2011年12月31日土曜日

#58 ものを頼むときには

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#58 ものを頼むときには

他人にものを頼もうとするときには、
ある質問を自分に投げかけた方がいいと、
カーネギーは教えてくれています。

さて、それはどんな質問でしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」


※「人を動かす」p.234参照
===================



さて、いかがでしたか?


言われてみれば当たり前のことですよね。

しかし、相手にものを頼もうとする時に、
どうしてもこちらの事情を相手に分かって欲しい。

そんな欲求が湧き上がってきてしまいます。

でも、これはどう考えても邪魔な欲求ですよね。


それでは、この教えが書いてある箇所の前後を
もう少し長く引用してみます。


**********

他人にものを頼もうとするときには、
まずは目を閉じて、
相手の立場から物ごとをよく考えてみようではないか。

「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」

と考えてみるのだ。

この方法は面倒にはちがいない。

だが、これによって味方がふえ、
よりよい結果がたやすく得られる。

**********


「相手の立場になってみる」

やはりこれが本当に重要ですよね。


カーネギーはこの本の中で
この大切な教えを様々なエピソードつ使って
繰り返し繰り返し言葉を変えながら教えてくれています。


そして、だめ押しとも言える教えをこの節の最後で
謙虚なカーナギーが珍しく強気に伝えてくれています。


**********

本書を読んで、

相手の立場になって物ごとを見きわめる

ということさえ会得すれば、

本書はあならの生涯にとって
画期的な役割をはたすことになるだろう。

**********


なるほど、きっとその通りでしょうね。




【今日の実践】

今日は大晦日。
まだまだ、これから大掃除が残っています。


相手の立場になって物ごとを見きわめる
という
「ことさえ」
会得すれば

とカーネギーが強調してくれているので、
それに絞って実践してみようと思います。


「どうすれば、
 相手はそれをやりたくなるだろうか」

これを自分に宛てた質問集を
facebook上のノートで作ってみます。


タイトル案「自分の強みを引き出す質問集」


どうやら、
適切な「質問」さえあれば、
自分は随分動ける/行動できる/実践できる

そんな自分の取り扱い方が
少しは分かって来たような気がしています。




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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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バックナンバー(過去につくった質問)はこちら
http://hentaichange.blogspot.com/

2011年12月21日水曜日

#57 非難ではなく

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#57 非難ではなく

非難は、どんなばか者でもできる。
○○することにつとめなければならない。
賢明な人間は、相手を○○しようとつとめる。


さて、この○○に入る漢字二文字は何でしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
理解


※「人を動かす」p.229参照
===================



さて、いかがでしたか?


非難 vs. 理解

どちらが得策なのか、
落ち着いて考えればすぐ分かりますよね。

でも、普段の行動では、
相手を理解することよりも、
相手を非難する気持ちが先立つこともあります。

理解をより一層深めるために、
この箇所の前後を、もう少し長く引用してみます。


**********

相手はまちがっているかも知れないが、
彼自身は、
自分がまちがっているとは
決して思っていないのである。

非難は、どんなばか者でもできる。

理解することにつとめなければならない。

賢明な人間は、相手を理解しようとつとめる。

相手の考え、行動には、
それぞれ、相当な理由があるはずだ。

その理由を探し出さねばならないーーー
そうすれば、
相手の行動、相手の性格に対する鍵まで握ることができる。

ほんとうに相手の身になってみることだ。

**********


「相手の身になってみる」

やはりこれが大切ですよね。


逆の立場から考えてみると、

・私のことを非難する人
・私のことを理解しようとつとめる人

どちらが好きなのか、
どちらを大切に思うのか、
答えは明白なはずです。


先ほど引用した箇所に続けて、
カーネギーは、自問自答すべき質問を
紹介してくれています。


**********

「もし自分が相手だったら、
 はたしてどう感じ、
 どう反応するだろうか」

と自問自答してみるのだ。

これをやると、腹を立てて時間を浪費するのが、
ばかばかしくなる。

原因に興味を持てば、
結果にも同情が持てるようになるのだ。

おまけに、
人の扱い方が一段とうまくなる。

**********


まさにその通り。

なんとも当たり前ではありますが、
自分の胸に手を当ててみると、
分かってはいるけどできていないことが多い。

そんな現実を思い起こすことになります。


特に、

**********
原因に興味を持てば、
結果にも同情が持てるようになるのだ。
**********


この原因と結果の法則とも呼べる考え方を
体の中にしみ込ませてみたいものです。




【今日の実践】

今日、お客様への再提案を行います。

初回提案は9月で、
「年内には研修をスタートさせたい」
というご意向でした。

しかし、12月21日時点でもまだ何も始まっていません。


「どうすれば、研修を始めることができるのだろう?」

そう考えて再提案に臨む予定でおりましたが、


**********
原因に興味を持てば、
結果にも同情が持てるようになるのだ。
**********

このカーネギーの教えを実践するために、

「なぜ、今まで研修を始めることができなかったのだろう?」

とその原因をできるだけ詳しくヒアリングして、
年内に研修をスタートできなかったご事情に対して
「同情」の気持ちを持ちながら
打ち合わせを進めてみることにします。




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《企画趣旨》
納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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2011年12月12日月曜日

#56 老子の教え

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#56 老子の教え

人を説得する原則の7番目「相手に思いつかせる」でカーネギーは、
中国の賢人老子の言葉を次のように引用しています。

「賢者は、人の上に立たんと欲すれば、○○、
 人の前に立たんと欲すれば、□□」


さて、この○○と□□に該当する言葉は何でしょうか?

(それぞれ二文字ではなくもっと長くて「〜〜して、〜〜する」という感じになります)

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
○○:人の下に身を置き
□□:人のうしろに身を置く


※「人を動かす」p.228参照
===================



さて、いかがでしたか?


なんとなく雰囲気を掴んでいただくことは
できましたでしょうか?

それでは、この箇所の前後を、
もう少し長く引用してみます。


**********

二千五百年前に、中国の賢人老子が、
現代にも通用することばを残している。

「河や海が数知れぬ渓流のそそぐところになるのは、
 身を低きに置くからである。

 そのゆえに、河や海は
 もろもろの渓流に君臨することができる。

 同様に、賢者は、
 人の上に立たんと欲すれば、
 人の下に身を置き、

 人の前に立たんと欲すれば、
 人のうしろに身を置く。

 かくして、賢者は人の上に立てども、
 人はその重みを感じることなく、
 人の前に立てども、
 人の心は傷つくことがない。」

**********


なるほど、すごく明確にイメージができますよね。


地球には重力という「法則」が働いているので、
水は必ず高きから低きへ流れます。

それと同じように、人間関係においても
普遍的な「法則」が働いているため、
身を低きに置くからこそ君臨できるのですね。


この人間関係の「法則」は、
2,500年前の老子の時代でも、
75年前にカーネギーがこの本を出版した時代でも、
そして現在でも、
変わらることはないのです。


自らを低きに置き、
アイディアや意見を相手に思いつかせることを、
カーネギーはある言葉で何度も表現しています。

それは、

「花を持たせる」


なんともきれいな日本語ですね。


・渓流が河に注ぎ込む映像イメージ

・河が海に注ぎ込むイメージ

・花を持たせるという語感のイメージ


これらを頭の中に思い浮かべ、消えないようにしたいと思います。




【今日の実践】

今日、個別コンサルティングのセッションがあります。

明後日のプロジェクト成果報告会に向けて、
お客様のプレゼンテーションを指導します。


その場で、
私が思いついたプレゼンの改善方法を伝えるのではなく、

「どうすれば自分のプレゼンが良くなるのか?」

それをお客様に考えてもらい、
自分で自分の改善点に気づいてもらうよう
チャレンジしてみます。


コンサルセッションの時間が2時間と限られているため、

「自分が教えちゃった方が速い」

という衝動や誘惑が芽生えてくることは間違いないのですが、
そこをぐっとこらえて、

「自分で気づいてもらわないと効果が出ない」

このことを肝に銘じて取り組んでみます。




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納税額日本一の実業家である斎藤一人さんが「一人さんの本を読む時間があったら、カーネギーの『人を動かす』を七回読みな」と「強運」という著書の中で語っています。

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2011年12月10日土曜日

#55 大切にする意見

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#55 大切にする意見

○○した意見よりも、
□□した意見のほうを、
われわれは、はるかにたいせつにするものである。


さて、この○○と□□に該当する言葉は何でしょうか?
(正確にいうと、○○た意見、□□た意見の二つになります)

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
○○:人から押しつけられた意見
□□:自分で思いついた意見


※「人を動かす」p.220参照
===================



さて、いかがでしたか?


答えを見てみれば、
「それはその通りだよ」
とみなさん納得していただけるような気がします。

PART 3ーー人を説得する十二原則の7番目は
「思いつかせる」
です。

この項の冒頭にある文章を引用してみます。


**********

人から押しつけられた意見よりも、
自分で思いついた意見のほうを、
われわれは、はるかにたいせつにするものである。

すると、人に自分の意見を押しつけようとするのは、
そもそもまちがいだといえる。

暗示を与えて、
結論を相手に出させるほうが、
よほど利口だ。

**********


いやー、本当にその通りですよね。


この教えの直後に、
自動車販売の不振から、
部下のセールスマンがすっかり元気を失っていたので、
彼らを激励した上司の話が記されています。

そのエピソードのキモは、
カーネギーの教えの通り、そのままです。


そして、そのエピソードの直後には、
また同じ教えが、違う形で表現してくれています。

**********

人に押しつけられているのだとか、
命令されているのだとかいう感じは、
だれにしといやなものだ。

それよりも、自主的に行動しているのだという感じのほうが、
はるかに好ましい。

自分の希望や欲望や意見を
人に聞いてもらうのはうれしいものだ。

**********


自分が持って生まれた気質として、
人から意見を押し付けられることは毛嫌いする。

しかし、自分の意見を相手に押し付けることが大好きな私は、
このカーネギーの教えを
かなり深く自分の中に打ち込む必要がある。

そんなことを痛感させられています。




【今日の実践】

「人から押しつけられた意見よりも、
 自分で思いついた意見のほうを、
 われわれは、はるかにたいせつにするものである。」

この教えを紙に書いて、
自分の部屋のドアに貼ることにします。


そして、来年の手帳(能率手帳)を
これから買いに行くことにします。

その手帳の表紙の裏に、
上に書いた3行の教えを手書きで書くことにします。




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2011年12月8日木曜日

#54 勝ち負け

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です

【カーネギーからの質問】#54 勝ち負け

フランスの哲学者ラ・ロシュフーコーの言葉として

「敵をつくりたければ、○○がいい。
 味方をつくりたければ、□□がいい。」

と紹介されています。

さて、○○と□□に入る言葉は何でしょうか?(二文字ではなく、もう少し長いです)

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
友に勝つ
友に勝たせる


※「人を動かす」p.217参照
===================



さて、いかがでしたか?


ちょっと分かりにくいかと思いますので、
該当箇所の前後を引用してみます。


**********

友だち同士の間柄でも、
相手の自慢話を聞くよりも、
自分の手柄話を聞かせたいものなのだ。

フランスの哲学者ラ・ロシュフーコーのことばに、
こういうのがあるーーー

「敵をつくりたければ、友に勝ついい。
 味方をつくりたければ、友に勝たせるがいい。」

その理由ーー

人間はだれでも、
友よりすぐれている場合には重要感を持ち、
その逆の場合には、
劣等感を持って羨望や嫉妬を起こすからである。

**********


なるほど、言われてみればその通りですよね。

しかし、私のような凡人は、
目の前の相手に勝って
自分の自己重要感を満たそうとしてしまいます。

しかし、どう考えてもこれは得策ではないですよね。


自分の自己重要感よりも、相手の自己重要感を尊重する。

そんなことが少しずつ実践できるように意識していきます。




【今日の実践】

「自分の自慢話ではなく、相手にしゃべらせる」

明日、お客様企業の担当役員の方にプレゼンをして
大型案件の最終提案をします。

その準備のため、
今日もそのお客様企業に出向き、ご担当者様と打ち合わせを持ちます。

今日と明日のこれら二つの打ち合わせの場で、
自分のしゃべる量を減らして、
相手にしゃべらせる。

これを実践してみます。




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2011年12月6日火曜日

#53 面接の前に

(カーネギーセブン Project)
斎藤一人さんの教えを日々実践する企画です


【カーネギーからの質問】#53 面接の前に

“経験ある優秀な人物”を求める求人広告を見た、チャールズという男は、
面接の前にあることをしてから面接に臨み、見事採用された。

さて、チャールズが面接の前にやったこととは、なんでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
その会社の設立者について詳しく調べた


※「人を動かす」p.213参照
===================



さて、いかがでしたか?


かなり分かりにくいと思いますので、
該当箇所を引用してみます。


**********

つい最近、
ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙の経済欄に
“経験ある優秀な人物”を求める広告が出ているのを見て、
チャールズ・キュベリスという男が応募した。

数日後、彼のもとに面接に通知が届いた。

面接の前に、彼はウォール街にでかけて、
その会社の設立者についてくわしく調べた。

面接の際、彼は

「こういうりっぱな業績のある会社で働くことが
 できれば本望だと思います。

 聞くところのよりますと、
 二十八年前にほとんど無一文で
 この会社をおはじめになったそうですが、
 本当でしょうか?」

と社長にたずねた。

**********


さて、その結果どうなったのか?
容易に想像できますよね。


更に引用を続けます。

**********

だいたいにおいて、成功者と称せられる人は、
若いころにたどったいばらの道を回想したがるものだ。

この人も例外ではなかった。

(中略)

苦心談が終わると、
彼はキュベリス氏の履歴について簡単な質問をしたあと、
副社長を呼んで
「この方は、きっと会社のために役立つ人物だと思う」
といった。


キュベリス氏は、相手の業績を調べる手数をかけた。

相手に関心を示したのである。

そして、相手にしゃべらせて、好印象を与えたのだ。

**********


まあ、そういうことですよね、人間とは。


このエピソードからの学びとしては、
カーネギーが最後にまとめてくれているように、

・相手に関心を示す

・その具体的な行動として、相手にしゃべらせる


このマインドセットと実践の組み合わせが、大切である気がします。




【今日の実践】

「相手に関心を示す → 相手にしゃべらせる」

この教えを今日の社内会議で実践してみます。

この会議では、いつも自分がしゃべる量が多くなってしまうので、
今日は、相手にもっと関心を示して、
相手にしゃべってもらうようにトライしてみます。

結構自分にとっては高いチャレンジになりそうですが、
まずはトライしてみます。




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2011年12月4日日曜日

#52 しゃべらせる

(カーネギーセブン Project)
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【カーネギーからの質問】#52 しゃべらせる

○○を説得しようとして、自分ばかりしゃべる人がいる。
○○に十分しゃべらせるのだ。
○○のことは○○がいちばんよく知っている。

さて、○○に入る漢字二文字とはなんでしょうか?

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
相手


※「人を動かす」p.213参照
===================



さて、いかがでしたか?


この質問に正解した方はきっと多いことと思います。

ただし、このことを頭で分かっていても、
自分で本当に実践できているかというと、
かなり怪しい方が多いのではないかと思います。

(私もまさにその一人です)


より深くこのことを理解していただくために、
この文章の前後をもう少し長く引用してみます。


**********

相手を説得しようとして、自分ばかりしゃべる人がいる。

相手に十分しゃべらせるのだ。

相手のことは相手がいちばんよく知っている。

だから、当人にしゃべらせるのだ。


相手のいうことに異議をはさみたくなっても、
我慢しなくてはいけない。

相手がいいたいことをまだ持っているかぎり、
こちらが何をいってもむだだ。

大きな気持ちで辛抱強く、
しかも、誠意を持って聞いてやる。

そして、心おきなくしゃべらせてやるのだ。

**********


なるほど。

自分が「しゃべる」のではなく、

相手に「しゃべらせる」。

これが極意なのですね。


とにかく、意識を「相手」に向ける。

そんなことを実践していきたいですね。




【今日の実践】

「人を説得したいのなら、相手にしゃべらせろ!」

この教えを週明けのお客様に対する提案で実践してみます。


提案なので、本来はこちらが話をするのがメインにはなるのですが、
できるだけ相手に話をしてもらいながら、
提案を進めるようチャレンジしてみます。

3年間に比べると、このことは随分自分で実践できるようになってきて、
その成果は莫大なるものになっています。

これからは、
「相手にしゃべらせながら提案する」
という自分が実践していることを
他の人に教えることができるノウハウにまで
高めていきたいと思います。



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2011年12月3日土曜日

#51 ソクラテス式問答法

(カーネギーセブン Project)
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【カーネギーからの質問】#51 ソクラテス式問答法

アテネの哲人ソクラテスは、
人を説得することにかけては古今東西を通じての第一人者である。

ソクラテスは、○○するようなことは、決してやらなかった。


さて、○○に入る言葉とはなんでしょうか?(二文字ではなくもっと長いです)

===================
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
A.
相手の誤りを指摘


※「人を動かす」p.212参照
===================



さて、いかがでしたか?


この文だけ読むと、当たり前のことと思えるかもしれませんので、
この先までもう少し長く引用してみます。


**********

人類の思想に大変革をもたらしたアテネの哲人ソクラテスは、
人を説得することにかけては古今東西を通じての第一人者である。


ソクラテスは、
相手の誤りを指摘するようなことは、決してやらなかった。

いわゆる“ソクラテス式問答法”で、
相手から“イエス”という答えを引き出すことを主眼としていた。

まず、相手が“イエス”といわざるをえない質問をする。

次の質問でもまた“イエス”をいわせ、
つぎからつぎへと“イエス”を重ねていわせる。

相手が気づいたときには、
最初否定していた問題に対して、
いつの間にか“イエス”と答えてしまっているのだ。

相手の誤りを指摘したくなったら、
ソクラテスのことを思い出して、
相手に“イエス”といわせてみることだ。

**********


なるほど。
やはり“イエス”と答えられる質問をしましょう
ということなのですね。


私は今まで、ソクラテス式問答法とは、
「質問を受けたら、それに答えるのではなく質問を投げ返す」
というものだと思っていました。

単に「質問を投げ返す」のではなく、
“イエス”と答えられる質問を投げるのが肝みたいですね。


カーネギーはこのようにソクラテスのことを紹介した直後に、
中国の古いことわざを引用して、
「人を説得する十二原則」の5番目である
「“イエス”と答えられる問題を選ぶ」
の項を締めています。


**********

中国の古いことわざに

“柔よく剛を制す”

というのがある。

五千年の歴史をもつ民族にふさわしい
名言ではないか。

**********


確かにそうですよね。


技術が大幅に進歩してたおかげで
世の中は昔と比べて大きく変わっているような気がします。

しかし、ソクラテス式問答法や中国の古いことわざを知ると
人間の本質は全く変わっていないことに気づかされます。



【今日の実践】

今日は平秀信先生と「英語企画会議」を行います。

アイディアを出そうとする時、
今まではすべてを本音でぶつけた方がいいと信じていました。

しかし、今日は少し作戦を変えて、
相手から質問を受けたらそれに答えずに
相手が“イエス”と答えられる質問を投げ返してみます。

自分にとって、かなり大きなチャレンジとなりそうですが、
まずは意識してやっていることにします。



------------------------------
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日本一の商売人が勧めてくれるのだから、素直に従ってみようと思い立ちました。さらっと七回読み流しても意味はなさそうなので、自分オリジナルの「問題集」を毎日作成しながら、この本を深く濃く七回読むことにチャレンジ中です。
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