」とか「集中の純度」
という観点では、
自分のビジネス経験は、自分のヨットレース経験に劣っているのかもしれない。


「これじゃまずい」とも思えるし、
またある意味「なるほど」とも思える。


とにかく、

自分の商売にもっともっと「一点集中」する
「集中の純度」を高める

これが今の自分の課題に思える。




【今日の質問】

昨日と同じPARTの同じ節からの出題。

====================================================
カーネギーからの質問 #003

Q.
われわれは
他人からの( ア )を強く望んでいる。
そして、それと同じ強さで
他人からの( イ )を恐れる。

この( ア )と( イ )には違う文字が入るが、
二つとも漢字二文字である。それは何か?

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
われわれは
他人からの(賞賛)を強く望んでいる。
そして、それと同じ強さで
他人からの(非難)を恐れる。

※「人を動かす」p.15参照
====================================================


さて、いかがでしたか?


この記述の少し前には、以下のことも紹介されている。

**********
動物の訓練では、

よいことをしたときに褒美をやった場合と、
まちがったときに罰をあたえた場合とをくらべると、

前の場合のほうがはるかによく物事を覚え、
訓練の効果があがることを実証した。
**********


健全な批判精神が大切という話を聞くこともあるが、
現実の人間社会においては、
「批判」や「非難」よりも、
「賞賛」の方が賢くパワフルな選択であることを
忘れないようにしたい。


そう今思っていても、忘れる時もありそうなので、
駄目押しとして
リンカーンが好んだ座右の銘を以下に紹介しておく。


**********
リンカーンが好んだ座右の銘

人を裁くな------人の裁きを受けるのがいやなら
**********




【やってみよう!】

====================================================
最近、自分自身で
他人に対して「批判」、「非難」ではなく
「賞賛」を言葉にしたり行動にした体験を思い出してみよう。

====================================================



(影山の場合)

んん~~
なかなか思い出せない。

「感謝」したりはしているのだが、
「賞賛」とまでなるとほとんでしていない気がする。

「賞賛」限定で考えると行動に移しにくそう。

そこで、

「感謝や賞賛」の行動を増やす


これを強く意識して狙うことにする。




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大洋へ
最近、お父さんの顔をよく叩きますね。
できれば止めて欲しいのですが・・・  お父さんより

2011年7月9日土曜日

#02 アル・カポネは自分のことを・・・

大洋へ

今日は小平のおばあちゃんの家に行って
晩ご飯をごちそうになりましたね。

おばあちゃんは、大洋と会うのが4ヶ月振りだったので、
「随分大きくなったね~。顔立ちも少年ぽくなって・・・」
とビックリしながら喜んでいました。

上海に行っている間に、腕の骨は折ってしまいましたが、
それ以外には大病することなくすくすく育っている証拠ですね。


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【昨日の反応】

昨日、「カーネギーからの質問」を初めてブログに投稿したら
最近友達になった方から、連絡をいただいた。
(連絡ありがとう)

その方は、ご自身でも「カーネギーからの質問」を考えて
私のブログのコメント欄に投稿してくれるそうだ。

このような輪が広がって
私が100個問題をつくっている間に
他の方々も問題をつくってくれれば、
最終的に150問とか200問の「問題集」が完成するかもしれない。

そう思うと、この取り組みがなんだかとても面白くなり始めた。



【今日の質問】

書籍「人を動かす」は4つのPARTから構成されている。

昨日は、PART1「人を動かす三原則」全体をカバーする
大枠の質問をつくってみた。

そのため、今日から数日は
PART1の中を狭く深く掘っていき
カーネギの教えが心に残るような問題をつくってみよう。


====================================================
カーネギーからの質問 #002

Q.暗黒街の帝王であったアル・カポネは
  自分のことをどのような人物と考えていたのか、
  以下の選択肢から一つ選べ

(選択肢)
1)自分は極悪人である
2)自分は普通の人間である
3)自分は慈善家である

====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
3)自分は慈善家である

※p.13参照
====================================================


さて、正解でしたか?


カーネギーは「人を動かす」の中で、
アル・カポネ自身が語った言葉として、次のように紹介しています。

----------
「おれは働き盛りの大半を、世のため人のためにつくしてきた。
 ところが、どうだ---
 おれの得た者は、冷たい世間の非難と、お尋ねものの烙印だけだ」
----------


アル・カポネほどの極悪人でも、
自分では悪人だとは思ってはおらず、
それどころか慈善家だと大まじめで考えていたとのこと。

世間は自分の善行を誤解していると
アル・カポネ自身は考えていたのである。

なんとも、すごいことだ。
(でもこれが人間なんだと、カーネギーは教えてくれている)



関連する別の部分を引用すると

----------
右にあげた極悪人でさえも、
自分が正しいと思いこんでいるとすれば、

彼らほどの悪人でない一般の人間は、
自分のことを、いったいどう思っているのだろうか。

(中略)

わたし(カーネギー)は、
残念ながら、四十歳近くになってやっと、
人間はたとえ自分がどんなに間違っていても
決して自分が悪いとは思いだがらないものだということが、
わかりかけてきた。

他人のあら探しは、なんの役にも立たない。

相手は、すぐさま防御体制をしいて、
なんとか自分を正当化しようとするだろう。

それに、自尊心を傷つけられた相手は、
結局、反抗心を起こすことになり、
まことに危険である。
----------


あらさがし、批判、非難はすべてNG!

百害あって一利なしであることを、
肝に銘じておきたい。




【やってみよう!】

====================================================
最近、自分自身で
「あらさがし」、「批判」、「非難」
に類した行動をした場面を思い出してみよう。

そして、その時の相手の気持ちを落ち着いて想像してみよう!
====================================================



(影山の場合)

先週の出来事を思い出すことができた。

あの瞬間、自分ではよかれと思った発言だったが、
聞く側としては結構つらくしんどかったのだろうな~
と今更ながら気がついた。
百害あって一利なし。
「相手のためを思っての批判」ですら、実際のところ有害なのである。


カーネギーと違って、
私の場合、既に四十歳を超えてしまったが、

----------
人間はたとえ自分がどんなに間違っていても
決して自分が悪いとは思いだがらないものである
----------

この原則を胸に刻み込むことにしよう。




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大洋へ
おばあちゃんと一緒にいることが、
とても楽しそうでしたよ  お父さんより

2011年7月8日金曜日

#01(カーネギーからの質問)人を動かす三原則とは?

大洋へ

今晩は一緒にお風呂に入りましたね。
大洋はとってもお風呂が大好き。
ずっとニコニコで大騒ぎですね。

ホント、いいことです。


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昨日のブログで予告した
「良書を自分の中へ90日でフルインストールする方法(仮称)」
を今日から実践してみる。


【背景】

斎藤一人さんの教えにあった

カーネギーの「人を動かす」を7回読みなさい

を素直に実践することにした。



改めて今週から本を読み返していたら、

「確かに一度や二度読んだだけでは頭に入らないな~」

と強く実感することができた。


それと同時に、

「頭に入れても、実践できなければしょうがないな~」

とも感じた。


要するに、
「分かる」と「できる」では大きく違うということ。


「分かる」だけでなく「できる」ようになるためには
どうすればいいのか?

そんな質問を自分に投げ掛けてみた。


すると出てきたアイディアは、
「問題集」
というコンセプトだった。




【問題集】

その昔、高校受験から大学受験の勉強をしている頃
自分は「参考書マニア」だった。

本屋に週に何度も立ち寄り
参考書をあれこれ手に取りながら
「もっとよい勉強法はないか?」
「もっとよい参考書はないか?」
そんなことばかり考えていた。

呆れた話だが、
実際に勉強をする時間より
勉強法を考えている時間の方が長かったかもしれない。


そんな参考書マニアの私が、その時意識していたことは、
参考書と問題集の相性だった。

どんなによい参考書でも、
「そっか、そっか」
とうなづきながら解説を読むだけでは、
実際に問題を解けるようにはならない。

参考書で学んだやり方を実際に使って
数多くの問題を解くことで
初めて学力が高まることは間違いなかった。

そのために探し求めたのが、効果の出る「問題集」だった。


そこからヒントを得て、
カーネギーの「人を動かす」をマスターしたいのなら
その「問題集」があればよいのにと思った。


でも、そんな問題集はあるはずもない。
(あまりに当たり前なのだが)


だったら・・・

自分でつくってみよう!

そう無謀にも思い立った。




【勉強仲間】

カーネギーの本を読み進むにつれて
「この本、ホントいいことが沢山書いてある」
と今更ながら感じた。

さすが、日本一のお金持ちが勧めるだけのことはあるのだ。

だったら、私と同じように
この本の内容をマスターしたい
と願う人達もいるはずだ。


ならば、自分が自分のためにつくった「問題」をブログで公開して、
誰か興味のある人のお役に立てたらと思った。

そして、自分一人だけで勉強するのではなく、
他の誰かと一緒に勉強をする。

そう、勉強仲間を募りたくなった。
(是非、お付き合いください)

そして、ブログに書き綴った「問題」を90日分集めれば
自家製の「問題集」になるような気がしている。




【さて、それではそろそろ「問題」です】

それでは、今日私が自分のために作り、
そして、みなさまにもお伝えしたい問題はこちら。

====================================================
カーネギーからの質問 #01

Q.「人を動かす三原則」とは?
====================================================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.

原則1.
(盗人にも五分の理を認めて)批判も非難もしない。苦情もいわない。

原則2.
(自己重要感を持たせて)率直で、誠実な評価を与える。

原則3.
(相手の立場に身を置き)強い欲求を起こさせる。

====================================================


さて、みなさんの答えはいかがだったでしょう?


この三原則を字面だけで捉えると
「そりゃ、そうでしょ!」
という感想になってしまうかもしれないが、

この本のp.9~70に渡り、この3つの大切な原則が
豊富な事例や心に刺さる比喩表現を駆使して、
強く印象に残るように紹介されている。




【やってみよう!】

今日一日の自分行動を振り返って、
この三原則を使って接した人の名前を全部書き出してみよう。



(影山の場合)
3人の名前を書き出すことができた。

なんか、少ないな~。

明日から、もっともっと原則を使うチャンスを探してみることにする。




【お礼】

最後までお付き合いいただき、ありがとう。

明日は原則1の各論に踏み込んで、問題を作ってみたいと思う。



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大洋へ
今日から新しいことを始めてみました。
大洋と一緒で新しいことが大好きな お父さんより

2011年7月7日木曜日

#00 「人を動かす」デール・カーネギーから徹底的に学ぶことを決めた

大洋へ

東京と上海に別れて離ればなれの暮らしが終わり、
家族三人、東京で一緒に暮らすようになり
一週間が経ちました。

もうすっかり東京での普通の暮らしに慣れたようですね。

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先週の土曜日、平秀信先生のPrivate Clubという勉強会に
いつものメンバー6人と一緒に参加した。

その会の中で
日本一の高額納税者である斎藤一人さんが「強運」という本の中で、

カーネギーの「人を動かす」を7回読みなさい
と語っていることを平先生が教えてくださった。




「7回も読んだ本が自分にあるのか?」

そう自問した。

確かに、2冊、7回以上読んだ本がある。
しかし、それは小説だ。

7回も読んだ自己啓発書やビジネス書は一つもない。


日本一のお金持ちの言うことなら、
そのまま素直に実行してみようと思った。



そして、日曜日から「人を動かす」を読み返している。

一番最初に読んだのが10年くらい前。
二度目に読んだのが、昨年の3月。
そして、今度が三回目となる。

折角なので、
今回はゆっくりじっくり噛みしめながら読む作戦でいこう。
いわゆる、スローリーディングだ。
(エチ先生、ありがとう)

7、8、9の三ヶ月掛けて
この本をじっくり7回読んでみたい。


そう思って読んでいたら、
ピンと来るアイディアが浮かんできた。

「よし!これを実践しよう」


このアイディアを具体化して実際に何をやるのか、
この3日間いろいろ考えてみた。


そして、作戦が見えてきた。

明日のブログを書くところから
その作戦を実行に移してみたい。


その作戦名は
「良書を自分の中へ90日でフルインストールする方法(仮称)」
と、とりあえず名付けてみたい。


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今日の【DO GLOBAL 活動】 245分

●英語学習 15分
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」

●ビジネス英語研修 110分
成果発表会への立ち会い 70分
研修レビュー 40分

●出版準備 120分

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大洋へ
大事なことは楽しく継続しましょうね
お父さんより